【ドラコス「日焼け止め」を徹底検証！〈まとめ〉】プチプラ名品で紫外線をブロック！【プチプラコスメハンターKIDOSAYA】

人気スキンケアブランドの中から、ドラックストアで手に入る、プチプラ価格の人気日焼け止めを実際に美容ライターが本音でレビュー。使用感から耐水テスト、さらにUV効果を高める+活用テクも必見！　2023年の猛暑に耐える、日焼け止めとは？

「ALLIE（アリィー）」は、紫外線に強く、時代に合わせた美を追求するUVケアブランドとして2000年に誕生しました。’22には日焼け止めだけで美しい肌に仕上げる、さらなる“美”にこだわり、またサステナブルのことも考えるブランドとして“Think Sustainability, Be Beautiful”をコンセプトに、リニューアルを実施。

中でもブランドの顔となるのが、「アリィー クロノビューティ ジェルUV EX」。’22年2～9月においてアリィー出荷実績金額No.1を誇り、数々のベスコスを受賞した話題の製品です。

SPF50+・PA++++という国内最高レベルの防御力に加え、汗・水に強いスーパーウォータープルーフ処方、さらには摩擦に強いフリクションプルーフを追加したハイスペック機能を搭載。また、水環境の生態系への影響が懸念されない環境に配慮した設計を行う“ビーチフレンドリー処方”を実現しました。対象成分を除きながらも、高いUVカット効果や美しい仕上がりを叶えてベタつかず白浮きしない新処方へアップデート。肌にも環境にもやさしい次世代UVとして、ますます注目を集めています！

「アリィー クロノビューティ ジェルUV EX」を肌にのばしていくと、みずみずしいジェルが肌になめらかに溶け込んでいきます。さらっと潤いながらも、ベタつきはなし。ハイスペックなUVカット機能でありながら、皮膜感がなく、日焼け止めを塗っていることを忘れてしまうような心地よさ。さらに塗布した箇所には自然なツヤが生まれ、肌を明るくイキイキと見せてくれます。

あまりにもストレスフリーな使い心地なので、着替えをする前に塗るのが自然な流れに。これまで日焼け止め＝皮膜感やベタつきの印象が強く、UVケアが憂鬱と感じていた私にとって、これは奇跡といってもよいくらいの大変化！

耐水性をチェック。「アリィー クロノビューティ ジェルUV EX」を塗布したあとに、霧吹きで水を吹きかけてみると、瞬時に水をはじきました！　汗や水に抜群に強い“スーパーウォータープルーフ”なので、安心ですよね♪

「アリィー クロノビューティ ジェルUV EX」は、SPF50＋・PA++++とハイスペックですが、より日焼け防止効果を高めるのなら、塗り方も工夫してみたいもの。日焼け止めは手の平に広げてから塗ると、適正量を下回ってUV効果が低くなってしまったり、ムラや塗り残しの原因となってしまいます。

肌の上に線を置くようなイメージで直接テクスチャーを出したら、くるくるとらせんを描くように塗り広げていきましょう。さらに手のひら全体で密着させるようにして、のばしていくと効果的ですよ。

「肌荒れやカサつきを繰り返してしまう」、「粉吹きやガサガサが気になる」。そんな乾燥・肌荒れに悩む人々になんとか応えたいという想いから、乾燥皮膚科学の叡智(えいち)を結集し、乾燥性敏感肌の原因がセラミド不足であることに着目。

1999年、12年に亘る研究を経て、セラミドを守って洗い、セラミドの働きを補ってうるおいを与えるスキンケアブランドとして、「キュレル」が誕生しました。現在では、敏感肌用化粧品売り上げNo.1ブランドへと成長。

’23年4月に発売された「キュレル 潤浸保湿 UVエッセンス」は、乾燥や肌荒れを防ぎ、敏感肌の人でも安心して使用できる、消炎剤（有効成分）配合、紫外線吸収剤無配合のノンケミカルUVな日焼け止めとしてデビュー。

