春は乾燥や花粉などで、肌が炎症状態に陥って赤みが出てしまうことも。トータルビューティアドバイザー水井真理子さんが、赤み肌のレスキューケアコスメと未然に防ぐ予防ケアコスメを紹介。トラブル注意報を察知したら、スキンケアのシフトを。

トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん
炎症によるほてりで赤みや乾燥が進行
「乾燥や花粉などダメージリスクが多い春は、慢性的な炎症状態に陥って赤みが出てしまうことも。炎症の原因は様々だけど、赤みを抑えるには炎症により過剰に活性化した血流を鎮めることが大切」(水井さん・以下同)
【レスキューケア】抗炎症スキンケアで赤みの原因となる炎症を鎮静
「赤みが出てしまった肌には、抗炎症効果のある化粧水や美容液で鎮静ケアを。注目の甘草由来エキスや、過剰な皮脂による赤みに対応するコスメを取り入れて、今出ている赤みを焦らずに優しく鎮めていきましょう」

肌荒れ防止成分でケア
(左から)メラニン生成を抑えながら、赤みリスクとなる炎症も抑制。雪肌精 BLUE ブライト リファイナー(医薬部外品) 30ml ¥9900(編集部調べ)/コーセー(5月16日発売) 過酸化皮脂による炎症をブロック。ディオール スノー エッセンス オブ ライト マイクロローション(医薬部外品) 175ml ¥8360/パルファン・クリスチャン・ディオール 抗炎症効果に優れた3種の甘草由来成分を配合。デュオ ザ コンディショニングローション 150ml ¥4290/プレミアアンチエイジング
【予防ケア】血液を下に巡らせるマッサージで、日々鎮火
「ほてりを伴う赤みには、血流をスムーズに導くマッサージがおすすめ。顔に血流が集中してのぼせ状態になっているなら、集中した血液を顔から首へと流していくように意識しましょう」

《1》スキンケアをなじませながら、顔の中央から外側に向けて血液を流すように軽くさする。

《2》フェイスラインに寄せた血液を下に流すイメージで、髪の生え際から首筋に向けて手を滑らせる。

《3》赤みが出やすい顔の中央部も、眉頭から鼻横、口横を通って首まで優しくさすり流す。

《4》首の付け根を5本の指でつかみ、生え際から頭頂部に向けてもみほぐす。爪を立てないように注意!

《5》頭頂部までほぐしたら、指の腹で頭皮を押さえ、左右をずらすように頭皮ごと前後に動かす。
撮影/榊原裕一(人)、さとうしんすけ(物) ヘア&メイク/吉﨑沙世子〈io〉 スタイリスト/伊藤あかり モデル/新川優愛 取材・原文/野崎千衣子 ※BAILA2025年5月号掲載