プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にニューヨークで暮らし始めた久慈暁子さんが綴る新生活日記。
NBAの試合の合間、1週間の休暇ができた久慈さんたちが向かったのは日系ホテルや人気映画の舞台となった博物館。お休みの日の過ごし方を詳しくレポート!
久しぶりの休暇。まず向かったのは日系ホテル
NBAではAll-Star Weekendという1週間試合がない期間があります。その間ほとんどの選手がリフレッシュを兼ねてLAやハワイ、フロリダなど暖かいリゾートで過ごすことが多いようですが、夫はシーズン中に気持ちを切らしたくないということでニューヨークに残ることにしました。そんな久しぶりにいただいた1週間の休暇のある1日についてお話します。
個人練習後、私たちが向かったのは『The Kitano Hotel』。ニューヨーク唯一の日系のホテルです。一歩中に足を踏み入れると豪華なロビーが広がり、壁にはニューヨーク、ロンドン、そして東京の現在時刻が分かる時計がかけられていて、旅行者目線を感じます。
室内には畳や掛け軸が! ゆったり過ごせそう
フロントには日本人スタッフが常駐しているので日本語でチェックインすることができます。チェックインが終わり部屋に入ると……完全に日本! い草の香りが広がり、掛け軸、障子が目に入ります。囲碁も楽しめるよう立派な囲碁盤も置かれていました。
障子を開けるとニューヨークの摩天楼が広がり、そのコントラストがなんとも新鮮!
ニューヨークのホテルは基本的にシャワーのみの部屋が多いのですが、ゆったりつかれる深めの浴槽が置かれていたのは何よりも嬉しかったです。また温水洗浄便座も完備されているのも海外では珍しいですよね。
映画『ナイト ミュージアム』の舞台となった博物館へ
荷物を置いて向かったのは『アメリカ自然史博物館』。
映画『ナイト ミュージアム』の舞台となったあまりにも有名な博物館です。事前にもう一度映画を観てから訪れることをオススメします。感動が違いますよ!
チケットは一般展示のみの場合、大人23ドル、子ども13ドル。ただニューヨーク州の住人はPay What You Wish(いくらでもどうぞ)という寄付の意味合いを持つ支払い方もあります。
入口では巨大なバロサウルスが出迎えてくれます。全長23〜27メートルあったとされる恐竜です。
まずはアフリカの哺乳類の展示へ。すべてが剥製で、今にも足を上げて動き出しそうな躍動感があります。剥製なので顔の細部や皮膚のつやなどもしっかり見ることができます。ゾウの優しさに溢れる眼差しを見ていたら、アフリカのサバンナで子どものゾウに話しかけるお母さんゾウの声が聞こえてくるような気がしました。
恐竜のフロアへ! 今にも動き出しそうな迫力
次はこの博物館一番人気の恐竜のフロアへ。
世界で初めてティラノサウルスの化石を発見したのはこの博物館の研究員バーナム・ブラウンさんで、「ティラノサウルス・レックス」と名付けたのはこの博物館の館長だそうです。
映画『ナイトミュージアム』で夜になると動き出すのはこの恐竜です。今にも動き出しそうな勢いを感じます。
海洋生物のコーナーでは全長28mのシロナガスクジラが圧巻でした。実物大らしく、こんなに大きな生き物やプランクトンのような微小生物まで包み込む海の神秘性を感じました。
最後に『ナイトミュージアム』でおなじみのモアイ像と一枚!
地球環境の変化による生物の変遷、そして生物の多種多様さに感動しました。じっくり鑑賞すると3〜4時間はかかるらしく、事前に見学したい所をセレクトして行きました。また、1階と4階にカフェがあるので、歩き疲れたら立ち寄るのもいいかもしれません。クローズ時間は16時45分とちょっと早めですので気をつけて!
博物館の外に広がる景色はセントラルパークなのでちょっとお散歩。
著名人愛用の香水を堪能できるお店
散歩の途中立ち寄ったのは、プラザホテルの1階の『KRIGLER』という香水のお店。
映画『ティファニーで朝食を』で有名なオードリー・ヘプバーン、モナコ公妃のグレース・ケリー、シャネルブランド創設者ココ・シャネルなどの有名人が愛用していた香水が手に入るんです。芳しい香りと世界中でここニューヨークとモナコでしか手に入らないというスペシャル感に酔いしれました。
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。
ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚。現在は夫が所属するチームの本拠地ニューヨークで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。
写真提供/久慈暁子
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