THE RAMPAGEの大注目ペア“かずまこ”がバイラに初登場!「魂の深いところでつながっている気がする」というほど深い絆で結ばれた二人が、その始まりから現在、そして未来について本音でトーク。ラブとリスペクトに満ちた理想の関係をひもときます。
二人のなれそめと 惹かれ合う理由
Q. 出会いは?
長谷川 それぞれがオーディションを経て16人という大所帯グループ“THE RAMPAGE”が結成された、それが僕たちの出会いでありすべての始まりなんです けど……。
川村 オレの中での本当の初対面は2014年4月27日、武道館で行われた『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』の最終決戦。すでにオーディションを勝ち抜きグループに加わることが決まっていた慎がそのステージでパフォーマンスをしていて。オレはそれを「ああ、この人たちと一緒にやるのか」って感慨深い気持ちで眺めていたんだよね。
Q. 距離が縮んだきっかけは?
川村 寮で同じ部屋になったのが大きいよね。3LDKの家に四人で住むことになったので、四人のうちの二人は同じ部屋になってしまう。それがオレたちだったっていう。
長谷川 二段ベッドの上が僕で下が壱馬さんで。ある夜、そのベッドに並んで座りながら二人で何時間も話し込んだんですよね。
川村 しかも、なぜか上のベッドで。天井に頭ぶつけそうになりながら(笑)。
長谷川 足をブラブラさせながら(笑)。
川村 家族のことや人生の話……。
長谷川 結構深い部分まで踏み込んだ魂レベルの言葉を交わして。
川村 あの夜、一気に距離が縮んだ。
長谷川 見えない何かがつながったような感覚というか。それは自分の人生で初めての経験で。出会ったばかりの人とあんな深い話をしたのも、あんなに泣いたのも、初めてでしたからね。
Q. いつも一緒に何をしているの?
長谷川 寮時代も、今も、二人でめちゃくちゃ行っているのがラーメン。
川村 ラーメンを食べに行くときはいつも必ず二人一緒(笑)。
長谷川 行くのはいつも同じ店なんですけど。かなりの回数行っていますよね。スタンプもかなりたまっていますから。あ、壱馬さんはいつも自分のスタンプを僕に譲ってくれるんですよ♡
川村 寮時代、ラーメン食べたあと、よく『ドン・キホーテ』にも行ったよな。
長谷川 で、店内を永遠にぐるぐる回るっていう。
川村 1〜2時間くらいいるやん、オレら。なんか、いるだけでおもろいんよな(笑)。
二人の仲よしエピソードを教えて!
川村 昨日もうちで朝の5時まで一緒に飲んでました(笑)。寮を出た今も、お互いの家によく遊びに行ってるんですよ。
長谷川 前の壱馬さんの家なんて週1ペースで通っていましたからね(笑)。
川村 でも、慎だけじゃなくTHE RAMPAGEのメンバー全員がそんな感じで。
長谷川 全員の仲がよすぎるから。朝から夜まで一緒に仕事して、一回家に帰って荷物を置いて、また集まって朝まで飲むみたいな。
川村 これはマジで“THE RAMPAGEあるある”(笑)。
Q. 初対面の印象は?
長谷川 僕の記憶に残っている初対面は……確か、事務所の会議室。そのときの印象は「ちょっと怖い人」(笑)。
川村 オレの慎の印象は「ふにゃふにゃした優等生」。まじめそうなんだけど、ちょっとまだ、首はすわってないみたいな(笑)。
長谷川 当時はまだ高校1年生、中学校を卒業したばかりのベイビーでしたからね。
川村 そりゃ、首もすわってないし、オレのことも怖く見えるわな。
長谷川 壱馬さんは二個上なんですけど。高1から見る高3って、当時はすげー大人でしたから!
