寒くなってくると食べたくなるのが身体を温めてくれる鍋。今回は、食と酒と旅を愛する文筆家ツレヅレハナコさんにアイディア満載&海外旅行気分も味わえる満腹至福のごちそう鍋レシピを教えていただきました。
1.台湾風 豚白菜鍋
台湾でおなじみ、白菜と豚肉を組み合わせた発酵鍋をアレンジ。つけダレとのマリアージュで、めくるめく味の広がりが楽しめる!
豚肉や白菜、春雨がからんで、最上級のすっぱウマイ
●材料(4人分)
豚バラ薄切り肉……600g
春雨(乾燥)……60g
干ししいたけ……8枚
豆板醤(トウバンジャン)……適量
万能ねぎ……適量
[白菜漬け]
白菜……1/4株(約800g)
塩……大さじ1
酢……1/4カップ
[スープ]
しょうがの薄切り・にんにくの薄切り……各1かけ分
赤唐辛子……2本
干ししいたけのもどし汁……2カップ
水……1ℓ
[つけダレ]
にんにくのすりおろし……1かけ分
白練りごま……大さじ3
黒酢……大さじ2
砂糖……小さじ2
ごま油……小さじ1
●作り方
①[白菜漬け]を作る。白菜はせん切りにし、塩と酢をまぶして約20分おく。
②豚肉は半分の長さに切る。春雨は水で戻し、ざく切りにする。干ししいたけは水(分量外2カップ)でもどしたら水けをしぼり、薄切りにする(もどし汁はスープに使用)。[つけダレ]の材料を合わせる。
③鍋にスープの材料と干ししいたけ、春雨、水けをかるくしぼった①の白菜を入れて沸かし、約15分煮たら豚肉を広げて入れる。肉の色が変わったら器にとり、つけダレ、豆板醤、刻んだ万能ねぎを加えていただく。
2.エスニック海鮮ハーブ寄せ鍋
肉や魚介のエキスが、ナンプラーベースのスープと相性200%。特製ダレ、ハーブや柑橘類…味変で爽やかな異国の味に出会って。
ここはタイ?それともベトナム?多彩な食感、味、香りが入り交じる
●材料(4人分)
鶏もも肉……200g
エビ(殻つき)……8尾
生ダラ(切り身)……2切れ
酒……大さじ1
アサリ(殻つき)……250g
厚揚げ……1枚
もやし……1袋
エリンギ……1本
豆苗……1/2パック
フォー…100g
[スープ]
しょうがの薄切り……1かけ分
香菜(シャンツアイ)の根……1パック分
赤唐辛子……3本
ナンプラー……大さじ2
鶏ガラスープの素(顆粒)……大さじ2
こしょう……少々
水……2ℓ
[タレ]
オイスターソース……大さじ2
黒酢……大さじ2
豆板醤……小さじ1
砂糖……小さじ1
しょうがのすりおろし……1/2かけ分
香菜の茎のみじん切り……4本分
ミント・香菜・ライム・レモン……各適量
●作り方
①鶏肉は一口大に切る。エビは背わたを取り、30秒ほどゆでて殻をむく。タラは3等分に切り、酒をまぶす。アサリは砂抜きする。厚揚げは縦半分に切り、1㎝の厚さに切る。エリンギは3等分に切ってから薄切りにする。豆苗は根の部分を切り、半分の長さに切る。フォーはぬるま湯(分量外)に約5分浸してもどす。
②鍋にスープの材料をすべて入れ、約3分煮る。タレの材料を合わせる。
③鍋に具材を適宜加え、お好みでミントや香菜を加えたり、くし形に切ったライムやレモンを搾る。味を変えたい際は、タレを加え、混ぜていただく。具材が減ってきたらフォーを加えて約1分煮る。
撮影/伊藤徹也 スタイリスト/中里真理子 調理/ツレヅレハナコ 取材・原文/広沢幸乃 ※BAILA2021年12月号掲載