エラ張りや顔デカ、むくみなど数えきれない顔のお悩み。 実はそれらは、顔のコリが引き起こしている可能性があるんです。そんな顔のコリ、次の日へ持ち越さないよう夜のスキンケアタイムに解消マッサージを組み込んで滞りを一掃しましょう。日本で唯一のパーソナルフェイストレーナー・木村祐介さんに詳しいプロセスを教えていただきました!
ポイント別【顔コリ解消マッサージ】How to
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【基本】
マッサージはこの表情で!
ストローを吸うように上下の唇を吸い込む。顔の筋肉が引っぱられ、負荷がかかった状態。
【目まわり】老廃物を流すことでクマの原因を除去
1 目じりをポイントで押さえる
唇を締めた基本表情で、片方の中指で目じりを押さえる。アイロンをかけるように、目まわりの皮膚をピンと張る。
2 筋肉の流れに沿って流す
目じりから目頭へ流れている目まわりの筋肉に沿って、目じりから目頭、眉頭へと中指と薬指で押さえるように流す。
【首まわり】首から肩を伸ばしてもっこり肩を解消!
1 片方の椅子の縁を持つ
椅子に座り、唇をキュッと締めた基本姿勢に。このとき、椅子の片方の縁に手をかける。肩が上がらないように。
2 頭を倒して首を伸ばす
8秒カウントしながら、縁を持った側とは反対側へ首を倒す。耳の後ろが上へ伸びるイメージ。左右8回繰り返す。
【頬】頰の緊張をほぐし表情も生き生き!
頰骨下の筋肉をつまんで振る
大頰骨筋を垂直につまみ、左右にゆらゆら振る。頰が柔らかくなったら、反対側も同様に。顔のこわばりをゆるめてくれる。
【POINT】
口角から耳前にかけて伸びている大頰骨筋をつまむこと!
【口まわり】おしゃべり疲れの筋肉をほぐす
1 頰を支え口を縦に広げる
人さし指で頰骨を引っかけるように支え、口を「ホー」と縦に広げる。口まわりと頰の筋肉が引っぱり合うように。
2 そのまま口を横へ広げる
今度は口を「イー」と横に広げる。口輪筋から頰骨に沿って斜めに伸びる筋肉を伸ばす。これを10回繰り返す。
【POINT】
人さし指を引っかけるようなイメージで、「C」 の形にする。
【おでこ】ゆがみの原因である滞りを流す
こわばったおでこを流す
唇をキュッと締めた基本表情で、サイドを手で押さえながら、指の第一関節でおでこの全体を横へ流す。これを左右6回。
【POIINT】
"いいね!"の手で、人さし指・中指・薬指・小指の第一関節を使う。
【眉】まぶたの重みも一掃してくれる!
眉頭から眉じりへつまみ流す
基本表情で、眉全体を両手の親指と人さし指で浮かすようにつまみながら眉頭から眉じりに向かって小刻みにモミモミ。
【エラ】エラの緊張を取り、かみしめ癖を改善
1 耳前を支えて口を開く
手をパーにして、親指のつけ根で耳前の頰骨下を支えるように口を開ける。このとき、口が縦に開くことを意識。
2 あご先を左右に動かす
口を縦にあけた状態で、あご先を左右に動かす。耳前の筋肉が引っぱり合うのを意識して。左右10回繰り返す。
【POINT】
耳前の頰骨を支えるように手をあてて。マッサージに使うのは親指のつけ根である母指球筋。
【小鼻】むくみを取り除きスッキリとした鼻へ
鼻下を伸ばし小鼻わきを流す
唇を締めた基本表情に。鼻の下をしっかり伸ばしながら、人さし指の腹を使い、小鼻のわきを上から下に押し流す。
いかがでしたか? 実際にやってみると、顔のコリがほぐれる気持ちよさを実感できるはず。ぜひお試しくださいね! おでこや眉など普段自覚しないポイントもしっかりマッサージしましょう。お疲れ印象を消し去って夏メイクが似合う美人顔を手に入れて下さいね。
イラスト/itabamoe 取材・原文/谷口絵美