青山美智子『木曜日にはココアを』
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秋の夜長、ふと心細くなったり、まるで自分がひとりぼっちのような気持ちになること、ありませんか?
今回ご紹介するのは、そんなさみしさをそっと温め、優しい眠りに導いてくれる一冊です。
悩みや不安を抱える人々がふと足を止める、桜並木沿いにひっそり佇む「マーブル・カフェ」。それぞれがカフェで自分と向き合い、癒され励まされることで、思い思いの道へ一歩踏み出していきます。12色に彩られた物語に寄り添われ、あなたの心も色付くことでしょう。
カフェの店主、新婚旅行先で出会った老夫婦、様々な人の言葉がまるでホットココアのようにじんわりと染み渡り、効いてきます。
この本を読むことで、自分の芯を育てたくなったり、大切な人や愛する人がより愛しく感じるはず。きっと、さっきまでの不安は遠くへ押しやられ、優しい気持ちが眠りにいざなってくれます。