2025年に創刊70周年を迎える少女マンガ雑誌『りぼん』で、バイラ世代が小学生だった1999年〜2002年にかけて連載していた超ヒット作『GALS!』。「レスポートサック」とのコラボアイテム発売を記念して、著者の藤井みほな先生へのインタビューが実現!
連載を共にかけ抜けた担当編集・トミーさんとの当時を思い返しながらの対談では貴重な秘話が次々と飛び出しました。あのころの平成時代を、りぼんっ子として過ごしたそこのあなた♡ 思い出の扉を開く準備はいいですかー!?

元『りぼん』編集長
トミー
1993年に集英社に入社後、りぼん編集部に配属。2012〜2018年には編集長も務めた。連載担当作品は『GALS!』のほか、『こどものおもちゃ』(著:小花美穂)、『ご近所物語』(著:矢沢あい)など多数。 イラスト・田辺真由美
CONTENTS
バイラ世代が夢中になって読んだマンガ『GALS!』の連載当時の秘話

『GALS!』全10巻 集英社
『りぼん』にて1999年2月号〜2002年6月号に連載。ルーズソックスにミニスカートに厚底など当時大ブームだった“平成ギャル文化”を取り入れ、アニメ化もされるなど大ヒット。ファッションだけでなく、“渋谷No.1ギャル”の主人公・寿蘭の正義感あるまっすぐな言動の数々に、当時小学生だったりぼん読者は、“ギャルへの憧れ”を強めました!
「渋谷で本物のギャルのパワーにふれて、“彼女たちの視点でマンガを描いてみたい”と思ったんです」
ーー1999年りぼん2月号から連載開始した『GALS!』。平成真っ只中の時代、“渋谷No.1ギャル”の主人公・寿蘭は、瞬く間に当時のりぼん読者(りぼんっ子)のカリスマ的存在になりました。なぜ、コギャルをテーマに描こうとなったのでしょうか。
藤井先生(以下、藤) 『GALS!』の前にやっていた連載『秘密の花園』を終えて、担当編集のトミーと「次の連載、どうする?」って話していたんですが、思い付かなくてけっこう追い詰められていたんですよ(笑)。そんなときちょうどテレビを見ていたらコギャルをいじっていたんです。
編集トミー(以下、ト) ちょうどコギャル全盛期でしたよね。
藤 そう。テレビで取り扱われていたコギャルは、まわりからいじられたり少しバカにされたりしているような存在で。それを見ていたら“本当にこんなにバカにされるような存在なのかしら”って疑問が浮かんだんで、実際に渋谷に見に行ってみようと思ったんです。
ーーそれはマンガの取材とは関係なくですか?
藤 はい。全く意図せずに真実を確かめに渋谷に行ったら、もう本当にコギャルのコがたくさんいて。会話に聞き耳をたててみたり、渋谷109をうろうろしてみたりしたんですが、みんな本当に元気ですごいパワーを持っていたんです。世間では“コギャルは汚い、あいつらは不良。渋谷は危険だ!”なんて言われていたけれど、実際にそこにいたコたちはみんな、自信に満ちあふれていました。大人たちに指を指されてバカにされてもまったくお構いなし。“何が悪いの?うちら最高!”って言わんばかりに渋谷を闊歩しているんです。それをみて、私はもう本当に感動しちゃったんです。“このコたちを主人公にして、彼女の視点から社会を眺めてみたら、どんな話になるんだろう”ってシュパーン!と閃いちゃったんですよね。そして家に帰ったらちょうどトミーから新連載どうするかの電話が…(笑)。すぐに“コギャルの話を描きたい!”って言いました。
ト 藤井さんに提案されて即決で“いいですね”となりました。全然、迷いはなかったです。前の連載『秘密の花園』の後に藤井さんが描いた読みきり『すーぱー☆プリンセス』は、突き抜けたコミカル要素がいい作品でした。なので僕自身も“コメディを描いてほしいな”という気持ちがあったんです。ただこちらからそれをお願いしたところで“藤井さんが描きたいもの”じゃないと意味がないなと思っていたので。そんな中で藤井さんから“ギャルをテーマにしたい”という提案があったので、絶対いいものになるなと思いました。決まってからはもうかなりスピーディーでしたよね。
藤 もう“この話は私にしか描けない!”くらいに思っていましたから(笑)。トミーとの電話が終わってすぐにネームを描き始めて、1話が確か40ページちょっとだったと思うんですけど(カラーページ含めて46P)、もうページぴったりに描き終えたの。そういうことはときどきあるんだけど、いわゆる“ゾーンに入る”っていうのかな。まさにそれでした。
ト ネームの直しなかったですよね。
藤 そうなのー! あまりにピタッと終わったから、自分でも直しはないだろうと少し予想してはいたけど。1回目に描いたネームがそのまま1話になりました。
「テレビで見た小学生の話し方がすごく可愛かったので、取り入れてみたらあの沙夜になりました!」

