新しい年こそ、毎日を爽快に過ごしたい! 今年は「今日は会社に行きたくないな……」、なんて朝は「ずぼらヨガ」で心身を目覚めさせよう。血流がアップしたり、全身に酸素が巡ったりと1日のスタートを気持ちよく切れる4つの気分爽快ポーズをご紹介します。
イラストレーター 崎田ミナさん
自律神経の乱れから3年間休業した自身の経験をもとに、少しのアクションで心身ともに前向きになれる「ずぼらヨガ」を考案。著書は合計で35万部以上の大ヒット。
《血流アップで体目覚める》
横向きに寝た状態で上になる腕で大きく円を描くようにゆっくり後ろ回し
【時計のポーズ】10回転×2
深呼吸をしながら大きく腕を回すことで、背、肩、腕、胸、わき腹と広範囲の筋肉がほぐされ、首や背中のコリがラクに。血流が高まることで頭もクリアになり、全身が温まるからなかなか布団から出られない冬の朝にぴったり。
《酸素巡って頭スッキリ》
背すじを伸ばして片手を斜め上に上げ、扇を描くように横に倒していく
【扇のポーズ】5呼吸×2
わき腹を伸ばして、普段動かさない肋骨まわりの呼吸筋をストレッチ。肺が広がって深く呼吸できるようになるので、全身に酸素が行き渡り思考がすっきり。タスクが多い日の朝に取り入れれば、効率よくこなせるはず。
《頭しゃっきり気分前向き》
背すじを伸ばした状態で両腕を上げて胸を開き深呼吸しながら手のひらを開く
【アンテナのポーズ】30秒
なんとなく「会社に行きたくないな……」というときには、呼吸が深くなり、指の先の神経まで目覚めさせるアンテナのポーズ。笑顔が難しければ少し口角を上げるだけでもOK。セロトニンが分泌され、前向きな気分に。
《やる気スイッチオン!》
背すじを伸ばしたまま足を踏み込んで体をスライドさせる
【英雄のポーズ】20秒×2
腹筋を意識することで体感が目覚め、全身の筋肉がONの状態に。股関節が開くから血液や体液の流れもスムーズになり、寝不足でだるい体も軽く。脚は肩幅の2倍ほどに広げ、ポーズをとったら深呼吸しながら顔も横向きに。
深い呼吸が身につけばいろんなことがうまくいく!
「ヨガと聞くと難しいポーズやストイックな女性像を思い浮かべがちですが、私がすすめる“ずぼらヨガ”は、ポーズの完成度よりも心地よく呼吸ができているかどうかが重要。呼吸が整えば緊張した体と心がゆるみ、それだけで自律神経も整うんです。自律神経が整えばオンオフの切り替えがスムーズにできて、仕事もプライベートもより効率的で充実したものに。仕事の合間にも取り入れられる簡単なワンポーズヨガなら、三日坊主になる心配もありませんよ!」(崎田さん)。運動が苦手でも挑戦しやすい&続けやすい“ずぼらヨガ”で、滞らない体に!
いいことずくめのずぼらヨガ
自律神経整う
体内のストレスをゆるめることで、脳の疲れもやわらいで自律神経が整いやすくなる
むくみすっきり
血液とともに体液もポンプアップされるから、むくみの原因となるリンパの滞りも解消
血流アップ
硬くなった筋肉がほぐれ、血流がアップ。コリの解消だけではなく、代謝アップも
イラスト/崎田ミナ 監修/田中千哉〈for.R整体院院長〉 取材・原文/野崎千衣子 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年1月号掲載