Q. 二人が惹かれ合う理由とは?
川村 似ているからなんだと思う。寮で同じ部屋だったとき、慎に左耳のピアスを開けるのを手伝ってもらったことがあるんですよ。それは、彼を信頼しているのはもちろん、繊細さだったり、丁寧さだったり、妥協しないところが自分に似ていると感じていたから。僕は自分の家や遠征先のホテルとかでも、リモコンとかそろえてしまうタイプなんですけど。慎も同じで……。今も見てくださいよコレ!(テーブルの上のティッシュやレコーダーをきれいに並べていた長谷川さん)。
長谷川 気になっちゃうんですよ、そろえたくなっちゃうんですよ(笑)。
川村 ちなみにコレ、僕もよくやりますからね(笑)。
〈川村さん〉ジャケット¥55000/トゥモローランド(リー × トゥモローランド) シャツ¥81400/ランド オブ トゥモロー 丸の内店(ブリエンヌ パリ ディス × ランド オブ トゥモロー) その他/スタイリスト私物 〈長谷川さん〉ジャケット¥60500/レショップ(リパー パス) パンツ¥47300/にしのや(ヘリル) ピアス/本人私物 その他/スタイリスト私物
二人のトリセツ
川村壱馬から見た長谷川慎とは?
シャツ¥44000/ にしのや(ヘリル) ネックレス•ピアス/本人私物 その他/スタイリスト私物
長谷川慎はこんな人
川村 マイペースなバランサー。こだわりが強く自分のビジョンもしっかり持っている。それを守りながら偏りすぎずに柔軟にもなれる。そのバランス感覚がすごくいいんですよ。
長谷川慎の「ここが好き」
川村 「わかっている」ところ。コレはきっと、僕と慎が似ているからこそ思うことなのかもしれないですけど。なんか、一つひとつに意味があるというか。たとえば、SNSの発信ひとつにしろ「20時5分にするのなら20時にしたい」とか「画角はこうでありたい」とか、適当にすませない。その感覚が理解できるからこそ、慎のこだわりに触れるたびに思うんです。「こいつ、わかっているな」って。
長谷川慎の「ダメなところ」
川村 なんやろう……。コレは僕もなんですけど、忙しくなると部屋が散らかるところとか?
長谷川 スイッチが入るまで片づけを放置しちゃう癖、ありますねぇ。
川村 慎の「掃除しなきゃ!」のボーダーラインってどこ?
長谷川 お風呂に入るときに使うバスタオルが7枚あるんですけど。それが全部、使用ずみになったとき(笑)。応急処置として小さいタオルで体拭きながら、一気に掃除に向けて動き始めますからね。
川村 めっちゃわかる!オレの場合は4枚。真っ白でそろえたそのバスタオルが洗濯機の中に消えたとき、スイッチが入る(笑)。
長谷川慎の弱点は
川村 オバケ嫌いだったよな(笑)。
長谷川 お化け屋敷は無理っすね。ただ、リアルなオバケは信じてないっす。
川村 え、どういうこと?
長谷川 小さい頃、お父さんから「オバケは信じるから見えるんだ。信じなければオバケは見えない」と教えられたので。でも、残念ながら、いるんですよ、多分……(笑)。
長谷川慎のNGポイント
川村 僕も同じなんですけど、誰かが遅刻しても怒らないし。
長谷川 自分もいつかやるかもしれないし。「そういうときもあるっしょ」と思いますよね。
川村 家の中で自分のコレクション触られるのも気にならないし。
長谷川 逆に興味を持ってもらえたら嬉しいですよね。
川村 「コレをしたら怒る」みたいな地雷って特にないよな。感度は高いから慎の中で気になることはきっとたくさんあると思うんやけど、それを自分で処理することができる。そこに関しては、オレのほうが処理に時間がかかりがちかもな。
長谷川 わかります。ほかの人は気づかなくても「今、壱馬さん頑張って処理してんな」って僕はすぐに気づきますからね(笑)。
長谷川慎から見た川村壱馬とは?