主人公・寿蘭の妹で沙夜は第5話「それがコギャルの生きる道!」で初登場。2巻 ©藤井みほな/集英社
ト でも連載全体を通して、直すこと自体があまりなかった記憶があります。
藤 そうだったかも。でもちょっとだけありましたよ。
ト 何でしたっけ?
藤 ほら、(蘭の妹)沙夜ちゃんが出てくるとき。
ト あー、ありましたね。
藤 最初、沙夜ちゃんは大人びていて、お姉ちゃんの服を借りパクするような設定だったんです。でもトミーが“これだとほかのキャラと差別化するのが難しいから、もう少しキャラ変した方がいいかも”ということで、キャラ設定も含め半分以上は修正したかもしれない。
ト そこから突き抜けた感じで変わりましたよね。
藤 そう。キャラかぶりか〜と思って、全然違う感じにしたいけど、どうしようかと思っていたら、それもまたテレビで、小学生が“〜ダッチュー!”って言っていたんです(笑)。それがすごく可愛かったので、取り入れてみたらあの沙夜になりました!
「週に1回は109を地下2階から8階までくまなく見て、ファッションチェックをしていました」

藤井先生が撮影した資料写真の一部。当時の渋谷の様子が写し出されている。
ーー蘭たちのファッションや渋谷の描写など、かなり緻密に描かれていますが、当時はどのように資料を集めていたのでしょうか。
ト 藤井さん、連載しながら週に1回は渋谷に資料を集めに行かれてましたよね。
藤 そう! 特に109には必ず行っていて、地下2階から8階までくまなく見て、ファッションチェックしてましたね。壁際に立って待ち合わせしているフリをしながら、マネキンが着ている服をメモ帳に描いていました。ただ勝手に取材しただけだと申し訳ないから、お礼の気持ちで爆買いして帰るようにしていましたね(笑)。
ト ファストフード店で高校生たちの会話も聞いてたんですよね?
藤 そうそう。リアルな会話を取り入れたいなと思って。喋り方や語尾は、かなり当時の高校生たちの生の声を使って描くようにしていました。
ト 不意に面白い会話が描かれていたりするので、藤井さんに「この会話なんですか?」って聞いたら、「この前高校生たちがこういう話をしていたんだよ」って言っていて、取材力がすごいなと思っていました。

