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乗馬にハマって転職!30代女性の“オタクな”馬ライフに密着【わたしの「夢中」が仕事につながる!①】

自分の「好き」を追求できる趣味も人生の喜びには大事なファクター。今回は、「好き」を仕事につなげたり、「趣味」と「仕事」を上手にかけあわせた女性のライフスタイルを紹介。転職までしてしまうほど乗馬にハマったという鑓 由希子さん、現在は大好きな「馬」関連の仕事で充実の日々を送っています。

鑓 由希子さん

アールエムクリエイティブディレクター

鑓 由希子さん


36歳。大学卒業後、映像制作会社を経て、ウェブメディア会社に在職中に乗馬にハマり、好きが高じて2018年、馬のメディアを運営する現職に転職。2013年より個人的に馬ブログ「BALOG」も執筆中。

馬に夢中!

Q.馬の魅力って?

A. 最初はその爽快感にノックアウトされましたが、乗馬歴8年ほどたった今は、動物としての馬の種類や身体構造、行動学や歴史など、馬のありとあらゆるところに興味がわくし魅力を感じています。今は海外の馬情報を入手したり、海外の馬ファンと交流したくて英語を勉強中!

鑓 由希子さん

Q.馬に出会ったきっかけは?

A. 8年ほど前、仕事でいろんなお稽古事を調査していたときにふと目に留まり、乗馬体験に出かけたのがきっかけ。お金もかかるので、当時は月に1〜2回行く程度でしたが、どんどんハマって毎週通うようになりました!

鑓 由希子さん

Q.仕事とのバランスは?

A. 馬が好きになりすぎて、サラブレッドの生産牧場を支援するサイトを運営する会社に転職。おかげで仕事でも馬と会え、また乗馬の経験が仕事先での馬とのコミュニケーションに役立っています。レッスンは週末のみ。

鑓 由希子さん

馬を通して世代を超えた友人もできました♪
乗馬レッスンは毎週末2鞍程度。午前中に1鞍、午後に1鞍乗り、ブラッシングや、夏なら丸洗いなどのお手入れをしてあげると一日が終わるそう。「馬は人を見るので、なめられることも。今日乗った馬とは“コントをしてるみたい”とみんなに言われます」

ファンと牧場をつなぐウェブメディア「Pacalla」

好きが高じて転職しました!
ファンと牧場をつなぐウェブメディア「Pacalla」を運営する会社に転職! 記事も執筆している

歴史、地理、英語…馬に関わることで、あらゆることに目が向くようになりました

鑓 由希子さん

カラオケ以外に、こんなに面白いアクティビティがあるなんて!

すがすがしい緑のなか、ゆったりと馬に乗る鑓さんは、ウェブメディア会社勤務。毎週末こうして乗馬レッスンに通い、そのために都心から神奈川の郊外に引っ越したそう。それだけではない。転職までしてしまったのだ!  

鑓さんが乗馬にハマったきっかけはそもそも仕事。それは8年ほど前、当時働いていたウェブメディアの会社で大人のお稽古事を調査していたとき、たまたま目に留まったのが乗馬レッスンだったという。「調査も兼ねて訪れたところ、その面白さ、爽快感にびっくり! 当時は完全な仕事人間で、アフターファイブは無趣味だった私にとって“カラオケ以外にこんなに楽しいアクティビティがあるなんて”と驚きました」。それからポツポツと通い始め、レッスン記録として馬ブログ「BALOG」もスタート。馬に乗って駈歩(かけあし)ができるようになりたいなどと欲が出てきて毎週通うようになり、乗馬クラブの近くに転居したという。「巻き添えを食ったのが当時の彼。この引っ越しがきっかけで結婚することになりました(笑)」と、人生まで変えた馬ライフ!?  

そんな折、参加した馬イベントの主催が今の会社。サラブレッドの生産牧場とファンをつなぐウェブサイト「Pacalla」を運営していたので、副業で記事を書きたいと伝えたところ、入社を打診されたのだ。「前職のメンバーも“馬じゃしょうがないね”と納得してくれたばかりか、社長には“この会社で馬のメディアができなくてごめん”と謝られてしまって。本当にいい会社で、今も仕事上つながっています」。こうして公私混同の馬ライフがスタート。「馬メディアだけをやっている会社ではありませんが、仕事で馬の取材をしたり、馬の魅力を記事にして伝えられたりするのは本当に嬉しいです。コロナ前は2〜3カ月に一度は北海道へ馬取材に行っていましたから」

眠っていたオタク気質が馬に出会って目覚めた!  

馬と出会って、性格まで変わったという。「幼い頃はもともと動物好き、そして調べ物大好きなオタク気質だったのですが、思春期あたりから封印していたんです。でも馬に出会って、そんな自分本来の気質が目覚めてしまって」。

馬の歯の構造、戦争と馬、馬車の歴史……ありとあらゆることを、徹底的に知りたくなるという。「日本ではサラブレッドしか見ないけれど、世界にはインドにしかいない馬とか、いろんな馬がいるんです。それでインドの論文を取り寄せたり、インスタでインド人にコンタクトをとったり、ドイツの馬のお祭りを調べたくてメールを送ったり……そのために今英語も勉強中です」と視野も広がったという。仕事にももちろん役立つけれど、あくまで動機は“知りたい”というパッションだ。ときには競馬場も訪れる。「乗馬教室の馬はたいてい競馬の引退馬。だから兄弟が今も現役で走っていたりするので、賭け事目的ではなくて親族の応援に行く感じです(笑)」  

今は総合博物館で馬の展示イベントを開催するのが夢だという鑓さん。「馬の歴史は人間の歴史と重なっています。一人でも多くの人に、馬の魅力を知ってもらいたいですね!」


夢中は…『本来の性質を目覚めさせ童心に帰らせてくれる!』

撮影/山下みどり 取材・原文/吉野ユリ子 ※BAILA2022年1月号掲載

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