シャツ¥75900/ランド オブ トゥモロー 丸の内店(ブリエンヌパリディス × ランド オブ トゥモロー) ネックレス¥41800/ HEMT PR(プリュイ) タンクトップ/ スタイリスト私物
川村壱馬はこんな人
長谷川 一言で表現するなら「まっすぐ」。本当に好きなことに対しては、周りがどう思おうと「自分が好きなら好き」。興味のないことはマジでどうでもいい。自分の思いをまっすぐに貫ける人なので。そんな壱馬さんがTHE RAMPAGEという大所帯グループの真ん中に確たる芯としてブレずに存在していてくれるから、僕たちは迷わずに進んでいけるんだと思う。
川村壱馬の「ここが好き」
長谷川 丁寧なところ。たとえば、ごはんを食べるときとかも一口、一口、丁寧に食べる。なんかもう、ごはんに対しても愛があるんですよ。そういう姿もですし、少年心があるところも好きですね。壱馬さんはコンビニでよく爆買いをするんですけど、お菓子がパンパンに詰まった袋をいつも両手に抱えてニコニコしながら出てくるんですよ。そのお菓子もまた適当ではなく丁寧に選ばれたものたちで。時間をかけて選んだそれを嬉しそうに抱えている姿がまた最高に愛おしいんです(笑)。
川村壱馬をゴキゲンにする方法
長谷川 「寿司行きましょう」の一言。壱馬さんは「寿司」の二文字に弱い(笑)。
川村 それをいうなら慎も同じやろ。慎も寿司は大好きですからね(笑)。
川村壱馬の弱点は
川村 虫です(自己申告)。マジで無理!
川村壱馬と恋に落ちたら…
長谷川 普段はクールだけど、恋愛はベッタベタだと思う。
川村 確かに(笑)。
長谷川 あと、僕へのLINEですらキラキラのスタンプを送ってくれたりするんで。恋人に対しても丁寧にマメに接してくれると思う。
川村 そういう慎もハートのスタンプとか山盛り送ってきそう。オレは白抜きのハートしか使わないけど、慎は赤やピンク(笑)。愛情表現すごそう。
長谷川 間違いなく、恋人の前ではデレデレになるでしょうね(笑)。
川村 でも、「好きだよ」「好きだよ」って言いながら、テンションが違うときは「今じゃない」みたいな。そんなツンデレ感もありそう。
長谷川 いや、そんなことないっす!一生デレデレです!(笑)
二人のこれから
Q. 二人の共通点もっと教えて!
長谷川 好きなグミとかも同じだし。
川村 お互いに練乳アイスも大好きだし(笑)。
長谷川 かっこいいと思うものとか、アガるものも同じだから。買い物に行っても「このパッケージがやばい」とか盛り上がりがちで。
川村 結果、『ドン・キホーテ』に何時間もいちゃうっていう(笑)。でも、いちばん似ているのはやっぱり“中身”なんだと思う。反骨心とかもそうだし。「おかしい」と思うことの感度も近いから。
長谷川 目の前で起きたことに対して違和感を覚えたとき「あれ変だったよね」とか、その感覚を共有できるのがすごく嬉しい。
川村 同じ感度で話せる人がいるから、嫌なことがあってもここで消化することができるというか。
長谷川 僕自身はストレスフリーで生きているつもりなんですけど。壱馬さんに会って話すといろんな思いがどんどんあふれて止まらなくなって。いつも「あれ、自分こんなにも溜め込んでいたんだ」って気づかされるんですよ。
