文字を読むだけでは何がどう違うのかピンとこないブライトニング製品の効果を、わかりやすくイラストで図解してみました。今季の目玉であるファンケルとコスメデコルテのブライトニングコスメを、美容のプロの解説とともにご紹介。
美容エディター
平 輝乃さん
25年にわたり、スキンケアの進化を目の当たりにしてきたベテラン。
美容エディター
渡辺敦子さん
色白肌に細かいシミや赤ぐすみの出現で、ブライトニングに本腰。
平 今季のブライトニングテクノロジーの目玉はなんといってもこの2社。アプローチは違うんだけど、どちらも細胞の横分裂に着目。
渡辺 普段見慣れている肌図だと下から上に細胞が上って、平たい角層細胞になって、アカとなってはがれ落ちるイメージだけど……。
平 正常な肌はそうやってターンオーバーをするのだけど、表皮の下の基底層あたりでメラニンを抱えた細胞が横分裂すると、単純にメラニンを抱えた細胞が2倍に!!どんどん増殖して絡まり合い、スムーズなターンオーバーが妨げられてシミ化しちゃうの。
渡辺 ぎゃーん、怖すぎます。でもでも、この二つの製品が助けてくれるんですよね!?
平 そう。横分裂ではなく、ちゃんと縦に分裂するような働きかけで、シミの追い出し力を強化。テクノロジーの進化ってすごーいと感動するような効果実感が待ってますよ。
《FANCL ファンケル》ブライトニング エッセンス
縦分裂を促すNUMAの働きを守ってシミを徹底予防
加齢で減少するNUMAを増やすアルテミアエキスとともに、メラニンをつくる工場、メラノサイトの過度な活性化に歯止めをかける紅茶クリーム由来成分、ブライトポリフェノールも配合。スーッと肌になじむ美容液で明るくクリアな肌に。(医薬部外品)18ml ¥3300
縦方向の細胞分裂を誘導するNUMAの出現を増やす
縦方向への細胞分裂を指示する、方位磁石のような働きをするのがタンパク質NUMA。これが紫外線や炎症などの刺激で減ってしまうと、横方向への分裂が始まり、メラニンを抱えた細胞たちの大渋滞が起こり、シミ化する。そこで加齢で減少するNUMAを増やす新成分が、シミ化を先回り阻止!
《DECORTÉ コスメデコルテ》ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト
新配合の夏白菊エキスでメラニンの追い出し力をUP
表皮の下の基底膜あたりで生まれたばかりの表皮細胞がメラニンを抱えたまま横方向に分裂するのを止めて、縦方向へと誘導。長い歴史をもつ信頼の美白成分コウジ酸による過剰なメラニンの生成を抑える働きももちろん健在。(医薬部外品) 40ml ¥16500
メラニンを抱えた状態で複製される横分裂にアプローチ!
生まれたばかりの表皮細胞は大切な核を守るために色素細胞からメラニンを受け取っている。縦分裂すれば、角化の過程でメラニンを排出できるが、横分裂するとメラニンを抱えた細胞が倍に。それらの細胞同士で押し合い状態になると、メラニン排出がうまくいかずシミ化。この細胞の分裂様式をコントロールする新規開発成分が、横分裂によるシミ化を防いでくれる
撮影/さとうしんすけ イラスト/加納徳博 取材・原文/平 輝乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2023年5月号掲載