当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表示する目的で Cookieを利用する場合があります。詳しくはこちら

  1. BAILA TOP
  2. LIFESTYLE
  3. エンタメ・インタビュー
  4. 『TravisJapanConcertT…

『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』ファイナル公演を詳細レポート!

昨年12月リリースのアルバム『VIIsual(ビジュアル)』を携えて、1月から8か所28公演の全国アリーナツアー『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』を行ってきたTravis Japan。6月8日に「ららアリーナ 東京ベイ」でのファイナル公演を迎えました。ファイナル公演では、昨年12月から活動休止していたメンバーの川島如恵留(かわしま・のえる)さんが参加。約半年ぶりに7人でのパフォーマンスを届けてくれました。メンバー、そして会場に集まったトラジャ担(Travis Japanファンの呼称)が作り出した「おかえりなさい!」の愛にあふれたステージの様子をレポートします。

川島さんの復帰が「うれしくてたまらない!」オーラ満載

開演まであと数分というとき、会場に起こったのは「トラジャ!」コール。やがて会場のライトが消え、ネオンで形作られたセットが光り始めます。メンバーひとり一人の名前がセット内に灯されていき、「Noel」の白いネオンが点滅するとひと際大きな歓声が。そんな「おかえりなさい!」の声援に反応するようにドレッシーな白スーツの衣装に身を包んだメンバーがステージ上に。1曲目の『99 PERCENT』からスタート。2曲目の『Love Tag』では「オーラス! 騒ぐぞ!」という宮近海斗(みやちか・かいと)さんの掛け声に会場も一体になってクラップ。『Happy Groovy』では七五三掛龍也(しめかけ・りゅうや)さんが川島さんにハグ。『Crazy Crazy』でセンターステージにつながる花道「VIIsualロード」を移動する際には、川島さんを担いでみたりと、7人でステージに立てることがうれしくてしかたない様子が伝わりました。

客席のカラフルなペンライトの灯りがキャンディーのような『Candy Kiss』の後は、川島さん以外の6人がリラックスした雰囲気でキャンピングカーをバックにBBQをする映像が。シーンが変わると、ひとり家にいる川島さんのシーンが、バッグを手に持ちどこかに出かけていき……。映像のあとは、ステージの中央にソファーやバーカウンターなどのセットが組まれ、くつろぎながら松倉海斗(まつくら・かいと)さんプロデュースの『Whiskey and Tonic』を歌います。コンサート全体の演出はメンバーの中村海人(なかむら・かいと)さんが手がけていますが、メンバープロデュース曲の演出はそれぞれが担当しているとか。曲の途中でセット内のドアを開けて川島さんが「ただいま」と帰ってくる演出はぐっとくるものが……。

ホワイトタイガー型の「トラッコ」で客席の間近へ

セット内のDJテーブルで中村さんが「みんなと踊りたくない?」と次の曲をプレイすると『Fireflies』が流れ、7人がステージに飛び出していきます。宮近さん・松倉さん・七五三掛さんのユニット曲『Trick! Trick!』は、大きな工具を抱えた3人がバックのLEDと連動する動きがキュート。続いての『Warm it Up』は中村さん・松田元太(まつだ・げんた)さんのユニットが大人なムードで登場。VIIsualロードで見つめ合い、抱き合う振りにはハートを撃ち抜かれます。

『Underdogs』ではメンバー全員がホワイトタイガー型のトロッコならぬ「トラッコ」に乗って客席へ。曲が『DRIVIN' ME CRAZY』に替わると、メンバーと客席がタオルを振り回し、一緒に盛り上げます。『Would You Like One?』の始まりに合わせて大慌てでトラッコを降りてステージに戻りますが、「誰が一番遅かった? ペンライトの色で教えて!」とお願いも。結局「一番遅くないけど、シメで」と指名された七五三掛さんが客席を盛り上げる担当に。「スタンド盛り上がってますか!? アリーナに負けてますよ!」ときっちり役目を全うしていました。

『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』ファイナル公演 トラジャだから「トラ」ということで、コンサートではトラがちょくちょく登場。

トラジャだから「トラ」ということで、コンサートではトラがちょくちょく登場。

全員がスティッチになりきって!?『バーニング・ラヴ』を熱唱

MCでは、吉澤閑也(よしざわ・しずや)さんが「いつノエルが帰ってきてもいいように」と、ステージや演出が7色のメンバーカラーで構成されていることを紹介。松田さんも「ウミが考えてくれたんだよね」とコンサート全体の演出を監修した中村さんに感謝を伝えていました。川島さんはツアーに合流するため、ひとりでレッスンに励み、静岡公演も観客として観に行っていたそう。「ステージにはいないけど、一緒にいる気持ちだった」と話すと、宮近さんが「7人は家族……“オハナ”だからね!」と返します。「オハナ」と言えば、中村さんが日本版声優として参加し、Travis Japanが日本版エンドソングアーティストである実写映画『リロ&スティッチ』でおなじみのフレーズ。スティッチつきのスタンドマイクが用意され、全員がスティッチのカチューシャをつけたかわいすぎるスタイルで『バーニング・ラヴ』を初披露してくれました。

『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』ファイナル公演 キャッチーな「ハートメラメラダンス」はすぐに覚えてマネできそう