(左)地面にまで着きそうなボリュームのルーズソックスを履いた女子高生。これぞ平成ギャル。(右)当時も今も渋谷の象徴的存在である“109”をスクランブル交差点から撮影。
ーー当時、『GALS!』のヒットはどのような場面で実感されていましたか。
藤 でも正直、“ヒットしてる!”っていう自覚は当時、そこまでなかったかもしれないです。トミーが何かの取材で『GALS!』の1話がアンケート1位だったと話していたんですが、私はそのインタビューを読んで初めて知りました(笑)。
ト アンケートの結果は最後まで言ったことはなかったですよね。今はわからないですが、当時はアンケートの結果を作家さんに言わない文化だったんですよ。
藤 私も別に聞こうと思っていなかったですしね。でもハガキの数が全然違うなというのは体感としてありました。
ト ファンレターですか?
藤 ファンレターもだし、あと毎月のイラストコーナーに届くハガキ。
ト あー、本編に1/3スペースで入ってくるイラストコーナーですね。
藤 そうそう。あのハガキが毎月ダンボールにたくさん送られてくるんです。
ト 藤井さんの場合は、そのイラストハガキもファンレターも届いたものは全部みたいということで、全て送っていたんです。ものすごい量だったと思いますよ。
藤 捨てられなくて、今も実家の蔵に全部とってある(笑)。読者の方から届くハガキや手紙の数が今までとは桁違いだったので、そこで読者の声の多さを実感していました。
ト あとは人気でいうと、連載の後半ごろにキャラクターの人気投票をしたことがあって。その結果として1〜5位が全員女のコキャラだったんですよ。
藤 そうだったね〜。
ト それまでの『りぼん』の作品って、主人公が好きな男のコのことも一緒に好きになる傾向があったのが、読者が蘭だけじゃなくて美由や綾にも感情移入して好きになってくれていた結果なのかなと。少女まんが雑誌だけど、恋愛だけじゃなくても読者は喜んでくれるんだっていうのが、個人的には編集者としての経験値が上がった作品でもありました。
藤 やっぱり蘭ちゃんは主人公であり、ヒーローであるけど、ヒロインにはなりえないんです。恋愛マンガにはなりえないなというのは、連載1話の段階から思っていて。それでも読者の方に受け入れてもらえたのは、ガールズパワーのなせることなのかなと思いました。蘭ちゃんが“キュン”とか“好き♡”とか言ったりするのはもう私の中でありえなくて(笑)。描こうと思っても描けなかった部分なので、受け入れてもらえて嬉しかったです。
ーー先ほど1話は迷わずに描かれたということでしたが、基本的には毎話エピソードに困ることはなく描けていましたか?
藤 そうですね。もちろん“今回はどこを舞台にしようかな”とか悩むこともあるんですけど、でもこのコたちがいれば、結局どんなイベントも楽しくなっちゃうんですよね。例えば海っていうテーマを決めて、蘭ちゃんたちを海に行かせればそれだけでドラマが生まれて、ストーリーとして運んでいってくれる感覚というか。作家としてもすごくありがたい連載でした。
読者の愛で再び動き出した『GALS!』のその後の物語
「私も小学生のときかなりのりぼんっ子で、『ときめきトゥナイト』の真壁くんに完全リアコでした♡」
ーー『りぼん』では当時毎月の付録イラストも描かれていたと思いますが、印象深い付録はありますか。
藤 たくさんありますが、私自身がりぼんっ子(りぼん読者の名称)だったときに大好きだったトランプの絵柄を描かせていただけたのは印象深いです。
ト 当時は1年に1回トランプが付録についていましたよね。ひとつの記号を同じ作家さんが担当して。4人の作家さんが1人で13の絵柄を描かれるので、大変だったと思います。
藤 でもあれを担当させてもらえることにめちゃめちゃ憧れていたんですよ。『GALS!』で初めてトランプの依頼が来たときは“キタ!”ってうれしくてうれしくて。もう全力投球でした。
ト 『GALS!』連載中に何度かトランプは担当されましたね。
藤 そう。世界を旅する“ワールドトランプ”(1999年9月号付録)は描くのがすごく楽しかったなぁ。
ト 世界の名所だったり、民族衣装を着ていたりするんですよね。
藤 当時はネットがないわけですよ(笑)。“ググる”とかもできないから、本屋さんに行って旅行本や民族衣装の資料を買ったりして、すべて手作業でやっていましたね。それもまたすごく楽しかったです。
『りぼん』初の“紙じゃない”付録は『GALS!』のバンダナ

