【友利新先生の美容医療講座〈まとめ〉】失敗したくないから、正しい知識をみにつけよう！

興味はあるけどハードルが高い…。そんな美容医療初心者が抱える不安や疑問を解決！　内科・皮膚科医の友利 新先生が本音で答えます。

A 30代は始めどき

A だいたい1カ月〜2カ月に1回、こまめなメンテナンスがカギに！

A ポテンツァ！！
「最新再生治療として注目されているのが、針からラジオ波を発生させ、毛穴やニキビあとの凹凸などと同時に、エイジング治療もできる最新機器『ポテンツァ』。この機器は、毛穴治療で難しいとされていた肝斑治療も同時に行えるのが特徴。肌のタイトニングやリフトアップ、ボリュームアップなど、悩みに応じて選択も可能。ダウンタイムも2日程度と、パワフルさと手軽さを兼ね備えたマルチケアマシンです」

A 大事なのは、医師の必要な施術を見極める力とマシーンの設定です

「たとえばシミ治療の場合、レーザー治療は最新マシンがいいものとされがちですが、大事なのはレーザーの設定。この設定とは、医師がシミの色や大きさを診て、波長、スポット、強さなどの出力を変えること。その設定自体は、マシンどうこうというよりも、医師の腕とセンスがカギになります。だから、安さやマシンの名前だけに飛びつくのでなく、自分の肌に必要な治療法を選んでくれる医師とクリニックを選ぶようにしましょう。そのためには症例やSNS、クチコミなどをチェックするのがいいと思いますよ」

A まずはドクターの美の基準をチェック！「やらなくてもいい」と止めてくれる医師かどうかもポイントです

A 基本的に無理です。また、自分のシミタイプに合った施術ならシミは濃くなりません
「1回のレーザーでまっさらな肌になれるか？と聞かれたら答えはNO。レーザーを当てる→かさぶたになる→取れる→ピンク色の肌になる→それが徐々に肌の色に変化する。この行程に3カ月〜半年はかかります。しかも、肌の奥には見えないシミが存在し、表面のシミを取ったところで、奥深くに眠っていたシミが浮き出てくる可能性も。さらに、レーザー直後の肌はとても敏感なので、いつも以上にUVケアなどを気をつけないと、シミを悪化させることもあるので気をつけましょう。シミには様々な種類があり、肌上で混在していることも多々。その人のシミ状態によって施術内容や内服・外用薬などの治療法は異なります。その選択は医師の腕の見せどころですね」

A 保険診療のニキビ治療も進んでいるのでまずは皮膚科へ
「ひと昔前までの皮膚科のニキビ治療は、抗菌剤での治療が一般的だったのですが、最近では毛穴詰まりを改善したり、ターンオーバーを促したりする保険診療のニキビ薬も進化しています。だから今もし進行中のニキビがあるならば、美容医療ではなくまずは皮膚科受診がおすすめ。だけど、それがニキビあととして悪化してしまった場合は美容医療の出番。上手に使い分けましょう」

A 変わります。まずはカウンセリングを

A ひと言で毛穴と言っても、いくつも種類が！毛穴タイプに合った施術を

A 予防治療ならボトックス。シワができたらヒアルロン酸。でも、まず自分の表情のクセを見直して

「翌日から顔サイズが変わる引き締め力！」
「以前体験したタイタンはめちゃくちゃ痛かったので、ある程度覚悟はしていましたが、施術中の痛みや施術後の赤みや腫れがまったくなく、ストレスフリーな施術でした。翌日はバイラーズのみんなでお花見があったのですが、横からなにげなく撮られた写真のあごまわりがシュッと引き締まっていて感動！理想のフェイスラインをかなえるため、月1回メンテナンス的に通いたいな〜と思いました」

湾曲した部位にも自在にアプローチ

痛み：ほぼ感じない
ダウンタイム：ほぼなし（個人差あり）
治療間隔：月1回の継続でたるまない肌へと強化

before

after

「悩みだったシミやソバカスが薄くなった！」
「ところどころ熱や痛みを感じましたが、脱毛レベルだったので、そこまでつらくなかったです。シミ部分はすぐにかさぶたになり、5日ほどでポロリ。1回の施術なのにシミが薄くなり、肌ツヤがかなり高まって嬉しかったです。とはいえ、日々のメンテナンスも大事だと痛感したので、これからは日焼け止めは一年中欠かさないようにします！」

2周＆気になる部分に再度照射

痛み：輪ゴムではじく程度
ダウンタイム：約1週間
治療間隔：1カ月に1回程度 3〜5回の施術を

before

after

撮影／ 押尾健太郎（人）　ヘア＆メイク／鈴木京子　イラスト／ユリコフ・カワヒロ　取材・原文／谷口絵美　構成／中島 彩　※BAILA2023年6月号掲載