Q. 二人の関係に名前をつけるなら?
川村 最近はより「家族っぽいな」と思うようになってきました。コレは慎に対してだけでなく、グループ全体にも重なることなんですけど。
長谷川 確かに「家族感」がどんどん増している実感は僕もあります。こないだも16人で生配信をしたんですけど。ごはん食べながら、飲みながら、ワイワイ盛り上がって。ああいうときとか、本当に家族みたいですもんね。その中で僕と壱馬さんは兄弟のような関係なのかもしれないけど。壱馬さんはお兄ちゃんのようで、お兄ちゃんぽくないときもあって……。
川村 オレが慎を守っているようで、実はオレが慎に守られているように見えるとか、ファンの人からもめっちゃ言われるんだよな。
長谷川 僕が彼女で壱馬さんが彼氏と言われることもあれば、その真逆も謎にあったりして。なんなんですかね、僕ら?(笑)
川村 言葉ではうまく表現できないけど、今もこれからも、大切な存在であることだけはきっと間違いないんだろうな。
Q. グループとして、二人として、これからの夢や目標は?
川村 4月から『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 “CyberHelix” RX-16』がスタートしたので。まずはこの全国ツアーを成功させるのが目標。
長谷川 結成10周年を迎えた今、ステージの上でもステージを下りてからも、メンバーとの絆がどんどん深まっているのを感じていて。
川村 なんやろう、全員でごはんを食べたり酒を飲んだり、そのときの雰囲気がやっぱりめちゃくちゃよくて。集まるたびに「オレらって面白いな」って思うんですよ。アホみたいに笑って、バカみたいに楽しんで、これでもかって情熱を注ぎながら熱く前進していく……この16人でしかできないことが絶対にあるんですよ。「ドームツアーをやりたい」とか、いつかかなえたい夢はあるけれど、今はとにかくこのグループの魅力を一人でも多くの人に知ってもらいたくて。
長谷川 THE RAMPAGEの16人でつくり出すパフォーマンスはすごく迫力があるし、個々の力もすごく強い。また、ここ数年は食わず嫌いをせずに楽曲やパフォーマンスと向き合うようになり、表現の幅もぐんと広がったので。皆さんも食わず嫌いせずに触れてくれたら嬉しいなって思う。自分で言うのもなんですけど、本当にいいグループなんで。
川村 二人の夢としては、ずっと前から言い続けているけど、いつかバディもの映画に出てみたいし。音楽面でも「二人で何かできないか」ってよく話しているんですよ。たとえば、慎はラップが好きだから、ライブのステージでセッションするのも面白そうだし。プライベートな夢としては、いつかお互いの奥さんと子どもと旅行できたらいいよな。
長谷川 えっも!! マジで夢っすね、それ!!(笑)
Q. 今まででいちばん嬉しかったお互いの言葉は?
長谷川 「オレは一生、慎の味方だから」。この言葉はマジで嬉しかった!
川村 慎は言葉というより態度に気持ちがにじみ出るタイプ。特に、酔うと爆デレになるタイプなので。手の甲に100回キスをされたことは今でも忘れられない(笑)。
長谷川 記憶ないっす!(笑)
〈川村さん〉ジャケット¥49500・シャツ¥28600・パンツ¥33000/イルイマジン ランドスケープ(アダルト オリエンテッド ローブス) 中に着たシャツ¥37400/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) その他/スタイリスト私物 〈長谷川さん〉ジャケット¥50600・シャツ¥28600・パンツ¥27500/イルイマジン ランドスケープ(アダルト オリエンテッド ローブス) サングラス¥39600/ティービーディー アイウェア(ティービーディー アイウェア) ピアス/本人私物 その他/スタイリスト私物
THE RAMPAGE
川村壱馬
かわむら かずま●1997年1月7日生まれ。THE RAMPAGEではヴォーカルを務め、豊かな表現力と迫力の美声でグループの支柱であり続けている。フランスで撮り下ろした1st写真集「Etoile」が発売中。
THE RAMPAGE
長谷川慎
はせがわ まこと●1998年7月29日生まれ。同グループではダンサーとしてそのダイナミックなパフォーマンスで注目を集める。俳優としても活躍、出演作「恋をするなら二度目が上等」も話題に。
撮影/倉本侑磨〈Pygmy Company〉 ヘア&メイク/oya〈KIND〉(川村さん)、AKI〈KIND〉(長谷川さん) スタイリスト/壽村太一 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2024年6月号掲載