「人生最良の日のドレスはこうありたい!」
そんな花嫁の理想をかなえる10着のスタイリングに人気スタイリストとディレクターが答えます!
CROSS TALK
ノバレーゼディレクター 城 昌子さん(左)
常に花嫁の気持ちに寄り添う、ノバレーゼ・ブランドディレクター。オリジナルドレスのデザイン、海外ブランドのバイイングからスタイリングも手がける。
スタイリスト 室井 由美子さん(右)
BAILAをはじめ数多くのファッション誌で活躍するスタイリスト。大人の甘さをかなえるエレガントなスタイリングと、経験に基づく知的な語り口に定評あり。
今月のドレス
心を込めて作られ、選ばれた、
祝福に満ちた愛されドレス
城さん(以下S) オーセンティックな一着は、サラ・ノーリーというデザイナーの作品。女性らしい工夫が凝らされていて、見せたい部分の演出や着心地など、随所に"わかっているな"とうれしく思うポイントがあります。
室井さん(以下M) 華やかかつ正統派! 背中はフォトジェニックなくるみボタンですが、途中までファスナーで開閉できて着脱が簡単。これはうれしいですね。
S サラさんは、日本女性の好みまで考えながら、プレゼンテーションをしてくれるデザイナーなんです。
M ノバレーゼでは、各国のデザイナーのドレスの買い付けを、城さんご自身が手がけていますね。アンテナに響くドレスの条件とはなんですか?
S きれいに見えること、目を奪われること、など、いくつかあるのですが、さらにそれを超えて、心をかきたててくれるような一着、でしょうか。
M 心をかきたてる……それが、最終的に花嫁や会場のゲストに伝わってゆくのでしょうね。
S そうあってほしいですね。買い付けではショールームの雰囲気をよく見ます。デザイナーや販売する方が、製品をどれだけ丁寧に扱っているかは重要なポイント。製作、販売の過程で大事にされてきた一着を、花嫁に届くまで心を込めて預かるという気持ちです。
M 作り手の思いをのせて、曇りなく愛されてきた一着こそ、晴れの日に着るのにふさわしいですね!
「世界中のデザイナーと会って、
心を奪われるような一着をセレクトしています」
――――shiro
「格調の高い上品ドレス。
それでいて着心地よくフォトジェニック!」
――――muroi
POINT
総レースに立体的なモチーフを施した、繊細で麗しいAラインドレス。クラシカルな金糸の刺しゅうがほどよい分量で施され、格調高くありつつ軽やかさはキープ。ゴールドのアクセサリーでなじませれば、レトロでやさしげ。タイトにまとめた髪に生花のヘッドドレスをあしらい、若々しさをオン。くるみボタンで留めたバックスタイルも、キュートで好感度満点!
ドレス(レンタル)¥320000・(販売)¥950000(サラ・ノーリー)・エンゲージリング(販売 Pt900×ダイヤモンド0.2ct)¥184800~・マリッジリング(販売 Pt900)¥82500(ノバレーゼ プリマ)・ブレスレット(レンタル)¥18000・(販売)¥49000(ミリアム・ハスケル)・イヤリング(レンタル)¥2000/ノバレーゼ銀座
撮影/土山大輔〈TRON〉(モデル)、輿石真由美〈MILD〉(城さん・室井さん) ヘア&メイク/岡田知子〈TRON〉 スタイリスト/室井由美子 モデル/宮田聡子 取材・文/久保田梓美 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉撮影協力/バックグラウンズファクトリー
●お問い合わせ先/ノバレーゼ銀座
☎03(5524)1117