こんにちは! 読書部の大和田 幸恵です。
今回は、秋の夜長に、ちょっぴり大人な気分にしてくれる『よるのふくらみ』窪美澄(著)を紹介させていただきます。
物語の主人公は、幼じみの兄弟(圭祐、裕太)に愛されているみひろ。みひろは圭祐と同棲しているが、長い間SEXレスで悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。一方、裕太はみひろと圭祐がうまくいっていないのを知っていながら。。
好きな人を相手から奪い取る単純な話ではなく、性についての捉え方で人との関わり方が変わっていく3人の物語。男女の関係においてセックスは必要なものなのか考えさせられる大人な物語です。
窪美澄さんの作品はバイラ世代の妊娠・出産・子育てなど、女性の生や性を力強く描いたものや、印象的なラブストーリーまで様々な作品があります。
『ふがいない僕は空を見た』『晴天の迷いクジラ』『やめるときも、すこやかなるときも』などもおすすめです。