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【BAILAhomme掲載】KAT-TUN 上田竜也インタビュー【 #KATTUN #上田竜也 】

熱いハートの持ち主で、常にストイックな印象の上田竜也さん。真摯に仕事に向き合う一方で、リラックスする瞬間はどんなとき? 心癒されるヒトやコトは? ふとした心のすき間に触れてみたい。
※2021年8月刊行BAILAhommeより転載/掲載情報は発売時のものです

KAT-TUN・上田竜也

上田竜也(KAT-TUN)

上田竜也


うえだ たつや●2006年3月にKAT-TUNとして「Real Face」でCDデビュー。ジャニーズでは異色とも言える、情に厚くまっすぐな熱血キャラが魅力。「炎の体育会TV」(TBS系 土曜19時〜 隔週出演)では鍛え上げた肉体派の一面も披露。現在、「KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン」(TBS系 木曜24時58分~)放送中。

心の解放を感じる瞬間【Relax】

「心が解放される瞬間?……ってなくない?(笑) 実は、プライベートで海外旅行に行ったことがなくて。もしハワイに行けるときがきて、人目も気にせず自由に出歩いて、海とかではしゃぐことができたら心からの解放を感じるかもしれないな。ささいな日常でいうと、友達とメシ食いながらたわいもない話をしている瞬間は、心がほぐれる。あと、温泉も好き!昔は年3〜4回は行ってたかな。露天風呂につかって、友達と話しながら景色を眺める。なにげないことだけど、気持ちが癒される瞬間です。」

繊細と大胆は紙一重【Feeling】

「男っぽい見た目のとおり、基本は熱しやすく大胆な性格。でも繊細じゃないかと言われたら、そうでもないと思う。周りの人のささいな変化や感情の機微にはすぐに気づくし、そうやって気づけるってことは自分の中に“繊細さ”があるからかなって。「この人、今日は元気ないな」とか「いろんなことを考えた上でそうなんだよね」とか、相手の気持ちを深く考えますね。だから、普段の言動だけを見て「上田くんって雑だよね」とか言われると「あ、なにも見えてないんだな」と思うことも。思ったことはストレートに言ってしまう性格でもあります。ただ、やみくもにというより、言わないでおいたら誰も得しないと思うことははっきり伝えたい。表情にも感情は出やすいほうで、TVの収録でもよく「顔に出てるよ!」って言われる(笑)。バラエティ番組なら笑いになるけど、ちょっと直したい気持ちもありますね(笑)。」

好きなことに没頭する瞬間や愛情のある人と過ごす時間が癒し

「舞台の公演中は、オンとオフの切り替えが大事。ルーティン的なことは特にないけど、芝居が終わって家に帰ったら、1時間くらいテレビをつけっぱなしにしてぼーっとする。公演時間が決まっていて規則正しい生活になるからこそ、スイッチを切る時間がないと、ずっと感情が張り詰めていることになるから。一度気持ちを抜くことが、リラックス方法です。仕事が忙しいときや、対人関係においても、ストレスがたまることもあります。そういうときは、趣味の格闘技でストレス発散。行く先も決めずにバイクを流すこともある。どちらも好きなことだし、体を動かすことで自然と嫌なことも解消されるから一石二鳥。生活の一部ながら、いいストレス解消法ですね」

「心を許せる人がいることも大切な癒し。僕の場合は、KAT-TUNのメンバーの存在です。最近、番組でそれぞれの欲しいものをルーレットのダーツで当てる企画があって。二人の欲しいものは僕が当てたけど、僕のは誰も当たらずにもらえなくて……。そのあとに二人が「買ってプレゼントするよ」って言ってくれて思わず笑顔になりました。その気持ちが嬉しかったな。僕が心を許せるのは、愛情が感じられる人。誰とでも広く仲よくなりたいわけじゃなく、“その場だけじゃない”気持ちが伝わる人とだけ仲よくなりたいし、距離を縮めたいと思いますね。そういう人には、自分からガンガン攻めます。“この人と話したいな”と思ったら、自分が心を開かないと。きっかけは自分からつくらないとね」

譲れないポリシー【Policy】

「自分の中で譲れない部分は“やりたくないことはやらない”という信念。単なるわがままではなく、“上田竜也”として譲れないと思うことは、いくつになっても守りたい。直すべきところは、人をいじりすぎてしまうところ(笑)。相手がもう嫌だろうなって気づいても、止められなくて。愛情ベースなんだけど、人が嫌がっていることはほどほどに、と反省はしています(笑)。」

最近、笑顔になれたこと【Smile!】

「仲のいいメイクさんに関節技を決めたとき(笑)。痛がってる姿を見ていたら、つい楽しくなっちゃって。あとは、15周年記念の有観客ライブ。やっとファンのみんなと直接コミュニケーションがとれて、みんなの笑顔を見ていたら自然と笑顔になれた。15年分の感謝、思いを込めた特別なライブだったから。お返しに、これからも笑顔になれることを届けたい。まだまだ考えていることがあるから楽しみにしとけよ!」

舞台へかける思い【Stage】

「舞台の仕事では、共演者との信頼感や心のつながりを大事にしています。何かあったときに助け合えるような関係を築きたい。若い頃は他人とコミュニケーションをとることがどこか面倒だと思っていたのですが、10年くらい前、蜷川幸雄さんの舞台のときに、勝村(政信)さんに「コミュニケーション能力が低すぎる」と言われたことがあって。周りに気をつかわせるのは悪いと気づけたし、今では年上の方と親しくしていろんな話をするのも面白いと思えるようになりました。今回の舞台で演じるのは、カリスマ性のある世界的ロックスター役。富や名声に踊らされてスターがくずれていくさま、それすら輝いて見えるように演じたい。“落ちていく姿すら美しいんだな、これがカリスマ性ってことか”と、観ている人に感じてほしい。ちなみに自分では、KAT-TUNのライブ中は俺がカリスマだと思ってステージに立ってるからね(笑)。」

舞台『Birdland』

演出/松居大悟
出演/上田竜也、安達祐実、岡田義徳ほか
9/9(木)〜10/3(日)PARCO劇場にて上演 ほか10月に愛知、京都、福岡にて公演。

イギリスを代表する劇作家、サイモン・スティーヴンスの戯曲を、劇団「ゴジゲン」主宰の松居大悟演出で日本初上演。上田さんは名声の頂点にありながら破滅していく、世界的ロックスター・ポール役を演じた。

取材・原文/松井美雪 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA homme掲載

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