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【 #生田斗真 】生田斗真さんスペシャルインタビュー《前編》【BAILA × Jの鼓動】

自分を冷静に見つめながら、情熱を絶やさず、いつ何時も俳優という職業の使命を全うする男。“舞台との出会いが人生のターニングポイント”だと語る生田さん。同世代の働く大人としての“仕事論”に迫る、生田斗真さんのインタビュー。前後編の前編です。

生田斗真

BAILA×Jの鼓動 生田斗真

生田斗真


いくた とうま●1984年10月7日、北海道生まれ、A型。1996年NHK Eテレ「天才てれびくん」に出演。NHK連続テレビ小説「あぐり」、大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画初出演にして主演を務めた『人間失格』での演技が絶賛を博す。数々の作品で経験を積み、俳優としての地位を確立。

自分の満足度を高めるより作品のクオリティを追求、役者魂を次世代へとつなぐ

ジャニーズ事務所きっての演技派俳優として、グループに属することなく、舞台を中心に経験を積み、役者道を駆け抜けてきた生田さん。ラブストーリーからサスペンス、人間ドラマまで、作品や演じる役柄の幅も広く、徹底した役作りでカメレオン俳優へと成長している。

「演じる仕事は楽しいし、自分で選んだ道なので、やりがいもあります。でも、好きで好きでたまらないっていうのとはちょっと違って、嫌いじゃないけどっていう、どこか冷静さのある“好き”かもしれないです。“よりよくするには、より楽しむためにはどうしたらいいのか?”を常に考えながら、作品に向き合っています。」

「今は月9ドラマ『元彼の遺言状』の撮影をしていて、学生時代の回想シーンがあるんですよ。まさか37歳で大学生役をやるとは思わなかった(笑)。台本で知ったときは、“マジか!”とびっくりしましたが、やらない選択肢はないですよね。役者という仕事は、常に見える景色が変わります。年齢を重ね、人生の階段を上ることで、与えられる役割も変化する。だからこそ、飽きなくて面白いです。」

「若い頃は現場で名前すら呼んでもらえず、つらい思いをしたこともありました。それもあって、座長を務めるようになった最初の頃は、居心地よくしようと気をつかってしまっていたけれど、結局いい芝居をすることがいちばん。無理にいい空気にする必要なんてないと、あるとき気づいたんです。たとえ周りがピリついても言うべきことは言う。先輩たちに教わってきたことを次の世代に伝えることができて初めて“人間活動”だと言えると思うから。これからは、自分一人で学んで表現することのその先へ進まなきゃいけないと思っています」

演じることが好きだから、努力も苦にならない。役者一本で行くと志したときから芝居へのモチベーションは不変!

ドラマ「元彼の遺言状」
フジテレビ系 月曜21時~放送中
出演/綾瀬はるか、大泉洋、関水渚/生田斗真/浅野和之
綾瀬さん演じる金にがめつい剛腕弁護士・剣持麗子が、大泉さん演じる依頼人・篠田敬太郎と共謀して遺産を狙うミステリー。生田さんは物語のカギを握る主人公の亡き元彼・森川栄治とその兄の一人二役を演じている。

Netflix ドキュメンタリー「生田斗真 挑む」
6月16日〜Netflixにて全世界独占配信
出演/生田斗真、尾上松也ほか
親友の歌舞伎俳優・尾上松也さんが2009年より主宰する歌舞伎自主公演シリーズの最終公演『「挑む」Vol.10 〜完〜』に特別出演。初めての世界に飛び込んだ生田さんに密着。公演までの2カ月半の道のりを追った。

舞台『てなもんや三文オペラ』
6月8日~30日 東京・PARCO劇場にて上演後、福岡・大阪・新潟・長野を巡演。
出演/生田斗真、ウエンツ瑛士、渡辺いっけいほか
1928年に初演された差別と貧困を痛烈に風刺した音楽劇『三文オペラ』が原作。1950年代の大阪に置き換え、第二次世界大戦で破壊された大阪砲兵工廠の跡地で、戦争を背負いながらも生き抜いてきた人間模様を描く。

取材・原文/山中ゆうき ※BAILA2022年7月号掲載

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