様々な価値観、重ねてきた経験、垣間見えるプライベート…30代から40代の働く女性のバッグとその中身を通して「生き方・働き方」を学ぼう。今回取材したのは、「サイバーエージェント」広報シニアマネージャーの上村嗣美さん。広報部署をつくった立役者のお仕事バッグは上品見えするデザインが鉄則。
広報・PRとして、部署づくりから スタートし、組織のリーダーに
上村嗣美さん(44歳)/サイバーエージェント広報シニアマネージャー
これまで築き上げてきた“広報”以外にこれから先もうひとつ自分の“タグ”をつくりたいと模索している
「ピンクで統一されたスモールグッズに自分らしさが表れているかも。30代後半あたりから、好きな色は小物で取り入れるようになりました」と語る上村さん。広報のエキスパートとしてキャリアを積むなかで、一つひとつ集めてきた上質なアイテムが印象的。「入社当時は創業3年目だった会社が急成長していくなかで、自分を取り巻く環境も大きく変化しました。同じ社内にいながら常に新しい挑戦と経験を重ねていけたこと、会社の成長とともに自分の幅を広げられたことに感謝しています」。現在は、組織のリーダーとして、広報担当者の人材育成にも関わる。「仕事は絶え間なく自分をアップデートできる手段」と考え、今後は、培ってきた広報のスキルをベースに、身の回りにある興味や好きなことを昇華して、新しい自分の強みをもうひとつつくることが目標だ。
WORK&LIFESTYLE history
21歳:大学在学中からサイバーエージェント内定者インターンを開始。インターンを通して広報・IRという職種に興味を持つ
22歳:新卒で東証マザーズに上場したばかりのサイバーエージェントに入社。当時は100名ほどの社員数で、経理を担当。ほどなくして社長秘書に。いわゆる広報部がないなか、社長の取材を中心に広報的な業務を担当するように
27歳:専任として広報部署を立ち上げる
30歳:広報責任者に
36歳:第1子出産。産休育休を取得
37歳:職場復帰。全社広報室のシニアマネージャーに
41歳:夫が立ち上げたPR戦略事務所に参画
MY BAG:CELINE セーズ
「PCが入る大きさ・中身が見えないデザイン・きちんと見えて上質」という理想をかなえた逸品。絶妙なグリーンも合わせやすい。
ポーチにはハンドケアと香りもの、除菌スプレーを
「グッチ」のポーチにはマスクリフレッシュ用のオイルや除菌スプレー、乾燥防止のハンドクリームとネイルオイルなどハンドケアを充実
フラットポーチにはマスクを収納
「デルヴォー」のレター風ポーチに予備のマスクを
スマホケースのポケットは領収書入れに
スマホ決済時の領収書はうっかりなくしてしまわないよう、ケースのポケットに入れている
財布はカードケース内蔵型でミニバッグに対応
出番は減ったけれど広報の仕事に欠かせない名刺は「ヴァレンティノ」の名刺入れに。フレキシブルなミディ財布も「デルヴォー」
撮影/葛川栄蔵 取材・原文/久保田梓美 ※BAILA2022年6月号掲載