さらに、花王独自の成分で紫外線散乱剤を覆う塗膜技術を進化させ、肌に均等に密着させて、厚みのある塗膜を形成。敏感肌症状を引き起こす要因である微粒子が付着しないよう機能をアップ。夕方までうるおいをキープしながら、肌荒れリスクから守ってくれます。

早速「キュレル 潤浸保湿 UVエッセンス」を試してみました。みずみずしいウォーターベースのテクスチャーで白浮きせずに肌になじんでくれます。これまでウォーターベースタイプの日焼け止めの中には、乾燥を感じてしまうものもあったのですが、「キュレル 潤浸保湿 UVエッセンス」は、みずみずしさと同時に、ボディバターのようなもっちりとした弾力感も併せもちます。

肌の上でとろけるようにのびながら、うるおいで満たしていきます。繰り返すアルコール消毒や手洗いなどで、常に乾燥しがちな手も、ハンドクリーム感覚で保湿をしながらUVケアできるのはうれしい♪

また、紫外線吸収剤やエタノールが配合されている日焼け止めを使用すると、肌が荒れてしまうという人も少なくないですよね。私もアイテムによっては、ボディは大丈夫なのに首周りだけが痒(かゆ)くなってしまう…ということも。

ですが、「キュレル 潤浸保湿 UVエッセンス」は、敏感な首周りに塗っても痒みや赤みが出ず、心地よく使用することができました。肌の調子を整えながら、寄り添ってくれるような安心感。まさに色褪(あ)せることなく愛され続けている「キュレル」だからこそ、なせるワザです。

耐水性をチェック。「キュレル 潤浸保湿 UVエッセンス」を塗布したあとに、霧吹きで水を吹きかけてみると、粒になって水をはじくことはありませんでした。汗をかいたあとや水に濡れたときなどは、こまめに塗り直すのが良さそうです。

UVケアというと、顔はもちろんのこと、二の腕やデコルテなど紫外線に当たりやすい箇所も重要になってきますよね。そして、ついつい塗り忘れてしまうのが耳の後ろや指の間、足の甲など。

「キュレル 潤浸保湿 UVエッセンス」はのびが良いからスルスル塗れて、耳の後ろや指の間まで全方位からUVケアをすることができました。しかも、高い保湿力でうるおいに満ちた肌に仕上げてくれるのだから文句なし！　気づいたら、うっかり日焼けをしていた…なんてことにならないよう、こまめにケアしていきたいですね。

ロート製薬の「スキンアクア」は、「スキンケアのように使える日焼け止めを。日常使いできるものであってほしい」という想いから2009年に誕生。処方の改良・アップデートを重ねながら、14年の歴史を経て多くの人に支持されるブランドへと成長しました。「スキンアクア スーパーモイスチャージェル」は、日焼け止め(ジェル)市場で3年連続売上個数No.1*を誇ります。

そして、スキンアクア最大のみずみずしいつけ心地と高い日焼け止め機能の特徴を叶えるカプセルが進化。約3年の開発期間の末に、2023年春夏に待望の“光耐久カプセルNEO”が誕生！　これまでは油に溶かした状態で使用していた紫外線防御剤を、個体で天然ミネラル由来のシリカに固着させた、新発想の環境配慮カプセルとして生まれ変わったのです。

さらりとベタつかず、紫外線防御剤が肌に触れないよう配慮した設計。ロート製薬の日焼け止め理念には、焼けないことと、気持ち良いことの両立が根底にあるのです。

＊インテージSRI＋ 日焼け止め（ジェル）市場 主要シリーズ別 2019年6月～2022年5月 販売個数

「スキンアクア スーパーモイスチャージェル」は、ドラッグストアで目に飛び込んでくるのはもちろんのこと、私の周りでも使用している人が本当に多く、たくさんの人に愛されている日焼け止めというイメージでした。

