読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第515回は「労う」の読み方です!
今日のお題【労う】
頑張った時にこれをされると嬉しくなっちゃいます。
■ヒント
「労う」の意味は
「苦労を慰める。骨折りに感謝する。(集英社『国語辞典』[第3版]より)」
■使い方はこう!
「家事や育児に忙しい妻を労う」
「上司からの労いの言葉に涙が出た」
正解は……
↓↓↓
■正解は……
正解は……「ねぎらう」でした!
■「労る」は読める?
「労る」の読み方は……「いたわる」でした!
漢字も同じですが、
「慰める、大切にする」など、「ねぎらう」と意味もほぼ同じ。
「労」の漢字は、「労働」や「苦労」などに使われるように、はたらく、つかれるなどの意味がありますが、
「慰労(いろう)」「労来(ろうらい)」のように、いたわる、ねぎらうという意味も持ちます。
■「ねぎらう」の語源は「ねぐ」
ちなみに、「ねぎらう」の語源は、古語の「ねぐ」。
「ねぐ」は神の心を鎮める、神に祈るという意味で使われていました。
そこから人をいたわる「ねぎらう」の言葉になったと言われています。
取材・文/高橋夏果