付録にバンダナをつけた『りぼん』2001年10月特大号
ト 『GALS!』の付録でいうと、ちょうど連載中に雑誌付録の規定が変わったんです。紙以外のものをつけられるようになった。
藤 そうだ。バンダナ(2001年10月号付録)でしょ。
ト あれが紙じゃない付録の一発目でした。
藤 いまだにあのバンダナを使ってくれてるっていう方がちょこちょこいて嬉しいです。
ト 今は異素材の付録がつくのは普通のことですが、当時はかなり画期的でした。
ーー先生自身もりぼんっ子だったということですが、読み始めたキッカケは何だったんでしょうか。
藤 もうそれは『ときめきトゥナイト』(著:池野恋)ですよ〜! 本屋さんに行ったら“ときめき”のコミックスが売っていて、その表紙の蘭世ちゃんがあまりにも可愛くて! それが小学2、3年生だったかな? そこから本誌も読むようになって、夢中になりました。当時はヒーローの真壁くんに完全リアコ(笑)。“真壁くんが夢に出てきますように”って枕の下にイラストを入れて寝たりしていました(笑)。そこから“池野先生と同じ雑誌に載りたい!”と思って、『りぼん』で漫画家になることが夢になったんです。
ーーまさに夢を叶えられたわけですね。
藤 ありがたいことに。『りぼん』に初めて投稿したのが、小学5年生のときでした。
ト しかもそれが入賞したんですよね?
藤 はい。デビューにはならない賞でしたけど。そこからデビューにいたるまではすごい隔たりがあるというか。
ト いや、小学5年生で入賞はすごいことですよ。ほとんどいないと思います。
藤 そうなんですかねぇ。
ト 話覚えてますか?
藤 もちろん! 主人公の女のコに生き別れの妹がいる……みたいなけっこうシリアスな話でした(笑)。
「当時20代前半だった私が全力投球して描いた作品。私にとって分身のような作品です」
ーー『GALS!』が2002年に最終回を迎えてから、20年後の2022年にSNSをキッカケに続編『GALS!!』がスタートしました。それまで藤井先生はマンガから一度離れてお休みされていましたが、“その後の物語”は先生の中ではずっとあったんでしょうか。
藤 まったくなかったです。むしろそれまで読み返すこともいっさいしなかったほど。頭から抜けちゃっていたんです。この間の出来事で言うと私は結婚をしましたが、続編が始まるまで『GALS!』を描いていたことを家族に話したことはなかったです(笑)。だからものすごく驚いていました。
ト 藤井先生自身がいちばん“漫画家・藤井みほな”になると思ってなかったですよね。
藤 そうだねぇ。
ト それは実は僕も同じで。藤井さんはもうマンガを描かないと思っていたので、少女マンガ部署から、まったく違う部署に異動するときに“藤井さんは担当編集をつけずに、連絡係として私がやります”という状態だったんです。それが2019年に弥生美術館での展示(『ニッポン制服百年史』2019年4月4日〜6月30日開催)に藤井さんも参加することになったのをキッカケにあれよあれよと……。109とのコラボで描かれたマンガのネームは、私がみていました。
藤 そうそう!
ト 編集じゃない部署にいながらネームを読むという(笑)。それで終わりと思っていたら、今度は連載という話にもなったので、正式にマンガ部署の人に担当編集になってもらいました。

109とのコラボマンガの1ページ。
藤 15年近くマンガを描くことをしていなかったんですが、自分でもびっくりするくらい何の支障もなくばーっと始めることができたんですよね。勝手にまた手が動き始めたような感覚でした。
ト 画材とかもなかったんですもんね。
藤 そう! だけど今はタブレットを使ってデジタルで描けるでしょう。急いでタブレットを買って、何もわからない中、デジタルで描き始めました。
ト そのくらい熱を持って描けたのは、弥生美術館での展示期間中に藤井さんのサイン会をしたことが大きかったんじゃないかなと思います。それまでずっと漫画家としての生活じゃなかったのに、サイン会にとてもたくさんの読者の方がきてくださって、尚且つとても熱い気持ちを届けてくれたことで“もう1回描こう”という気持ちになれたんじゃないでしょうか。
藤 まさにその通りで。展示に参加するってなったときに「また続きを」と言われても「まっさか〜! ないない!」と言っていたんです。でもサイン会のときに、特に綾ちゃんと乙幡くんのカップル推しの方の熱い声がすごくて。「あのふたりはどうなったんですか?」とすごい聞かれましたし、目の前で泣いちゃうコとかもいたりして。こちらがもらい泣きするほど。
ト まったくブランクを感じさせないファンの方たちの気持ちにふれたことで、続編に繋がったところは大きいですよね。
藤 本当にありがたいです。連載当時20代前半だった私にとって、この作品は全力を出し尽くして描けた作品。ある意味、自分の分身みたいなものです。それをかたちに残すことができてよかったなと思うし、今でもときどき思い出してもらって元気を与えていたと思えたことが、すごく嬉しかったです。
🎊SIBUYA109 40周年記念‼️🎊
— 藤井みほな (@mihona_fujii) April 28, 2019
109 & GALS!コラボ企画💗
GALS! 描き下ろし4ページ漫画💗
『GALS! in SIBUYA109 2002↔︎2019』‼️
109愛を爆発させながら描いたので見てねーーーーー‼️‼️‼️‼️#SIBUYA109_40周年#渋谷の日#GALSpic.twitter.com/o1rTrSeqnn
『GALS!』×「レスポートサック」のコラボアイテムが発売!
「連載が終了してから25年近くたってもちゃんとキャラクターが生きている」
ーー『GALS!』は平成のファッションや文化など、2000年前後の時代を色濃く反映している作品です。けれどいつ読んでも、新鮮に楽しく読める魅力がある作品だなと思います。トミーさんは担当編集として、色褪せない作品の魅力はどこにあると思いますか。
ト マンガやエンターテイメントは人間の生き様が描かれていて、その姿を楽しむものかなと思っていす。登場人物に共感して読んだりするものという意味では、藤井さん自身が全力を投じて描いた『GALS!』のキャラクターたちが、読者の中でもみんな生きているっていうことが、色褪せない魅力の要因じゃないでしょうか。
藤 いいこと言う!
ト 連載が終了してから25年近くたってもちゃんとキャラクターが生きているんです。そのぐらい生命力のあるキャラクターがいるマンガだからこそ、この令和の時代にも通用するんだと思います。BAILA読者の方にもこの記事を見て『GALS!』を思い出してもらえたら、ぜひまたコミックスを読んでいただければ(笑)。
藤 うまい、さすがだわ〜(笑)!
『GALS!』といえば!なレオパード柄のコラボアイテムたち