実際に使用してみて、すぐにその理由が判明！　何と言っても、つけ心地の良さが別格なのです。日焼け止めではなく、むしろボディローションなのでは？　というくらい、みずみずしく肌にうるおいを与えてくれます。この使用感で、SPF50+・PA++++というスペックの高さにも驚き！　私のように、日焼け止め特有の膜を張ったような感覚が苦手…という人には、ぜひとも試してほしい名品です。

その秘密は、カプセル技術に加え、ロート製薬のヒアルロン酸研究を日焼け止めにも応用。日焼け止めを落とした後もうるおいが続く肌という発想から、“肌吸着型ヒアルロン酸”をロート製薬の日焼け止めで初めて配合！　まさにスキンケア発想の日焼け止めなのです。日焼け止め＝めんどくさい、べたつくという概念をくつがえしてくれました！

こちらも耐水テストを実施。塗った肌に霧吹きで水を吹きかけてみると、水が粒になってはじかれることはないものの、水が浮き上がってきます。

もちろん、「スキンアクア スーパーモイスチャージェル」は、80分の水浴試験をクリアした“UV耐水性★★”の表記があり、水に強いスーパーウォータープルーフ仕様なので、デイリー使いには問題なさそうです♪

「スキンアクア スーパーモイスチャージェル」は、とにかくみずみずしく、のびが良いので、少量手に取るだけでも肌にすーっとなじんでくれるのです。これは嬉しいのですが、実は日焼け止めの効果を最大限に発揮するためには適量を正しく使用することがマスト！

紫外線テストでSPF値を測定する際に使用される日焼け止めの量は、1㎠あたり2mg。日焼け止めに記載されているSPF値は、正しく使用した場合の数値であり、実際にこの程度の量を使用しないと、正しい効果は期待できないのです。

しかしながら、多くの人が実際に塗布しているのは、その1/4の量という報告もあるのだそう。自分が思っているよりも、多めに使用することが大切です。これまで10円玉大だったという人は、500円玉大を意識してみて下さいね。

「アネッサ」は、太陽の力を受けた砂“NESSA＝熱砂”に由来し、「太陽のもと、この美しい地球の上で、すべての人が輝き続けられるように」という願いを込めて、1992年に誕生しました。その基盤となったのが、資生堂の100年以上におよぶ光研究。’22年に発売した「アネッサ デイセラム（顔用）」では、太陽の光を美容効果のある光に変換する世界初の技術、“サンデュアルケア技術”を開発し、ベスコス15部門を受賞したのも記憶に新しいですよね。

今回ご紹介する「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N」は、私たちの“シミを作りたくない…！”という肌ニーズと、スポーツ時や海やプールなどのレジャー、家事などの日常生活のあらゆるシーンに着目。

先進の紫外線研究と新技術により、シミの要因となるリスクから徹底的に肌を守る。そして、毎日使いたくなるサンケアを目指し、開発されました。

最強UVミルクと聞くと、スポーツ時や海、プールなどのレジャー向けなのでは？と思う人も少なくないのでは？　実は私もそのひとりで、これまで日常生活用の日焼け止めとアウトドア用と分けて使用していたのです。しかも、アウトドア用の日焼け止めは強力なぶん、肌に塗布した瞬間から“いかにも塗っています！”というような、重い皮膜感が苦手でした（涙）。

ところが、「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N」を使ってみてビックリ！　乳液という言葉のとおり、肌にするすると溶け込むようにのびていくのです。苦手な重い感覚はもちろんのこと、ベタつきもまったくなく、サラサラと軽やかな使い心地に感動！　

さらに頼もしいのが、「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N」では、汗や水、熱、空気中の水分に自動的に反応して、UVブロック膜が均一になって強くなる“オートブースター技術”を搭載。

私が敬遠していた間に、こんなに進化しているとは…！　もっと早く手に取っていれば良かった！と心底後悔。というのも、毎日の保育園の送迎から休日は外遊び…と、太陽とマブダチ状態。気がつけば、手足が多少焼けてしまっても「まぁ、仕方がないよね」と諦めモードになってしまっていたのです。

