バイラ世代も少女のころ夢中になった『りぼん』は2025年で創刊70周年。70年の中で誕生した物語は、まさに時代を映す鏡。今回は1982年から1999年まで、誌面を彩った代表的な作品から、時代の流れを読み解きます。意外にも(?)バイラ世代だった“あの”キャラクターも紹介!
●1982年 7月号
『ときめきトゥナイト』池野恋

©池野恋/集英社
女性アイドル人気の時代、ヒロインもアイドル的存在に
松田聖子さんなど女性アイドルも活躍した時代。長期連載も増え、登場人物はより読者の憧れに。誌面では『ときあめきトゥナイト』の蘭世をはじめヒロインを“アイドル”とも呼んだ。
●1985年 12月号
『星の瞳のシルエット』柊あおい
中学〜高校にかけての主人公の恋や友情を描いた等身大のストーリーで人気に。当時の『りぼん』の発行部数になぞらえ“250万乙女のバイブル”というキャッチコピーもついた。
●1986年 8月号
『ちびまる子ちゃん』さくらももこ
国民的漫画 誕生!
●1992年 5月号
『ママレード・ボーイ』吉住渉

1巻 ©吉住渉/集英社
恋にも夢にも! 元気な名ヒロインたちが誕生
バブル景気前後の女性が明るくハツラツとしていった流れを反映して、『ママレード・ボーイ』の光希など、落ち込んでもただでは立ち上がらないヒロインが多く誕生!
●1994年 8月号
『こどものおもちゃ』小花美穂

1巻 ©小花美穂/集英社
学級崩壊や不登校が小学校でも深刻化
1999年に「学級崩壊」が流行語大賞にランクインするほど学校の問題が表面化した90年代。そういった社会問題を取り入れつつ、コミカルなやり取りで進む『こどものおもちゃ』はTVアニメ化もされるなど大ヒット。
●1995年 2月号
『ご近所物語』矢沢あい

3巻 ©矢沢漫画制作所/集英社
【バイラ世代キャラ】『ご近所物語』の浜田先生
主人公・実果子が通う服飾科の教師。厳しくも思える言葉で実果子たちを指導するが、そこには生徒を想う気持ちが。若者たちの道標的存在。
●1997年 9月号
『グッドモーニング・コール』高須賀由枝
●1998年 2月号
『神風怪盗ジャンヌ』種村有菜
●1999年 2月号
『GALS!』藤井みほな
当時大ブームだったギャルファッションでりぼん読者のカリスマ的存在に。
年表監修/須川亜紀子〈横浜国立大学 教授〉 取材・原文/上村祐子 ※BAILA2025年8・9月合併号掲載
























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