韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する連載コラムです。
映画『王と生きる男』に主演し、第62回百想芸術大賞で映画部門の男性新人賞に輝いたパク・ジフンの歴代出演作に注目! 今回は、2つの人格を抱える王子役に挑戦した『王の愛 ウォル~幻想恋歌~』のあらすじと見どころをご紹介します。
1.『王の愛 ウォル~幻想恋歌~』作品概要

『王の愛 ウォル~幻想恋歌~』(2024)
全16話
出演:パク・ジフン、ホン・イェジ、ファン・ヒ、ジウほか
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U-NEXTにて独占配信中
【あらすじ】
子供の頃に一族を殺されて生き残った王族の唯一の末裔、ヨン・ウォル(ホン・イェジ)。彼女は敵である現在の王、サジョ・スンを討つため、“ケラ”と名前を変えて刺客になっていた。一方、スンの息子・ヒョン(パク・ジフン)は謀反を起こした父親の殺りくを見たことで、彼自身にある変化が起こっていた。10年後、ウォルは踊り子に扮して王宮に潜入しスンの暗殺を試みるが、寸前で意識を失ってしまう。目を覚ますと記憶喪失になっていたウォル。自身に関することも思い出せないまま、どういうわけかヒョンの側室として王宮で過ごすことになり……。
2.時代劇の“あるある”&ファンタジーの“突飛さ”にハマる!

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本作は、謀反を起こして王座を奪った現王の息子と、スンに両親を殺された前王朝の一族の娘が織りなすロマンス時代劇。「結ばれてはいけない運命を背負った恋」を描いた韓ドラ時代劇は枚挙にいとまがないですが、鉄板ネタならではの安心感に加え、互いに惹かれながらも距離を縮められない切なさは、やっぱり2倍も3倍も感情を揺さぶられるもの。
一方で、ウォルが「睡魔香」を嗅いで記憶喪失になったり、ヒョンの中に野性的な性格の「アクヒ」というもう一つの人格がいたりと、本作はファンタジーならではの自由度の高い脚本が醍醐味。さらに、「アサテ」という架空の国と仮想の歴史を背景にしているので、拷問を受けてケガをしたウォルをかくまうボロボロの山小屋になぜかふかふかの布団があっても、そこでアクヒががちゃちゃっとアツアツのお粥を作ってくれても(しかもきれいなお盆つき)、オールオッケー。前半はコメディタッチで描かれるシーンも多く、「いや、ありえないでしょ!」とツッコミながら気楽に観賞できるところも本作の魅力です。「え、もう1話が終わったの!?」と気づいたらハマっているという(笑)。
もちろん、後半は時代劇らしい展開も。軽さと重みのバランスがよく、時代劇のシリアスな雰囲気が苦手という人も見やすいはず!
3. 斬新な恋の三角関係に釘付け!

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なんといっても、本作の最大の見どころは、ヒョンとアクヒという異なる人格を演じ分けるパク・ジフンの演技力。
2つの人格のうち“本体”であるヒョンは、頭脳明晰ですが政治や権力に関心がなく、幼いころから絵を描くことや針仕事が好きな穏やかな性格。父スンから「男らしくない」と暴力を振るわれて育ち、先王一族殺りくの現場に連れていかれた幼少期のトラウマから自身を守るためにヒョンが作り出した人格がアクヒというわけです。アクヒは武術に長け、わがままで野性的な性格。相反する人格のヒョンとアクヒは、眠るたびに入れ替わるという設定になっています。
パク・ジフンのすごいところは、見た目が全く同じでも今どちらの人格なのかが伝わってくるところ。表情や口調に空気感、さらには瞳から溢れる生命力まで使い分けるパク・ジフンの演技は見物です。

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ヒョンには正室がいますが、ウォルに一目ぼれしたアクヒはヒョンと入れ替わっている間に「睡魔香」でウォルの記憶を消し、側室に迎えてしまいます。仕方なくウォルと関わっていたヒョンも、次第にウォルに惹かれていき……。
独占欲強めの小悪魔系のアクヒもかわいくてキュンとするのですが、「ウォルはアクヒが惚れた人だから……」と奥手なのにふとした拍子に気持ちが漏れ出たり、ウォルを守ろうとする純情なヒョンが尊くて! まさかの一番手も二番手も同一人物という、あるようでなかったYES or YESな(?)恋の三角関係が新鮮で面白く、パク・ジフンの多彩な魅力に心を掴まれること間違いなしです。

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ウォル役を演じるのは、『世子が消えた〜禁じられた愛〜』のホン・イェジ。華やかな猫顔がチャーミングで、たれ目のパク・ジフンとのルックス的なケミも◎。

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ウォルを手に入れるためにヒョンの体を乗っ取ろうとするアクヒの暴走は、次第に激化していきます。アクヒとの対決は自分自身と向き合うことでもあり、弱気だったヒョンの内面の成長が描かれているところもポイント。ヒョンとアクヒが対面するシーンなど、随所でパク・ジフンの技量が光ります。
そうそう、ヒョンの二重人格の鍵を握る巫女チュンタ役を、『彼女はキレイだった』のクセつよ編集長役が印象的だったファン・ソクチョンが演じているのですが、野心家なおじさんと愛にあふれた女性の人格を行き来する“面影ゼロ”の変身ぶりがすごいので、合わせてご注目を(笑)。










































































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