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【『りぼん』から読み解く時代の流れ:1955年創刊~1979年】『ひみつのアッコちゃん』『魔法使いサリー』から一条ゆかり、陸奥A子の初期代表作品まで

バイラ世代も少女のころ夢中になった『りぼん』は2025年で創刊70周年。70年の中で誕生した物語は、まさに時代を映す鏡。今回は創刊から1979年まで、誌面を彩った代表的な作品から、時代の流れを読み解きます。意外にも(?)バイラ世代だった“あの”キャラクターも紹介!

少女漫画雑誌『りぼん』は1955年創刊!

りぼん 創刊!

新たな時代を切り開く少女たちのために『りぼん』創刊!
戦前からあった小説が中心の少女雑誌から、マンガ中心へと舵をきっていく時代に『りぼん』は誕生。創刊から始まった『ぼんこちゃん』は、戦後の新たな時代を切り開く活発な少女像を象徴する作品。

創刊号は読みものが中心

創刊号は読みものが中心

●1955年 9月号
『ぼんこちゃん』上田としこ
おてんばな女のコ・ぼんこちゃんのドタバタな日常が描かれていた。創刊号から連載。

●1960年 9月号
『マキの口笛』牧美也子
バレエを習う少女・マキが主人公。マキが着用する服が懸賞になるなど人気に。

●1962年 6月号
『ひみつのアッコちゃん』赤塚不二夫

【バイラ世代キャラ】『ひみつのアッコちゃん』のお母さん
魔法の鏡を持つ少女・アッコちゃんのママは、1962年に連載された第1作では専業主婦。60年代のほかの作品でも大人の女性は家庭の中でのポジションがフィーチャーされることが多かった。

●1966年 7月号
『魔法使いサリー』横山光輝
日本初の少女アニメ!
魔法の国からやってきた小5のサリーと、彼女が魔法使いだと知らない同級生たちとの物語。

●1968年 9月号
『ビバ!バレーボール』井出ちかえ
1964年の東京オリンピックの影響でスポーツ人気が加速。本作の主人公も日本選抜チームに感銘を受け、バレーに打ちこむスポーツ少女。

●1970年 4月号
『キャー!先生』もりたじゅん
学生ではなく20代の新任教師が主人公。70年代に入り日本でも“ウーマンリブ運動”が始まる中で、働く女性の登場人物も増えていく。

●1974年 2月号
『デザイナー』一条ゆかり

『デザイナー』の鳳 麗香 

©一条ゆかり/集英社

【バイラ世代キャラ】『デザイナー』の鳳 麗香
トップデザイナーの麗香は、実は主人公・亜美を捨てた母親。勝ち気で冷酷でもあるが、デザイナーとしての信念と誇りは揺るがない。その言動の数々は『りぼん』で描かれていた“強い女性像”の代表格。

●1979年 9月号
『歌い忘れた1小節』陸奥A子

1979年9月号 イラスト/陸奥A子

1979年9月号 イラスト/陸奥A子

やわらかな描線とポエティックな世界観の作品も人気に
『りぼん』で活躍していた陸奥A子、太刀掛秀子、田渕由美子が描く繊細かつ情緒的な世界観は“乙女チック作家”と呼ばれ支持を得た。強い女性像が増える中、そこについていけず安らぎを求める少女もいた時代を体現している。

年表監修/須川亜紀子〈横浜国立大学 教授〉 取材・原文/上村祐子 ※BAILA2025年8・9月合併号掲

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