「フェンディ」は“ハンド・イン・ハンド”プロジェクトの限定書籍を発売。イタリアの卓越した職人技によって生み出された、“アート”としてのバゲットバッグをまとめた貴重な1冊です。
職人作りに刻まれてきた古くからの知識、技能や先見の明の守護者であるイタリアの匠たちを称えるために、2020年に発足された“ハンド・イン・ハンド”プロジェクト。限定発売された本書は、アーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディが、イタリアの12の地域から呼び集めた30人の職人たちの希少な作品をまとめたもの。
彼らはベジタブルレザー、珊瑚、フィリグリー、ゴールドのチゼル大理石、さらに木から、レース、クロシェ、エニシダ繊維ブロケード、テッセラによるモザイク、織布、クジャクの羽などを縫い込む刺繍まで、数世紀もの歴史を持つ独特な技法や素材を使い、アイコンバッグ「バゲット」を希少なアート作品へと昇華させました。
どの作品もバゲットの多面的な精神(スピリット)はそのままに、長方形のフォルムに短いショルダーストラップ、「FF」バックルなど クラフツマンシップの再発見につながるディテールが盛り込まれ、シンボルやストーリー、歴史ある職人の技術を受け継ぐ人々の献身、不完全さの魅力、そこに秘められた人間性が、何年にもわたる作業の結果として生み出されています。
本書で取り上げられているイメージは、イタリアの写真家ならびにアーティストであるロレンツォ・ヴィットゥーリが撮影したもの。彼は写真と彫刻が交差する部分への介入を中心として、職人が作り出した「バゲット」バッグを利用し、さらなるアート作品を生み出しています。
限定書籍は世界限定発売。日本展開の予定なし。