(上段中央)Rectangular Cosmetic(H9×W16×D5㎝)¥6600 (上段左)Extra Large Rectangular Cosmetic(H16×W22×D6㎝)¥9350 (中央段左)GH Mini Phone Xbody(H19×W10×D3㎝¥13750) (中央段中央)Everyday SM Satchel(H16×W23×D13㎝)¥22000 (中央段右)Wristlet Pouch W/Charm ポーチ(H15×W20cm)・チャーム(H8×W8×D1㎝)¥14300(3点セット) (下段左)Large 2Way Tote(H36×W37×D12㎝)¥24200 (下段右)Large Emerald Tote(H39×W35㎝)¥17600

Large 2Way Tote(H36×W37×D12㎝)¥24200 リバーシブルで片面はレオパード。

ひっくり返すと名場面の数々が。
ーー多くのファンのラブコールもあり、りぼん創刊70周年を記念した“レスポートサック”とのコラボとして『GALS!』のアイテムも発売されます。今回のコラボにあたり先生からリクエスト出したことはありますか?
藤 それが何もなくて! スタッフの方々がイラストやシーンのセレクトも“まさに!”と思うドンピシャなものを選んでくださいました。このトートバッグ(写真右下・Large Emerald Tote、左下・Large 2Way Tote)やスマホショルダー(写真中段中央・GH mini Phone Xbody)に使われているピンクのロゴ入りテープも、今回のコラボのためにわざわざ作ってくださったんです。そのこだわりがすごく嬉しいですし、おかげで可愛く仕上がって大満足です!
ーー藤井先生が日常的に使うと思うアイテムはどれでしょうか。
藤 どれもお気に入りですが、日常的にヘビロテするだろうなと思うのは、スマホショルダーです。私、ボールペンとかシャーペンをよく持ち歩くタイプで。思いついたときにサッとメモしたりするので、このショルダーはサイズ感も含めてかなり便利だなと思います。『GALS!』らしさのあるレオパード柄は、ハデに思われがちですがピンクブラウンがベースになっているから、どんなファッションにも合わせやすいところもお気に入りです。
『GALS!』×「レスポ」コラボ、藤井みほな先生のオススメは?
ーーBAILA読者世代にオススメしたいアイテムはどれでしょうか。
藤 フルタイムで働く20〜30代ですもんね〜。ポーチ(写真上段左と中央・Rectangular Cosmetic)ですかね。コスメはもちろん、容量がたっぷり入る仕様なので、使い勝手がいいと思います。旅行用のシャンプーとか大きめのアイテムも入るので、いろんな場面で使えてオススメ!
まとめ
藤井みほな先生、トミーさん、たくさんの貴重なお話をありがとうございました。あのころも今もこれからも。『GALS!』で蘭ちゃんたちがくれたたくさんのパワーは、私たちの心にずっと生き続けます!
インタビューを読んで、当時の気持ちを思い出した方はぜひ原作コミックスを読んで、蘭ちゃんたちにまた会いに行ってくださいね。
あわせて読みたい!

『GALS!!』 全5巻 集英社
『GALS!』が最終回を迎えた2002年を舞台に、蘭・美由・綾のその後の物語を描いた。将来のことや友情、そして恋愛……変わらずに全力で今と向き合う姿がしびれる!
撮影/田村伊吹(物) 取材・文/上村祐子
























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