かじわら アイ・ケア・クリニック院長の梶原一人先生とトータルビューティアドバイザーの水井真理子さんが、目に関するお悩みにアンサー。今回は、目袋を作らないコツ、充血時の点眼、コンタクトの使い方などを教えてくれました。
梶原一人先生
かじわら アイ・ケア・クリニック院長。丁寧な診察とわかりやすい解説で、雑誌やテレビなど、あらゆるメディアでひっぱりだこ。
水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー。エステティシャンとしても活動し、ルーティン化しやすい手軽なマッサージを提案。
【美容】将来目袋をつくりたくないんです
A 目まわりの筋肉をほぐし、老廃物が流れやすい環境づくりを(水井さん)
「目が大きかったり頰骨が出ている人は、目の下に脂肪のふくらみがたまりやすい傾向に。老廃物をため込まないように、鼻や頰をほぐし、顔全体の巡りを整えながらスキンケアをしましょう」(水井さん)
1. 鼻のつけ根を左右から指で圧迫する。爪は立てずに指の腹で優しく
2. 頰骨の下も指でプッシュし、たまった老廃物を押しほぐす
3. スキンケアをなじませたら、顔の中心から外側に向けてハンドプレスを
【健康】コンタクトを使い続けるのと、視力矯正手術ならどっちがいい?
A 目への負担と生活への負担、どちらを優先するかによります(梶原先生)
「コンタクトで毎日少しずつ目に負担がかかるか、手術時に大きくダメージを与えるかの違い。どちらもまったくリスクがないわけではないので、よく考えて」(梶原先生)
【健康】中学生の頃から同じ種類のコンタクトをつけていて…最新のおすすめは?
A シリコンハイドロゲルのコンタクトをぜひ試して!(梶原先生)
「コンタクトレンズは年々進化しているので、ぜひアップデートを。今は乾燥しにくく酸素の透過性も高いシリコンハイドロゲル素材のものがおすすめです」(梶原先生)
【健康】カラーコンタクト使うとき、気をつけるべきことは?
A 承認番号が書かれているものを選ぶのはマスト(梶原先生)
「コンタクトレンズは高度管理医療機器です。最近はプチプラのカラーコンタクトが散見されますが、承認番号が明記され品質が保証されているものを選び、使用法を厳守することが重要です」(梶原先生)
【健康】白目の充血が気になって、30分おきに目薬。これっていいの?
A 血管収縮剤が入っているものは目に無理をさせている状態に(梶原先生)
「充血を抑える目薬には血管を収縮させる成分が入っていることが多いため、多用するのはNG。ドライアイやコンタクトレンズなど、充血の原因を探ってみて」(梶原先生)
【健康・美容】ブルーライトが負担をかけるって本当!?
A 目への問題はないことがわかっています(梶原先生)
「ブルーライトは眼球自体には影響なし。ただ、至近距離で液晶画面を見続けるのは眼精疲労の原因になるので注意してください」(梶原先生)
A 肌へは負担があるので、目まわりの保湿は欠かさず(水井さん)
「肌の内部には、紫外線と同じくブルーライトもダメージを与えます。保湿やブルーライトカット効果のあるUVケアを」(水井さん)
撮影/新谷真衣 モデル/上原 愛(スーパーバイラーズ) イラスト/HONGAMA 取材・原文/野崎千衣子 ※BAILA2023年1月号掲載