【神崎恵の美容辞典】アイケア、インナービューティ…神崎さんのすべてがわかる「あ・い・う・え・お」

美容法のみならず、着こなしやライフスタイルでも圧倒的な支持を集める神崎さんを大特集！　コスメ、テクニック、思考法や人生観まで、今知りたい“神崎恵”のすべてを辞典に編纂しました。まずは、アイケアやインナービューティといった、神崎さんのすべてがわかる、「あ・い・う・え・お」をお伝えします。

必要性を感じるより前に始めてほしいこと。範囲は広く
老けやすく、酷使しがちなパーツ。バイラ世代はアイケアにいち早く着手して！　コスメは、たるみやシワなど悩みに全方位で効くものが効率的。

いちばん頼りになるのはベージュ。新定番はルナソルの18番！
どんなファッションやメイク、シーンにも映える万能な色。ベーシックな色こそアップデートするのが、顔が古くならない秘訣です。

最大の敵！
仕事でもプライベートでも「なんだかな～」ってなっちゃう原因は、ほとんどが“飽き”、というのが持論。いつもとメイクの手順を変えたり、スタメンコスメを入れ替えたり、仕事なら新しいチャレンジをしたり、自分で自分にサプライズという名の負荷を加えることで、マンネリから逃れて。

本当に欲しいものを手に入れるために大切なこと
特に手放すといいのは、誰かに何かしてもらおうとか、褒めてもらいたいとか、そういう気持ち。人に何かを求めるとややこしくなるから。他人の称賛がなくても、「頑張ったな私」って自分の中で完結できるとはるかに生きやすくなるはず。「今日はよく働いたな」という日は、ちょっと高いワインを買って、自分で自分をねぎらってあげたりとか。私はそうしています。

大人の目もとに深みを出してくれるもの
まぶたの上に見えるラインは存在感があるから、色や形で印象を変えるのに効果的。もちろんそれも楽しいけれど、大人は、メイクより“自分”が前に出てくるほうが素敵に見えてくる世代。だから、目もとそのものに深みを出しながらも主張しすぎない、インサイドラインを大切にしてほしい。私の定番はキャンメイクのブラウンのジェルライナー。落ちにくくコクのある色みが最高です。写真写りもよくなります！

今の自分に足りない栄養を補うためのもの
基本はバランスのいい食事！　その上で、「松倉式 メディカル栄養療法」で自分に足りない栄養素を調べて、サプリで補充するように。未来の体調を予測して、先回りケアするのが大切。また、ホルモンバランスがくずれだす40歳手前からは、エクオールがおすすめ。

美肌に欠かせないもの。筋肉とクリーム、Wで育成して
潤いを生み出すために重要なのが、実は筋肉。巡りがよくなるので全身の肌状態が向上します。じゅわ～っとつや仕込みできる“圧力鍋”系クリームも頼れる。

潤いが足りないときはオイルをプラスして
いつものケアにオイルをプラスするのもおすすめ。洗顔後のブースターや、クリーム前の美容液として潤いUPに大活躍。

たいていのことを乗り切れる必殺技
笑っていたら、いける気がする。ハッピーだから笑うのもあるし、笑うことでハッピーになれたりもするから。笑い飛ばすって、けっこうすごいんです。いろんなことを流せます。流すって、日々いろんなことがある大人にとっては大事なことだったりしませんか？　周りの人も自分も、大丈夫な気にさせてくれるから、とりあえず笑っておきましょう。

毒にもなりうるもの
見えなくていいものまで見えてしまって心の負担になることもあるから、あんまり触れないほうがいいのかもって思うことも多いです。ただ、そこにはチャンスも眠っていて、上手につきあっていきたいものでもありますよね。しんどいときは、ミュート機能で、心を削るものをシャットアウトするのもアリだと思う。

人の心に入っていくもの。心地よい音を出す心がけが大切
食器を洗うとき、ドアを閉めるとき、ふとした生活音でもその人の心の状態って伝わる。人を穏やかにも窮屈にもできてしまうものだから、自分が出している音を意識するだけでも違ってくるはず。

モデル／神崎 恵　撮影／柴田フミコ（人）、ISAC〈SIGNO〉（人）、ケビン・チャン（物）　ヘア／shuco〈サード〉、工藤由佳・津村佳奈〈Un ami〉　スタイリスト／石関靖子　取材・原文／中島 彩 　※BAILA2023年5月号掲載