他人の目が気になる、どうせ自分なんかと自信がない…。それって、自己肯定感が低いサインかも? 仕事で心が少し後ろ向きになっている読者が、人気心理カウンセラー中島 輝先生に話を伺いました。
教えてくれたのは…
中島 輝先生
自己肯定感の第一人者。自身が心の病で苦しんだ30年間に、独学で学んだ心理学や心理療法を自ら実践し、35歳で克服。習得した技法で15000人を超えるクライアントにカウンセリングを行い、回復率95%、「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれる。
著書累計12万部!
『自己肯定感の教科書』 中島 輝 SBクリエイティブ 1300円
「自分に自信がないため人からの要求にはっきりとNOが言えない」
新卒で入社して12年。昨年中間管理職に昇進しました。周囲とトラブルなくコミュニケーションは取れるタイプだと思います。けれど「他人がどう思うか」を気にしすぎるあまり、会議などでも、はっきりとした断定発言をすることが苦手。理不尽に思うことがあっても相手の反応が怖く、心からぶつかることができません。子どものころに、強権的な両親に育てられたせいで自己肯定感が低くなってしまっているのかなと思っています。
B子 35歳 法律事務所勤務
中間管理職。30歳で結婚、1児の母。厳しい家庭で親の顔色を見ながら育ったトラウマから、会社で空気を読んだ発言しかできない。仕事に自信が持てず後輩指導にも気をつかう。
“自己肯定感”ってそもそも何ですか?
撮影/細谷悠美 イラスト/KAORI FUNAKOSHIYA 取材・文/佐久間知子