フルタイム共働きで子育て中の、スーパーバイラーズ長谷川有輝子さんにインタビュー。パートナーを交えて、家事・育児の分担方法から話し合ったことまで、じっくり聞きました。
スーパーバイラーズ 長谷川有輝子さん(36歳) × 五輝さん(36歳)夫婦

PR会社に勤務する傍ら、自ら立ち上げたウエディングブランドの代表を務める有輝子さんと、総合広告代理店に勤務する五輝さん。ともに関西出身。それぞれが30歳のときに共通の友人を介して出会い、交際に発展。半年後に五輝さんがプロポーズして、31歳のときに結婚。東京都在住。
これまでのHistory
| 2021年 | 2月 | 結婚 |
| 2022年 | 8月 | 有輝子さん転職 |
| 2024年 | 2月 | 有輝子さん産休入り |
| 3月 | 第一子出産 | |
| 6月 | ペアローンでマンション購入 | |
| 8月 | 有輝子さん復職 |
結婚後、家事をめぐり繰り返し衝突! リスト化して担当制に
結婚して初めて一緒に住み始めた長谷川さんご夫婦。当時は家事のほとんどを有輝子さんが負担し、それが原因でケンカに発展することも。
有輝子さん 彼は5人兄弟の末っ子で、のんびりした性格。対する私はせっかちな長女気質で、自然と家事のほとんどを負担するようになっていました。私のほうが遅く帰ってきたのに、「ごはんまだかな?」と言われてイラッとしたり。でも当時の私は、機嫌が悪くなるとダンマリしちゃっていたんですよ。
五輝さん 僕は彼女が怒っている理由がわからず、聞いても答えてくれない。僕も不機嫌になってしまい、何度も衝突しました。仲直りする過程で、今後はこうしようと話し合い、アジャストしていった感じですね。
有輝子さん 私も不機嫌になる前にちゃんと言葉にしよう!と心がけるようになり、その結果、今は、ほとんどケンカすることがなくなりました。
妊娠を機に、五輝さんの提案で“見えない家事”をリスト化。それをもとに家事・育児の分担を決めたそう。
五輝さん 初めての子どもだったから、生まれたあとの生活がまったく想像つかなくて。自分にできることをあらかじめ知っておいたほうがいいな、と思って聞いたら、エクセルでバチッとリスト化してくれました。それを見て、すごい量の仕事をこなしていてくれたんだな!と驚きましたね。
有輝子さん トイレットペーパーの交換とか、柔軟剤の補充とか、拡大しないと読めないくらい細かく書きました(笑)。リスト化したら率先してやってくれたし、子どもが生まれてからは、自分からできることを探してくれるようにもなった。結婚当初の彼とは、まるで別人です! 今は、彼が保育園の送迎、子どものお風呂、皿洗いなどを担当。私は毎日の買い物や料理、洗濯をしています。
一日のタイムスケジュール
| 6:00 | 妻 夫 子どもと起床 |
| 6:20 | 妻 朝食準備 |
| 6:30 | 妻 子どもとごはん |
| 7:15 | 夫 子どもを保育園へ→出勤 |
| 7:20 | 妻 出勤 |
| 18:30 | 妻 買い物 夫 保育園お迎え |
| 19:30 | 妻 帰宅し夕食準備 |
| 20:00 | 妻 夫 子どもと夕食 |
| 20:45 | 夫 寝かしつけ |
| 21:00 | 妻 仕事再開、その後お風呂 |
| 23:30 | 妻 夫 就寝 |
出勤前も帰宅後もバタバタ! 同時進行で家事・育児を分担
「平日の夕食は、週末にできる限り作り置きしています。夫は週2回ほど会食があり、その日は私が息子のお迎えを担当。夜は子育てをしながら私がリモートで働き、息子を片手で抱きながらパソコン作業をすることも」(有輝子さん)

「子どもを大切にするために、まずは自分たちがハッピーでいられる選択をし続けたい」
二人の時間をつくったり運動したりしてしっかり気分転換!
時短勤務はせずに、フルタイムで復帰した有輝子さん。Googleカレンダーを共有し、それぞれの仕事のスケジュールを調整している。
有輝子さん 自分の性格上、退勤後も仕事のことを考えてしまうとわかっていたので、時短勤務は選びませんでした。同じくらい集中するのに、条件を変えるのはもったいないなって。体力的なしんどさはありますが、働く時間は自分の判断で動けるのがリフレッシュにもなり、家族との時間の大切さも実感できて、いいバランスだと感じています。ただ、繁忙期は帰宅が遅くなることもあり、協力的な夫にとても助けられています。
五輝さん 立場的に現場仕事が以前より減ったので、いいタイミングでした。上司も「家族がいちばん!」という考えで、息子が熱を出したときには「今すぐ帰れ」と言ってくれる。職場環境にとても恵まれていると思います。
ストレス発散法は、共通の趣味である運動。子どもが寝たあとは、夫婦水入らずの時間を楽しんでいるそう。
五輝さん 週末の朝に交互で走りに行くのが定番。僕は朝4時に起きて近所のジムに行くこともあります。
有輝子さん 気分がスッキリするので運動は欠かせません。夜は二人で大好きなお酒を飲みながら、その日にあったことを話したり、のんびりドラマを見たり。また、平日に二人で有休を取ってデートすることも。

「お疲れ様、とお酒を飲む時間も大切に」
今の生活に点数をつけるなら?と聞くと、「100点満点!」と断言!
有輝子さん 共働き夫婦として大切にしているのは、私も夫も幸せであること。働き方も家事も、どちらかが不満を抱えていたら、子どもに伝わってしまう気がして。子どもを大切にするためにも、まずは私たちが自然体でハッピーでいられる選択をし続けたいな、と意識しています。
五輝さん 僕にとっても、家族で楽しく過ごすことがいちばんの幸せです。
有輝子さん 実は今、二人目が欲しいと考えているのですが、二人の子どもをもつ友人の話を聞くと、忙しさのレベルが違うな!と。今は行政の支援を利用せずにどうにかなっていますが、万が一に備えるためにも、きちんと調べようと思っています。

お掃除ロボを導入して床掃除いらずに

下着はたたまず、各自のボックスに投入!
妻と夫の分担は
![[妻と夫の分担は]](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/d3/d331073a-9a5b-47b1-81b8-8f36b90c52e6.jpg)
育児から家事、家計の支出まで、すべて平等に分担!
「家計の支出管理にもエクセルを活用。二人の収入をひとつの口座にまとめて、そこからすべての支払いをしています。貯金が増えたら、家族で旅行へ」(有輝子さん)。「二人ともお小遣い制。足りないときは、何にいくら必要なのかを書き出して妻に交渉しています」(五輝さん)
長谷川さんの働きながら親ライフ お互いを頼り合って、ピンチのときは臨機応変に対応!
撮影/浜村菜月〈LOVABLE〉 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2025年10月号掲載
























Baila Channel




















