わかっているようで自信のもてない、UV&ブライトニングの使い方や素朴な疑問。なんとなくではなく、理解して使えばもっと効く! 今回は、医師の友利新さんが、UVの塗り直し頻度や飲む日焼け止めの効果などについてアンサー。
【UV】Q.高SPF値のものって肌に負担にならない?
A.今のUVは、肌への負担を軽減する工夫が凝らしてあるので大丈夫!
一般的に高SPF値のUVに使われている紫外線吸収剤。今は紫外線吸収剤が吟味され、日差しを浴びたときに生じる剤の酸化を防ぐ成分を配合したりと、多くの工夫が凝らされ、毎日つけても快適です。
クラランスプレシャス プロテクトゥール UV
6種類の紫外線吸収剤と保湿成分でSPF50でも心地よい感触を実現。抗酸化成分も配合。SPF50・PA++++ 30㎖ ¥15400/クラランス(4/5発売)
【UV】Q.飲む日焼け止めを飲めば、UVは塗らなくていい?
A.NO! 飲む日焼け止めでは日差しをカットすることはできません
飲む日焼け止めは、日差しをカットするものではなく、日差しを浴びて起こった炎症を抑え、シミを作らせにくくするもの。日差しをカットして炎症を「起こさせない」ようにするUVは必須です。
【UV】Q.飲む美白ってどのくらい効果があるの?
A.内側からの抗酸化がメイン。スキンケアとの併用が必須
飲む美白の多くは、日差しやストレス、寝不足などによる酸化をケアし、シミをできにくいようにするもの。できてしまったシミ、くすみに対してはブライトニングスキンケアとの併用が必須。
TUNE BEAUTE チューンボーテ タイプブルー
東洋思想と先端美容化学に基づき開発されたサプリメント。サネブトナツメ、シソヨウなどの植物由来成分を配合。肌の透明感をサポートする。42粒 ¥3456/資生堂ビューティーウエルネス
【UV】Q.UVの塗り直しはどのくらいの頻度が正解?
A.メイク直しのタイミングで2~3時間おきにUVケアすればOK
朝、高SPF値でくずれにくいUVを塗っておけば、メイク直し時の重ね塗りでOK。一から塗り直す必要はなく、UVミスト、パウダー、UVカット力のあるファンデーションなどをメイクの上から。
【ブライトニング】Q.もともと肌は白いほう。ブライトニングアイテムを使ったほうがいい?
A.今の白さをキープするために使うことをおすすめします
ブライトニングは予防で行うのがおすすめ。シミができてからでは戻すのに時間が。また色白でもくすみを感じることがあるはず。肌トーンが明るくなると、もっと素肌の美しさが輝きますよ。
【ブライトニング】Q.もともと地黒。元の白さ以上に明るくできるの?
A.できません。お腹など、日に当たっていない肌の透明感を目指して
オルビスのようにシミができやすい人も積極的にケアできるブライトニングは登場していますが、元の肌以上には明るくなりません。お腹や二の腕の内側などの透明感を目指して。
【ブライトニング】Q.やっぱり美容医療のほうが効きますよね?
A.今日できたシミのもとは、セルフケアでなければケアできません
美容医療はできてしまったシミやくすみを取り去るケア。日々の火種は自分でなければケアできません。しかも最新のコスメは美容医療に近づいているので、使わない手はありません。
エピステーム ブライトプラズムレーザー(医薬部外品)
美白有効成分コウジ酸、抗炎症成分アラントインがシミの火種をケア。シミ、くすみも美容医療発想で積極的に解決。50㎖ ¥14300/エピステームコール
医師
友利 新さん
最新スキンケアに精通。透明肌に並々ならぬ情熱を持ち、医師の立場からアドバイス。
撮影/さとうしんすけ スタイリスト/山本瑶奈 取材・原文/小田ユイコ ※BAILA2024年5月号掲載