2022.4.14

【首筋美人ストレッチ＆エクササイズまとめ】姿勢が整うだけで印象は激変！佐川裕香さんに教わる首筋美人になれる方法

いつ見てもたたずまいが凛としている人、その秘訣は首筋の美しさにあり。正しい姿勢をマスターすると、体重が同じでも印象は激変、美しいネックラインに。人気講師の佐川裕香さんに、首筋美人になれるストレッチ＆エクササイズを教えていただきました。

1.おブスになるNG行動と首筋美人の基本姿勢
2.佐川式ストレッチ＆エクササイズで目指せ、首筋美人！
3.【30代から始める首ケア対策】首シワ三重苦とサヨナラする潤いケアとおすすめコスメ
4.【30代から始める首シワ対策】早く効果を出したい人は姿勢矯正サロン＆ボトックスで即解決！

1.おブスになるNG行動と首筋美人の基本姿勢

講師

【首筋美人の条件】首筋から鎖骨を整えた美しくしなやかなたたずまい

首筋から鎖骨を整えた美しくしなやかなたたずまい。モデル／臼居実憂さん（スーパーバイラーズ）

ピアス（1個）￥45100・イヤカフ（1個）￥33000／スタージュエリー渋谷スクランブルスクエア店

引き締まったフェイスライン、すらっと細い首、くっきり浮き出た鎖骨になだらかな肩。凜としたなかにある心地よさが人目を惹きつける。“首筋美人”に必要なのは厳しい筋トレやエクササイズではなく、正しい姿勢を身につけること。

首筋おブスになる要因3

日常生活のなにげないクセが首の負担に！　うつむいた姿勢は頭の重みで首が凝り固まり、猫背の原因に。合わない枕も、首が詰まった状態が続いてしまいシワをつくることに。意外と見落としがちなのが口呼吸。深い呼吸ができず、首や胸の骨のスペースが詰まったままになるので、詰まり首やもったり背中につながる。

1.うつむいた姿勢でスマホを操作

3.合わない枕で寝る

3.口呼吸

脱ラクな姿勢できれいな首筋に！

「姿勢が悪くなる理由は、その姿勢を体がラクだと勘違いしてしまうから。スマホや長時間の座り作業は、無意識のうちに頭の位置が前になり、首の骨に本来あるべきスペースを埋めてしまうくずれた姿勢になっていることが多いんです。長年積み重ねたクセを正すには時間もかかりますが、スキマ時間に少しずつでも繰り返し行うことが大切。体の正しい動かし方と深い鼻呼吸を行うことが、正しい姿勢をつくる重要なポイントです。姿勢が整うことで見た目はもちろん体調不調の改善にもつながりますよ」

【基本姿勢】FRONT

姿勢を整えただけで劇的な変化！　頭は前のめり、肩が盛り上がり、首のスペースが詰まったくずれた姿勢。正しい姿勢は、重心線が頭、首、背骨、骨盤の真ん中をまっすぐ通り、左右の肩と骨盤が水平に

【基本姿勢】SIDE

猫背も、整え方さえ知れば、修正できる！　あごが前に出て骨盤も後傾したくずれた姿勢（前傾もNG！）。正しい姿勢は、耳の穴から肩がまっすぐ通るかをチェック！

【基本姿勢】BACK

背中の丸さも正しい姿勢で解消できる！　くずれた姿勢は首が詰まり骨盤が後傾してモリッとした印象。床に対して左右の肩と骨盤が水平の状態をキープする

首筋美人の基本姿勢を詳しくチェックする！

2.佐川式ストレッチ＆エクササイズで目指せ、首筋美人！

【ストレッチ】鎖骨掘り出し〈顔まわり〜鎖骨をきれいにする〉

鎖骨から首筋にスペースをつくり、美しい首筋とデコルテをつくる。

1.骨盤を立てた状態で浅く座る
骨盤を立てて、骨盤のいちばん下の骨の坐骨で座ることを意識。頭頂を上にまっすぐ引き上げ、お腹はそらさずに背すじを伸ばす

2.右手のひらを上に肩を外向きに（外旋）する。顔は左へ
肩を開くように右手を外旋させ目線は左に。耳下から鎖骨につながる筋肉（胸鎖乳突筋）を伸ばして、鼻呼吸を繰り返す。呼吸に合わせて、リラックスして行うことがポイント

