読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第516回は「心太」の読み方です!
今日のお題【心太】
夏に食べたくなる、ツルっとした食べ物です。
■ヒント
「心太」の意味は
「テングサを煮て溶かし、冷やして固めた食品。(集英社『国語辞典』[第3版]より)」
■使い方はこう!
「心太を使ったレシピを祖母から教わる」
「年功序列で心太式に出世する仕組みはもう古い」
正解は……
↓↓
■正解は……
正解は……「ところてん」でした!
「心太式(ところてんしき)」という言い方がありますが、
これは後ろから押し出されて自然に前に進むことを言います。
ところてんは固めたあと、ところてん突きという容器に入れて押し出すことで、細い糸状に切ります。
「心太式」はそこから来ている言葉です。
■なぜ「ところてん」は「心太」の漢字を使うの?
諸説ありますが、もとは「心太(こころぶと)」と呼ばれていたものを、ココロテイと読むようになり、さらに転じて「ところてん」となったとか。
ちなみに「心天」で「ところてん」と読むこともあります。
取材・文/高橋夏果