40キロ増量して挑んだ「極悪女王」からわずか1年ほどで約30キロの減量に成功。多忙なゆりやんレトリィバァさんが、ストイックに体づくりを続ける理由とは?
体づくりを通じて、自分を可愛がる楽しさに出合った
仕事や好きな人のためにダイエットしてはリバウンドを繰り返していたという、ゆりやんレトリィバァさん。『じぶんBIGLOVE!♡♡♡~ゆりやん体づくり本~』には、減量のために実践したエクササイズや食生活、それらを通じて変化した意識や考え方がまとめられている。
「私が取り組んでいるのは痩せるためのダイエットではなく、自分のための体づくり。体の中から健康になるための正しい情報を届けて、他人に対して“痩せろ”って言う人、そして自分に対して“痩せなきゃ”って言っちゃう人を黙らせたい。そんな想いを込めました」
人気芸人として忙しい日々を送りながらも、外見のコンプレックスから自分に自信が持てず、「私なんて」が口癖だったとか。
「運動とか食事で体が健康になっていくと、自分の体を育てているような感覚が芽生えて、可愛いな、大事にしたいな、と思うようになったんです。5年かけて少しずつ自信がついていき、最近、口をとがらせながらあご上げて歩いてる自分に気づいて、“めっちゃ自信にあふれてる!”って感動しました(笑)」
意識の変化は、仕事や人との向き合い方にも影響していると語る。
「こんなに頑張って自分を大事にしてるのに、嫌いな人とか嫌な環境に合わせたくない!と思っちゃって。かつての自分だったら我慢していたことをハッキリ指摘したり、“やりたくない”って自己主張できるようになったんです。食事中も、この会話しんどいな〜って思ったら、すぐに帰る。おかげでストレスが減りました。失恋も乗り越えて、好きな人ができたんですけど、今までとは全然違うタイプ! 女性を“お前”って呼んだり蔑ろにしたりするような、少し意地悪な人を追いかけてばかりいましたが、今はお互いを大切に思い、リスペクトし合える関係が理想。“お前”なんて呼ばれたら、“どんな立場からわらわと口きいとんじゃ!”ってキレます(笑)」
「私にとって運動は、歯磨きのような感覚。やらないと気持ち悪いんです」。体づくりにストイックに励み続ける、ゆりやんさんの目標を聞いた。
「健康であることを大前提に、体の中も外も“自分の最高の状態”を更新し続けたい! 同年代のバイラ読者の皆さんに、自分を可愛がることがどれだけ楽しいか、健康でいられることがどんなに幸せか、ぜひ体感してほしいです! そのヒントが私の本に詰まってます♡よろしくお願いします♡」
『じぶんBIGLOVE!♡♡♡~ゆりやん体づくり本~』
集英社 1870円
ゆりやんレトリィバァさんのトレーナーを務める、岡部友さんが監修。エクササイズ&食事法からメンタル面のエピソードまで「なりたい自分になるため」のヒントが満載!
ゆりやんレトリィバァ
ゆりやんれとりぃばぁ●1990年11月1日、奈良県出身。2013年、NSC大阪校を首席で卒業。2017年の「女芸人No.1決定戦 THE W」、2021年の「R-1グランプリ2021」で優勝。2024年、Netflixシリーズ「極悪女王」で主演し、ダンプ松本役を熱演。ハリウッドスターを目指し、アメリカでの生活をスタート。
衣装/すべて本人私物
撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/岡田知子〈TRON〉 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2025年2・3月合併号掲載