音楽好きのライターが、バイラ読者におすすめの音楽をご紹介。今回は、今年ブレイク必至のバンド“離婚伝説”の1stアルバム『離婚伝説』をピックアップ! バンド名も音楽性も存在感抜群、一度聞いたら忘れられないこと間違いなし!
ナビゲーター
海渡理恵
ライター。国内外のアーティスト取材経験が豊富。2月にスティーヴ・レイシーのライブへ。大感動。
都会的なサウンドであらゆる愛を紡ぐ最注目バンド“離婚伝説”
今年ブレイク必至のバンド“離婚伝説”。一度聞いたら忘れないその名は、ソウルシンガー、マーヴィン・ゲイが、パートナーとの離婚についてつづった私小説的作品「Here, My Dear」(1978年)が由来。彼らの音楽は、“愛”という一貫されたテーマで描かれており、ノスタルジーを呼び覚ます洒脱サウンドが特徴。
1stアルバムの幕開けを飾る「愛が一層メロウ」はヘビロテ確実! 昨年のリリース直後に早耳リスナーの間で話題を集めた中毒性の高い一曲で、ボーカルの松田歩が甘い歌声でリフレインするフレーズを聴くと、体が自然と揺れる。「メルヘンを捨てないで」や「あらわれないで」など、都会の夜散歩に似合うメロディの曲も必聴。
『離婚伝説』 離婚伝説
発売中 ¥3000 離婚伝説
「スパンコールの女」や「さらまっぽ」など全10曲収録の1stアルバム。7月に東名阪を巡るワンマンツアー「渚のランデブー」を開催予定。
Profile
2022年1月に、松田歩(Vo.)、別府純(Gt.)の二人で活動をスタート。音源、映像ともにすべてセルフプロデュース。
これも気になる!
『SCIENCE FICTION』 宇多田ヒカル
4/10発売 通常盤¥4400
Sony Music Labels
「Automatic/time will tell」でデビューしてから25年で、初のベストアルバム。ダンスを披露したMVが話題の新曲「何色でもない花」をはじめ全26曲。
イラスト/chii yasui ※BAILA2024年4月号掲載