「やめておいたほうがいい」と頭ではわかっているのに、その人を目の前にすると“好き”だけがただただあふれて、心が制御不能になってしまう。おぼれそうな気持ちで見つめる先には――。そんな「どうしようもなく好きな人」として田中圭さんが登場。あらがいがたい魅力を納めたストーリーフォトと、昼下がりのおしゃべりをお届けします。
君の目に俺がどう映っているのか
君の心がどんなふうに感じているのか
ちっとも想像つかないんだけど
君を大切に思う気持ちに噓はないから
何にも気づかないまま
ずっとそばで笑っていてほしい
隣にいるのに考えてるのはきっと違う人のこと
シャツ¥125000(参考価格)・パンツ¥200000・シューズ¥138600/クリスチャンディオール(DIOR)
子どもみたいな顔で笑うのに会えるのは彼に都合のいい日だけ
君と一緒にいるとホッとする
幸せを感じる瞬間だってちゃんとある
だけどそれだけじゃ物足りないのが本音
いつも自由にしか生きられない僕を
思い切り泳がせてくれる大切な君に
この場を借りて心から“ありがとう”
ベスト¥105600・パンツ¥140800/マルニ ジャパン クライアントサービス(MARNI) その他/スタイリスト私物
田中 圭さんにインタビュー
完璧に生きようとしなくていい。人間ぽく生きてるほうが、僕は好き
完璧な男から愛すべきクズの役まで、俳優として様々なキャラクターを演じてきた田中圭さん。そんな彼の目に魅力的に映る人を尋ねてみると、
「どんなにダメなところがあっても、誰に対しても態度が変わらない人かな。そういう人ってだいたい素直なんですよね。僕の周りにはけっこういて、友達同士で普通に食事をしているときに驚くようなエピソードが飛び出したりして、僕はそれを聞いても引くどころかケラケラ笑ってしまうんですよね。たまにイラッとすることがあっても、そこはお互いさまな部分だったりもするから、すぐにもとどおり。仮にこれが恋愛関係の出来事だったら百年の恋も冷めたりするんだろうけど、友情だと終わりがないから、もうずっと好きなんですよね。一生、ずっと好き」
と、目尻を笑顔でくしゃっとさせながら答えてくれた。
「結局、人って“こういうダメなところもあるけど、こんないいところもあるよね”の相殺で成り立っていると思うんです。たとえば、とんでもなくダメだけど信じられないくらいお人よしじゃんていう人がいたとしたら“しょうがないなあ”って憎めなくなってしまいませんか? そんなふうに考えられるのは、僕が自分のダメなところや弱いところを誰かに見せることにそこまで躊躇がないというのもあるかもしれません。……なんて、もっともらしく語ってみましたが、結局どんなにダメだと思っても“好き”な気持ちにはあらがえない。それが、人間らしさでもあると僕は思います。だから人に対しても仕事に対しても、一度好きになったらその気持ちを抱きしめながら進んでいくしかないんじゃないかな」
田中 圭
たなか けい●1984年7月10日生まれ。東京都出身。俳優として映画、ドラマなどで話題作に次々と出演が決まるほか、バラエティ番組でも活躍。CMへのオファーも多く、街やメディアで目にしない日はないほど。雑誌『SODA』の「銭湯と和菓子と田中圭」、『VOCE』の「オトナの休日」の両連載も大好評。出演する映画『Gメン』(全国東映系)が8月25日公開。
ドラマ8「ブラックポストマン」
テレビ東京系 8月18日(金)20時~放送スタート
表向きは陽気で落語好きな郵便配達人。裏の顔は人知れず加害者を制裁するダークヒーロー。田中圭演じる”副島力也”が繰り広げる新感覚のサスペンスドラマ。
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」
日本テレビ系 8月25日(金)21時〜開幕戦「日本×ドイツ」ほか
バスケットボール世界一を争う4年に一度の大会は、史上初となる日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催。その日テレ系メインキャスターを務める。
写真集『休日』
講談社 3410円
『VOCE』で連載中の「オトナの休日」が写真集にスピンオフ。北海道を舞台に自然体の田中圭を多数収録。一緒に旅をした気分に浸れる、お休み感満載の一冊。
撮影/東 京祐 ヘア&メイク/花村枝美 スタイリスト/柴田 圭〈tsujimanagement〉 取材・原文/石橋里奈 ※BAILAhomme vol.3掲載
BAILAhommeは売り切れ次第終了!!
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