企画段階では、どういう一冊にしよう?とかなり悩みました。まるちゃんの面白さを生かしてとにかく笑える一冊?感動エピソードを集めて泣ける一冊? 生き生きしたキャラクターを楽しめる、キャラ勢ぞろいの一冊?
担当ライターさんと何度も何度も話し合い、キーワードとして「笑って、泣けて、懐かしい!」を大事にしようと決めました。まさに”いいとこどり”(笑)。この一冊で、まるちゃんの面白さや心に染みる温かい涙、キャラの魅力や関係性が、まるっと楽しめる! 104Pで”まるちゃんの世界観を満喫できる”というのがテーマです。
別冊には、RMCの表紙を集めたスペシャルシールが付いて来ます。これが本当~~~に名画ぞろい。きっと、見たことある!と思われるものが多いと思いますが、こうしてまたじっくり見ると、構図や色使いが繊細で緻密で洗練されていて……1枚1枚のサイズも、デザインを存分に楽しんでいただけるよう可能な限り大きくしました。ぜひ手に入れて、じっくりご覧くださいね。手帳や携帯ケースに貼れば、いつだってまるちゃんと一緒です♡
以前、漫画雑誌『りぼん』についてのブログで「懐かしいという感情は大人の特権」だと書きました。今回まるちゃん別冊を担当し、そのフレーズを実感。「あっ、この回大好きだった」「このエピソード、友達の家で一緒に読んだなあ」なんて気付けば子供時代に思いを馳せて、しみじみ、ジーン……(はっ、就業中だったわ、と何度なったことか)。
忙しい日々の中、「懐かしさ」に浸れる時間ってとても貴重。今回の別冊を御覧いただき、もっと読みたい!と思われたらぜひ、RMCや文庫版を手に取ってみてくださいね。
ちなみにこちらが、ライターさんとの打ち合わせで使用していた文庫版。ピックアップしたいシーンやセリフに付箋をつけていたらどんどん膨れ上がってしまい、どこが重要なのか混乱。意味ないね、ってことでこれでも少し減らしたんです。まるちゃん、おそるべし。
今回の別冊を作成するにあたって結成(?)された”チームまるちゃん”は、もちろんみんなまるちゃん育ち。デザイナーSさんとのやり取りの中、いつも付けてくれる可愛い付箋(まるちゃんイラスト付き)を、記念に撮ってみました。これ本当は、この3倍くらいの量があるんです。最初は捨てていたのですが途中で、可愛すぎて捨てられない!と思いなおし、それからキープするようになりました。最初から取っておけばよかった~。
他にも印刷会社のSさん、整理班のMさんも。
「シールが可愛すぎる」「自腹で買う」「ズバリ買うでしょう」なんてまるちゃんトークでワイワイしながら校了まで乗り切りました。