BAILAのレギュラーモデルとなって以降、持ち前の明るさとひたむきさで、活躍の場を広げ続けている佐藤栞里。この夏、35歳を迎える彼女に、ファッションの分岐点を聞く。
佐藤栞里の分岐点 【FASHION】ファッションの分岐点

シャツ¥47300/カオス表参道(カオス) リング¥101200/エスケーパーズ アナザーワールド(ソフィー ブハイ)
“一生モノ”を大切にそろえながら自分自身も見合う大人になりたい
表紙を飾るのは、今月号で5度目。
「カバー撮影は何回やっても緊張するし、前日はなかなか眠れないです(笑)。でも、今回表紙候補を見せていただいたときに、クールな表情のカットもあって。私に対して笑顔のイメージを持ってくださる方が多いなかで、そうじゃない一面も『いいね』って受け入れてもらえたことが、ちょっぴり自信にもつながって嬉しかったです」
そう語る彼女は、Tシャツやデニムといった好きなスタイルの軸は変わらず持ちながらも、BAILAが提案する女性像を表現するなかで、少しずつファッションの幅が広がったという。
「ジル・サンダーのジャケットや、ボッテガ・ヴェネタのコートなど、信頼できる“一生モノ”を買ってみようと思えるようになったのは、BAILAモデルになってからの変化のひとつ。それまでは『お手入れが大変かも(汗)』なんて手を出せずにいたけれど、撮影でそういった知性を感じさせる服を着させてもらったり、年齢も重ねたりするなかで、そろそろ新しい扉を開けてみようかなという気持ちに自然となれて。今では、そういったアイテムが『私にはこれがあるから大丈夫』と思える、お守りのような存在になっています」
BAILAで経験するスタイルは、所作や表情にも変化をもたらしたそう。
「用意していただいた服に似合う所作を意識するようになったり、これまでは100%の笑顔のところを、75%に抑えてみたり。髪をショートにしてから、より表現の仕方に気をつけるようになりました。そんなふうに、自分なりの“微調整”を重ねていくことが、素敵な大人になるっていうことなのかもしれないな、と思っています。その微調整がいちばん難しいんだけどね(笑)」

ジャケット¥92400・パンツ¥48400・ニット¥26400・ベアトップ¥19800/オーラリー 靴¥78100/ショールーム セッション(へリュー)
佐藤栞里 最新情報
ポッドキャスト 『さとしおあちぇとぺぺ-餃子オンザライス-』

『さとしおあちぇとぺぺ-餃子オンザライス-』
佐藤栞里が、日常の中で気づいたことや、趣味の食や旅について語るトーク番組。
●毎週日曜日18時頃、ニッポン放送PODCAST STATIONおよび各種Podcastアプリにて配信
映画『父と僕の終わらない歌』

©2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会
『父と僕の終わらない歌』
出演:寺尾聰、松坂桃李、佐藤栞里、松坂慶子ほか
監督:小泉徳宏 脚本:三嶋龍朗、小泉徳宏
アルツハイマー型認知症を患いながらも、若い頃にあきらめたレコードデビューの夢をかなえようとする男性と、そんな彼を支える家族の物語。2016年、イギリスで1本の動画をきっかけに、80歳でCDデビューを果たした男性の奇跡を、日本に舞台を置き換え映画化。
撮影/生田昌士〈hannah〉 ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/佐藤栞里 取材・原文/海渡理恵 ※BAILA2025年7月号掲載



























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