3.左手のひらを上に肩を外旋させて顔は右へ
同様に肩を開くように左手を外旋させ、目線は右に。胸鎖乳突筋を伸ばすことを意識して鼻呼吸を繰り返す

鼻から吸い吐く呼吸を深くゆっくり5回繰り返す

〈鎖骨掘り出しストレッチ〉を詳しくチェックする！

【ストレッチ】あご下スッキリ〈あご〜胸のスペースをつくる〉

あご下から首、胸まわりの筋肉をほぐして、猫背を改善する。

1.手のひらを合わせあご下に添える
座った際、ひざの角度は90度をキープする。両足の親指同士をくっつけて骨盤を立てて浅く座る。目線は正面で、手はあごの下に添える

2.鼻から息を吸いながら顔と腕を上げる
鼻から吸う息で、顔と手を上げて、鼻先で天井を見るイメージ。あごの下の手は添えるだけで、力を加えないことがポイント

3.鼻から息を吐きながら首を下げる
鼻から吐く息で、首と腕を下げる。胸まわりの筋肉をゆっくりほぐすイメージで、深く鼻呼吸を繰り返す

呼吸を深くゆっくり5回繰り返す

【首筋美人ストレッチ＆エクササイズまとめ】姿勢が整うだけで印象は激変！佐川裕香さんに教わる首筋美人になれる方法_7

《CHECK!》くずれた姿勢
あごが突き出て、首の後ろが縮んで巻き肩状態に！　頭のみを後ろに倒す動きは、首を痛めやすいのでNGです

〈あご下すっきりストレッチ〉を詳しくチェックする！

【ストレッチ】内巻き肩立て直し〈首の後ろ&肩甲骨を動かして胸を開く〉

両腕を上下左右に動かすことで胸まわりの柔軟性を高め、内巻き肩を改善する。

1.正しい姿勢で浅く座る
目線は正面で、坐骨を立てて座る。首の前と後ろの筋肉の緊張をほどき、あごを引く

2.両腕を頭に添えて息を吐きながら首の後ろを伸ばす
肩甲骨が開いていくのを感じながら、鼻で息を吐いて、頭をゆっくり前に下げる

3.両腕を左右に開き息を吸う
背すじを伸ばし、鼻から息を吸いながら両腕を開き頭を上に。目線は斜め上に、腰はそりすぎに注意する

深い呼吸とともに5〜8回繰り返す

《CHECK!》正しい姿勢
胸を開いて肩甲骨を寄せる。肩甲骨を無理に寄せようとすると肩に力が入るので、鎖骨を後ろに引くイメージで

〈首の後ろのストレッチ〉を詳しくチェックする！

【エクササイズ】内巻き肩立て直し〈肩甲骨を動かして胸を開く〉

両腕を上下左右に動かすことで胸まわりの柔軟性を高め、内巻き肩を改善する。

背中のエクササイズ

1.両腕を上げる
目線は正面で、骨盤を立てて浅く座り、鼻で息を吸う。腕は肩幅くらいに開き、上にまっすぐ伸ばす。肩と骨盤は平行を意識する

2.手のひらを外に向けて肩の位置まで下げる
息を吸ったまま下ろし始め、鎖骨の下にある胸骨を意識。ひじを肩の高さまで下げる。あごが上がらないように注意

3.両腕を下ろす
腰骨あたりを目指して両腕を体側に下ろし、息を吐く。鎖骨を後ろに引くイメージで、腰はそりすぎないように注意すること

深くゆっくり呼吸し、10回繰り返す

《CHECK!》くずれた姿勢
肩が内向きで、猫背の状態で動かしているため、効果なし。腕を引くことよりも、胸を開くことを意識して！

〈背中のエクササイズ〉を詳しくチェックする！

3.【30代から始める首ケア対策】首シワ三重苦とサヨナラする潤いケアとおすすめコスメ

「日々忙しい30代こそ、猫背、巻き肩、肩が上がるなどの“首シワ三重苦”なんです！」と語る美容家の水井真理子さん。塗る・ためない・流すの3ステップのケア方法と、首ケアのイチ押しコスメをレクチャーしてくれました。

講師

「年齢が出る首こそ、気になる前のケアが肝心外から内から、乾燥させないことがカギに」

ネックケアはもう少し先でいいと思っていませんか？　実は、PCやスマホなど首に負担のかかる姿勢が増えた分、シワやむくみなど首のトラブルも早く出るようになっているんですよ！　首は目もと同様皮膚が薄いので、シワが深く刻まれてしまう前のケアがおすすめ。いちばんの大敵は乾燥なので、保湿が大事です。夏はもちろん、冬はニットやマフラーなどの摩擦で乾燥させてしまうケースもあるので気をつけて。コスメやサプリなどライフスタイルに合ったケアを味方につけて、首まで保湿を心がけてください。