
どこか生きづらさを感じたり、人と比べて落ち込んだり…。
そんなとき、静かに背中を押してくれたのは本の中の言葉たちでした。
今回は、私の「生き方のヒント」になった3冊をご紹介します。
『そして生活はつづく』 著者:星野源

出版社:文藝春秋|税込価格:660円(文庫)
ミュージシャン・俳優・文筆家と多彩な顔を持つ星野源が、日常の中で感じた違和感や笑い、ちょっとした怒りや優しさを、ユーモアたっぷりにつづったエッセイ集。
“どうしようもない日常”をこんなふうに面白がっていいんだと思えた一冊。何か特別じゃなくても、生活は続いていく。それでいいし、それがいい。肩の力が抜けました。
『一切なりゆき』 著者:樹木希林

出版社:文藝春秋|税込価格:880円(文庫)
女優・樹木希林が生前に語ったインタビューや対談をまとめた一冊。
「一切なりゆき」という言葉の通り、人生の出来事を受け入れる達観した姿勢が、読む人に深い安心を与えます。「無理に抗わず、なるようになる」。でもそれは決して投げやりではなく、すべてを受け入れる強さ。年齢を重ねたからこその言葉が、心に静かに染み渡ります。
『社会人大学 人見知り学部 卒業見込み』 著者:若林正恭

出版社:角川文庫(KADOKAWA)|税込価格:704円(文庫)
芸人・若林正恭が「人見知り」という視点から社会人としての生きづらさ、成長、葛藤をリアルに綴ったエッセイ。笑えて泣けて、でもどこか自分のことのように感じてしまう共感度の高い1冊。
“わかる〜!”の連続。人と距離を取ってしまう自分を責めがちだったけど、「それでも社会でやっていける」と思わせてくれる、励ましのような一冊でした。
3冊に共通していたのは、飾らない言葉と、生きづらさをそのまま肯定してくれる視点。
うまくいかなくても、もがいても、どこかに光はある──そんなあたたかいメッセージを感じました。
あなたの“心を救ってくれた一冊”は、どんな本ですか?

























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