不確定の未来を案ずるより、今やるべきことに真摯に取り組み、周囲に惑わされることなく自分らしさを貫く。「すべては見てくれる人がいるからこそ」と語る山田さんの、輝きの裏側にある信念とは――。Hey! Say! JUMP 山田涼介さんのスペシャルインタビュー。
Hey! Say! JUMP・山田涼介
山田涼介
やまだ りょうすけ●1993年5月9日生まれ、東京都出身、B型。現在、「いただきハイジャンプ」(フジテレビ系 土曜10時25分~)、「スクール革命!」(日本テレビ系 日曜11時45分~)に出演中。また、ラジオ「Hey! Say! 7 UltraJUMP」(文化放送 木曜24時05分~)でパーソナリティを中島さん、知念さんと務める。
努力の仕方は人それぞれ。自分は自分のベストを尽くすことのみ!
11歳でジャニーズJr.のオーディションを通過。わずか14歳で鮮烈なデビューを果たした山田さん。アイドルであることへの並々ならぬ決意と努力があるからこそ、グループのエースとして脚光を浴び続ける。
「チャンスに全力でこたえるのは当然だと思っています。“何でもできて当たり前”なのがジャニーズだったりするし(笑)。ただ、必要になるかどうかもわからない状態での下準備は正直苦手……。決まっているものに関してなら、どんな努力だってできる。でも、いつかのためのアプローチとして一生懸命頑張るって、難しいよね。先のことを考えて不安になっても意味がないと思っているから、備えるってことができないのかも」
「未来は誰にもわからない。だから何事も“なるようになるさ”の精神で、今までやってきました。失敗したらその都度反省して、できる対応をするしかない。仕事をしていれば嫌な思いもするし、気分が乗らない日もありますよ。でも、仕事だから途中で投げ出すことはありえない。もし努力をしていないように見える人がいても気にしないかな。ほうっておくのがいちばんでしょ。自分とは合わないだけで、考えを押しつけるのも違うと思うから。“なんで頑張らないんだろう?”なんて思わず、“自分とは違うやり方で頑張っているんだろうな”って切り替えるほうがいい」
「私生活で何かあって、落ち込んでも、それを表に出さずにいられるかが重要だと思っています。それが僕のモットー。あ、でも、笑っていたほうがいいシチュエーションで笑顔ができないことは正直あるよ。ふてぶてしいと思われることもあるだろうけど、自分も人間だからね(笑)」
グループに所属しているからこそ、どんなことがあっても“一人じゃない!”と、頑張れる
20代最後に、不器用なオトナの男のド直球本格ラブコメディに初挑戦
現在放送中のオシドラサタデー「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」で山田さんが演じるのはビールメーカーで働く丸谷康介。可愛らしい顔立ちと人なつこい性格で、幼い頃から人気者で、“可愛い”を最大の武器に、人生を謳歌している男を熱演中。
「常に受け身の康介が、30歳を目前に自分の“可愛い”は永遠には続かないということに気づき、焦りだすストーリーですが、僕自身はあざといタイプではないし、なんなら思ったことがすぐ顔に出てしまうこともあって……。特に一方的に指示されることが嫌いで、突然“決定事項です!”って説明されたりしたら、不機嫌感がわかる人にはわかっちゃったりして(笑)」
「仕事に限らず、お互いの意思を尊重することを大切にしたいから、セッションしながら決めていくほうがいいものが仕上がると思ってるんですよね。そんな僕がどうやってあざとさをナチュラルに演じていくかが課題。実はラブコメも初挑戦になるので、それも気合が入ります。不器用な恋愛模様をどうやって育てていくのかに注目しながら、楽しんでもらえたら嬉しいです」
「最近、鼓動が高鳴った出来事は、1年前から楽しみにしていたゲームが発売されたとき! 普段は何事にも動じないタイプなんだけど、待ちに待った発売日は朝からワクワクしまくりでした」
「あと、いつか手に入れたいと思っている憧れのバイクについて考えてるときもテンションが上がります。不思議ちゃん発言ではなく、聞いてほしいんだけど、風を感じながら飛びたいんだよね(笑)。車も便利でいいんだけど、バイクのほうが自分の足で向かっていく感じがする気がして。30歳までに手に入れられたらいいなって思ってます」
自分の魅せ方はわかるけど、あざと可愛い部分はどこをどう探してもないかな…
ドラマ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」
土曜23時30分~ テレビ朝日系にて放送中。
出演/山田涼介(Hey! Say! JUMP)、芳根京子ほか
幼い頃から人気者で、“可愛い”を武器に生きてきた、“あざかわ”男子・丸谷康介(山田)と、26年間“恋愛経験ゼロ”のロボット女・真田和泉(芳根)。不器用なオトナ二人の遅すぎる初恋を描く新たな“キュンムズ”ラブコメ。
取材・原文/山中ゆうき ※BAILA2022年6月号掲載