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意外!そのぽっこりお腹、肋骨が開いているせいかも!

太ってないけど下腹がぽっこり、という人に多いという「肋骨の開き」。最近では、骨格矯正の整体やサロンでも「肋骨」に注目した施術が話題のよう。そこで、肋骨と下腹ぽっこりがどう関係あるのか、専門家に取材。答えてくれたのは、名古屋市の「希望クリニック」院長、堀田由浩さんと、「スタイルM」代表、村木宏衣さん。
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スーパーバイラーズの中嶋真弓さんも心当たりアリ!

そもそも「肋骨が開く」ってどういうこと?

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こちらが正しい位置に収まっている肋骨。肋骨と骨盤のまでの距離が適度にあり、前傾も後傾もしすぎていない常態。肋骨の中に胃などの臓器がしっかりと収まっている。
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そしてこちらが広がった肋骨。骨盤につかえて前に押し出され、上方に開き気味の状態。全体に下に落ちているため内側が狭く、内臓が収まりきらず下垂しがちに。
「骨自体が変形するのではなく、周囲を取り巻く筋肉がゆるんで、広がったり押し上げられたりして肋骨の角度が変わった状態を指します。猫背で姿勢が悪いと肋骨が本来あるべき状態よりも下がってきます。さらに肋骨を正しい位置にキープする筋肉が弱いせいで、角度が開いていくのです」(堀田先生)。
「基準がないので人と比べられるものではないのですが、一般的には背中側(後ろ)の肋骨が左右に広がり、それに伴って胸側(前)の肋骨が前に開いていきます。前に開くと同時に左右もふくらむので、ハの字の角度が広くなり、肋骨の下部が飛び出てしまいます」(村木さん)。

肋骨が開くと、どうなるの?

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「猫背で肋骨が開いていると、骨盤が後傾して下腹を突き出したような姿勢に。筋肉が使えていないので、二重あごやお尻の下垂など、さまざまな体型への悪影響が」(村木さん)。「肋骨がゆがんで中のスペースが狭くなると、肋骨の中に収まるべき胃が下垂。胃が小腸を押し、さらにその下の臓器をドミノ式に押し下げていくので下腹がポッコリ出てしまうのです。圧迫された大腸は働きが鈍り、血液やリンパの流れが悪くなって代謝が落ち、太りやすくもなります」(堀田先生)

開いているか、どうやって自分でわかるの?

「肋骨が開くのは、肋骨と骨盤の距離が短い人。そういう人は猫背で、おなか側がギュッと縮んでいる場合が多いです。普段から姿勢が悪い人は肋骨が開きやすいといえますね」(堀田先生)。「猫背の人はもちろんですが、胸を張っていて一見姿勢がよさそうに見える人も要注意。胸を張りすぎて反り越しになってしまうと、肋骨の角度が上向きになり、開いていきます。いずれにしても、まっすぐでいい姿勢を保つ筋肉が弱いことが原因。普段あまり体を動かさず、筋力不足の人は開きやすいと肝に銘じて」(村木さん)。
本誌「そのポッコリおなか 肋骨が開いているせいかもしれません!」では「肋骨の開き」を自分で確認するチェックリストも紹介しています。ぜひお見逃しなく!
撮影/フルフォード海 イラスト/3rdeye

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