キャッチーな「ハートメラメラダンス」はすぐに覚えてマネできそう。Travis JapanのSNSアカウントでも動画がアップされています。

MC後半、このツアーで「やりのこしたこと」という話題に吉澤さんが提案したのは「罰ゲームとしてやってきた“エアビリビリ椅子”をノエルにもやってほしい!」とのこと。コンサート内でゲームを行い、負けた人の罰ゲームとしてビリビリ椅子をやることになったものの費用の都合で「全部エアでやる罰ゲームになった」と松田さんが説明。結局、吉澤さんと川島さんでじゃんけんをすることになったところ、負けたのは吉澤さん! 吉澤さんが渾身のエアビリビリ椅子リアクションを披露した後、川島さんがスッとステージ中央に。エアビリビリに悶絶しながら見事な宙返りを見せてくれ拍手喝采。七五三掛さんから「シズ、ノエルにめっちゃ助けられてるじゃん! 一生感謝したほうがいいよ」とツッコミを受けていました。このわちゃわちゃ感もトラジャならでは。

メンバーに、ファンに、全方位に伝える愛と感謝

後半1曲目はMCでもナイスコンビネーションを見せてくれた吉澤さん・川島さんによる『Lonely Stars』。このツアー、これまでの公演では吉澤さんソロで歌っていたところ、ようやく2人のハモりが聞けました。センターステージに移動し、紗幕に囲まれた中でパフォーマンスする『Rush』は上下白の衣装が映えます。7人が見えなくなるほど大量の紙吹雪が降ってきて、はしゃいでいたかと思ったら、紗幕がストンと下りてきてステージには誰もいなくなるという驚きの演出も。すっかりトラジャの世界に魅了されてしまいます。

 

映像を挟んで黒とゴールドのアダルトな雰囲気の衣装にチェンジすると、吹き出す炎をバックに激しく踊る『BO$$Y』を皮切りに、曲ごとに曲調や演出が変化するターンに。七五三掛さんプロデュースの『Thrill 』では、オープニングと同じダイヤ型のライトがひとりひとりをメンバーカラーで照らし、レーザーライトが飛び交います。そして『Moving Pieces』はVIIsualロードに映し出されるLEDとメンバーの動きが連動する振りを宮近さんと七五三掛さんが新たに作成。このファイナル公演からの追加曲『Tokyo Crazy Night』ではシティポップ調の楽曲と歌詞にリンクするコレオを見せるなど、Travis Japanを見て聴いて楽めるステージングが披露されました。

 

ラストに近づき最高潮に盛り上がる中、再びトラッコに乗り込み『Okie Dokie!』で客席を盛り上げます。宮近さんが「“いつも一緒だよ”の思いを込めて歌います。聞いてください!」と、『Staying with you』で本編が締めくくられました。

 

歌い終わると宮近さんが「最後まで引っ張ってくれたうみんちゅ(中村さん)、ありがとう!」「ここに来ていないトラジャ担もありがとう!」とたくさんの感謝を。そして、「未来のために勇気あるお休み」を選んだ川島さんに向けても「またTravis Japanでやりたいという思いを持って、帰ってきてくれてありがとう!」と改めて感謝を伝えていました。客席に向かってにっこり笑顔でピースサインを見せる松田さん、涙をこらえるかのように感慨深い表情を見せる川島さん、それぞれが熱い思いを胸に立ったステージだったことでしょう。

ツアーの大成功を胸に、次なるステージはワールドツアー!

エンドロールが流れたあとは「トラジャ」コールを受けてアンコールに突入。『Golden Girl』は撮影OKといううれしい時間に。ツアーグッズのピンクのTシャツに着替えた7人は、客席の隅々まで見渡して手を振るなどファンサービスタイムに。デビュー曲である『JUST DANCE!』ではトラッコでさらにファンに接近。『Say I do』に続く『Fly Higher』はステージ中央に集まって肩を組んで歌いあげ、約半年間のツアーを駆け抜けた満足そうな表情がそこに。

 

歌い終わるとステージ上に散っていき最後までトラジャ担とコミュニケーションするメンバーたち。7月から始まるワールドツアーについても宮近さんから「海を越えた先でパフォーマンスを届けてきます。行ってまいります!」と宣言。「みんなで円陣!」と肩を組んだメンバーが客席に向かって手を伸ばします。

 

これだけでは会場の熱気は冷めきらずダブルアンコールも。「何歌う?」と7人が輪になって相談した結果、始まったのは7人の自己紹介ソング『Unique Tigers』。宮近さんが「7人そろったから歌えた」というように、川島さんが帰ってきたからこそ選んだ1曲で『VIIsual』の幕は閉じられました。コンサート中も何度もトラジャ担に向けて「ありがとう」を伝えていた彼らですが、ラストはマイクを通さず「ありがとうー!」と地声で感謝。「どういたしまして~!」という会場からのレスポンスを聞いて、7人はステージを後にしました。

『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』ファイナル公演 肩を組んで寄り添う姿にメンバー7人

肩を組んで寄り添う姿にメンバー7人の絆を感じます。

今回のアリーナツアーは映像化され、9月17日に発売されることも発表。特典映像として7人がそろったファイナル公演のダイジェストも収録されるそうです。初めてコンサートに来る人から、長年のトラジャ担まで、すべての人が楽しめ、飽きさせないステージングをTravis Japanが身に着けているとわかった今回の『VIIsual』ツアーファイナル。ワールドツアーを経て、さらにレベルアップして帰ってきてくれるに違いありません!

撮影/藤澤由加 取材・文/古川はる香

Feature特集

Feature特集

Rankingランキング

  • ALL
  • FASHION
  • BEAUTY
  • LIFESTYLE
  • EDITOR'S PICK