でも今は、「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N」があれば、日常生活もレジャーも関係なしに今年は焼けずに夏を乗り越えられるのではないか！という希望の光が差し込むように…！

「ラ ロッシュ ポゼ」というブランドの誕生は、いまから48年前の1975年。ルヴァイエ氏の「安全性、有用性、必要最低限」という理念のもと、敏感肌のためのスキンケアブランドとしてフランスで生まれました。

「ラ ロッシュ ポゼ」を語る上で欠かせないのが、ラ ロッシュ ポゼ村の湧水のストーリーです。その昔、厩舎(きゅうしゃ)にいた1頭の美しい馬の皮膚に深刻な病気が現れました。ある時、その馬は瀕死の状態で城を出た道中、泥水で満ちた穴に落ちてしまいました。翌日その馬を助け出すと、皮膚が見違えるように美しくなっていたのです。

「敏感肌こそ毎日のUV対策が重要」という想いから、ラ ロッシュ ポゼ村の湧水を使用した整肌成分“ターマルウォーター”を配合した「ラ ロッシュ ポゼ アンテリオス XL フリュイド」が登場。

発売当時特許成分であった“メギゾリル”を配合し、光安定性の高い独自の先進フィルターシステム“メギゾプレックス”を採用しました。敏感肌にも安心して使える設計でありながら、SPF50+・PA++++の最高レベルの防御力で、肌の深部にまでダメージを与えて肌老化を誘引するロングUVA領域もブロックします。

早速「アンテリオス XL フリュイド」を試してみました。これまで「ラ ロッシュ ポゼ」の大人気アイテム「UVイデア XL プロテクショントーンアップ」は愛用していたのですが、ボディ用の日焼け止めを使用するのは初めて。

乳液のようなコクのあるテスクチャーが、白浮きすることなく軽やかに肌になじんでくれます。乾燥していた二の腕や足なども、「アンテリオス XL フリュイド」を塗布したあとは、しっとり。それなのに、日焼け止め特有の被膜感がなく、心地よい使用感が続きます。

ありそうでなかった、絶妙なテクスチャーの虜に…！　お値段はややお高めなものの、使い続けたいと思わせてくれる名品アイテムです。

「ビオレUV」は、「紫外線カットと毎日使いたくなる快適な使い心地」をコンセプトに、1996年に誕生。2021年、2022年と2年連続で日焼け止め市場No.1(金額シェア)を獲得する大人気ブランドへと成長しました。

中でも今年デビューした「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト（通称：瞬感ミストUV）」は、研究開発4年、1000以上の処方を試して商品化に至った研究員のこだわりが詰まった商品。

スプレータイプの日焼け止めにあった噴射音や飛び散りといった使用不満を解決すべく、“ノンガスミストタイプ”として登場しました。

外出先でも使いやすい、塗布前に商品を振る必要がない、逆さにしても使えるなど使い勝手を考えたポータブル発想の日焼け止めとして、発売から約4ヶ月半で累計出荷数量500万本を突破！　いま話題の日焼け止めです。

早速「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト」を試してみました。これまでスプレータイプの日焼け止めは使用したことがあるものの、スプレー後に煙たくなってしまったり、ムラづけになるなど上手く使いこなせませんでした。

こちらの「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト」は、ノンガスミストタイプなのでイヤな煙もなく、霧のようにキメ細かなミストがひと吹きで狙ったところへピタッと密着。無色透明なので黒やネイビーの服を着ていても色がつくことがありません。

さらに、逆さまでもスプレーできるので、塗りにくい背中も、塗り忘れの多い足の甲まで全方位でUVケアが実現。忙しい朝もUVケアがラクにできるのはうれしい限り！　コンパクトサイズなので持ち運びにもピッタリです。

いかがでしたでしょうか？　頼もしい相棒があれば、強烈な紫外線も怖くない！　透明感をキープして、夏をさらに楽しんでくださいね。

 今日もプチプラコスメに心から敬意を…♡

取材・文／美容ライター 木土 さや