読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第237回は「号ぶ」の読み方です!
今日のお題【号ぶ】
「号ぶ」、正しく読めますか?
「号泣」から連想すると、分かるかも!
■ヒント
「号ぶ」と同じ言葉の意味は
「大きな声をあげる。強く広く主張する。訴える。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「急いで駅に駆けていった人が落とし物をしたので、思わず号んで呼び止めた」
「小さい頃は注射が怖くて、予防接種の日は泣き号んでいた」
正解は……
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■正解は…
正解は、「さけぶ」でした!
■「号」にあるいろいろな意味
一般的には「叫ぶ」と書きますが、「号」にも「さけぶ、大声をあげる」などの意味があります。
その他に「名づける、言いふらす、名称、しるし、合図」などの意味も。
たとえば、「号泣」や「号令」などに使われる「号」は「大声をあげる」の意味で、
「雅号」の「号」は「名称」、「記号」「暗号」の「号」は「しるし」の意味ですね。
ひとつの文字にいろいろな意味があるのが漢字の面白いところ。
機会があったら、あえて「号ぶ」を使ってみるのもアリかも!?
取材・文/高橋夏果