読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス! 大人のための今更漢字力検定、今回は小学4年生で習う漢字をピックアップ。漢字は簡単なのに読み方は難しい!? 早速チェック!
1.「挙って」
「挙って」、正しく読めますか?
クリスマスの讃美歌で聞いたことあるかも?
♪も~ろびと~○○○○←この部分がヒント。
■使い方はこう!
「ワンマン社長に耐えられず、新入社員が挙って辞めてしまった」
「バスから降りた女性たちは、挙ってセール会場へと向かった」
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「挙って」の読み方は……
■正解は
正解は、「こぞって」でした!
「こぞる」は「何かをするために、全員がまとまる。(集英社『国語辞典』)[第3版]」という意味。
そこにいた全員が手を挙げる、という状態になぞらえて「挙」の漢字をあてるようになったんだとか。
2.「戦ぐ」
「戦ぐ」、正しく読めますか?
漢字の印象とは違って、かなり爽やかな意味です。
■使い方はこう!
「新緑の若葉が、風に戦いでいる。」
「夏草の戦ぐ風景に心を奪われる。」
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「戦ぐ」の読み方は……
■正解は…
正解は、「そよぐ」でした!
「戦ぐ」が「そよぐ」と読むなんて、ギャップのある漢字ですよね。
3.「熱る」
「熱る」、正しく読めますか?
漢字をよ~く見れば、読めなくもない!?
■使い方はこう!
「恥ずかしさで顔が熱る」
「熱った体を冷ます」
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「熱る」の読み方は……
■正解は…
正解は、「ほてる」でした!
「火照る」とも書きます。
「熱」は発熱の意味もあるので、もしかしたら「熱る」のほうが、熱っぽいイメージが伝わりやすいかもしれませんね。
4.「徒らに」
「徒らに」、正しく読めますか?
つらに?とらに…?ではありませんよ!
■使い方はこう!
「仕事するつもりが、ネットサーフィンで徒らに時を過ごしてしまった」
「当事者でないのに、徒らに騒ぎ立てるべきではないよ」
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「徒らに」の読み方は……
■正解は…
正解は、「いたずらに」でした!
送り仮名は「徒に」と書いても正解。
「無益無用なさま。無駄で価値がないさま。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
という意味です。