読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第307回は「懶い」の読み方です!
今日のお題【懶い】
「懶い」、正しく読めますか?
今回は、なかなか手ごわい漢字です。
■ヒント
「懶い」の意味は
「何となくおっくうで、何もする気力がない。気が重い。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「ナマケモノって懶い動作がかわいいよね」
「彼女の懶げなしぐさに惚れてしまった」
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「ものうい」でした!
■ちなみに、これは読める?
「物憂い」も「ものうい」と読みます。
「懶い」と「物憂い」は、漢字表記が違うだけで、どちらも意味は同じ。
“懶”はその一文字だけで、力がなく怠け者である意味があります。
“物憂い”は、
物寂しいなど“なんとなく”のニュアンスを含む“物”と、ゆううつな意味がある“憂”が組み合わさったもの。
なんとなーくものうい時は、物憂いを使うとより言葉に深みがでるかもしれません。
取材・文/高橋夏果