そのさりげなさが気負いのない大人の余裕とこなれ感をもたらす取れかけニュアンスの巻き髪。自分でできるコツをレクチャー！　ヘア＆メイク河嶋 希さんが、ちょうどいい巻き髪を作るためのお悩みにこたえます。

「取れかけ風の巻きを作りたいときにアイロンを選ぶポイントは、いつもより“ちょっと太め”。ミディアムなら32mm、ボブなど短めのレングスだと巻きすぎになりやすいので細めのストレートアイロンで。ゆるく髪を滑らすように巻けるサイズを」（河嶋さん・以下同）

「前髪を作ってない場合も、顔まわりの毛を外巻きにして後ろ髪とゆるくつなげるとグッとムードが出ます。きっちり巻くのではなく、毛流れを作るイメージで髪にアイロンを滑らせ熱を加える。しなくても成立しますが、このひと手間でこなれ感がアップしますよ」

「焦って水でぬらしてカールを解くと、そのときはちょうどよくなっても時間とともにカールが落ちてしまい、早々に巻きが取れてしまう原因に。カールローションを使って巻きをゆるめて乾かすと、カールが落ちすぎずその後もキレイな状態に。水と混ぜて使うのもOK」

「髪が硬めなタイプや毛量が多い場合は、バームなど少し重さがあって髪の毛を落ち着かせるアイテムをチョイス。逆に髪が細い猫っ毛さんや毛量の少ない人は、ソフトワックスなど水分量が少なく髪をエアリーに仕上げるものを。ボリュームスプレーも効果的です」

「カールキープに役立つのがスプレー。ホールド力はあるけどパリパリに固まらないものを選んで。トップのふんわり感がなくなりやすい人はパウダーで復活。日中お直しができるなら、毛流れをキープできるマスカラタイプやスティックバームなどのモバイルコスメでくずれる前にリカバリーを」

＜巻いた直後に＞

＜ふんわり感をキープ＞

＜日中のリカバリーに＞

撮影／三浦 晴　取材・原文／渡辺敦子　※BAILA2026年1月号掲載