冷えやだるさ、乾燥やむくみ、メンタル的な落ち込み…。実はその不調、ゴースト血管が原因かも。まずは入浴を見直して巡りを改善しよう。交感神経から副交感神経にスイッチできる入浴方法を専門医がアドバイス。
株式会社ホットタブ 代表取締役
小星重治さん
科学者。重炭酸入浴剤ホットタブ開発者。“Not Using Chemical Soap & Shampoo”という化学物質に頼らないNUCSS健康浴を推奨。
お風呂はぬるいほど温まる
「巡りのいい体にしたいのであれば、入浴は必ず41℃以下の温度で30分以上の全身浴を。42℃以上の温度の熱いお風呂では、自律神経が交感神経優位に。血管を収縮させてしまい、かえって血流を悪くしてしまいます。ぬるいほど毛細血管が開き、巡りやすくなるため、38℃ぐらいがベスト」(小星重治さん)
よい睡眠のためにお風呂は90分前
「人の体は、体内深部の温度が下がると眠気が起こるようになっています。だからこそ、お風呂で一時的に体温を上げ、お布団に入る頃にタイミングよく体温を下げるためには、入眠90分前の入浴がベスト。副交感神経も優位になり、質のよい眠りにつきやすくなります」(小星重治さん)
塩素を中和させて肌ストレスオフ
「日本の水道水は、実は世界一高い塩素濃度。湯船につかることで、塩素が経皮吸収され、知らずしらずのうちに皮下脂肪に蓄積。体にとっての大きなストレスとなり、交感神経が優位になりやすい状態に。血流を低下させてしまうので、お風呂で温まっているつもりが、冷えの原因をつくっていることも。塩素を中和させるシャワーヘッドや入浴剤の日常使いを」(小星重治さん)
HOT TAB (左)HOT TAB SHOWER(右)プレミアムシャワー
ホットタブをシャワーヘッド内に装備することで、シャワーの水の塩素も中和。(左)9錠 ¥990・(右)¥14080/ホットタブ
BARTH 薬用BARTH 中性重炭酸入浴剤
自然生成物の発酵で得られるクエン酸を使用。つかるだけで毛穴汚れなどをオフし、つるんとした肌へと整える。30錠 ¥2750/TWO
クナイプ スパークリングタブレット オレンジ・リンデンバウム
〈菩提樹〉の香り体の芯から温めたい人に。柑橘系の天然エッセンシャルオイルをブレンドして配合。爽やかな香りに癒される。6錠入り ¥1540
HOT TAB 薬用 HOT TAB WELLNESS
自然由来の重曹、クエン酸、ビタミンCを配合。赤ちゃんでも使える優しい処方。(医薬部外品)45錠 ¥3960/ホットタブ
撮影/久々江満 イラスト/いいあい 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2022年3月号掲載