こちらは玄関左手にある湯やぐら。1分間60Lという豊富な源泉が湧き出ている様子は、迫力満点。実は、あまりに湯量が豊富なので、すべてを使いきれずに余った分は捨てているらしいんです!なんとも贅沢な話。
源泉の温度は100度なので、適温にしてからお宿の温泉に使われているとのこと。はい、もちろん源泉かけ流しです。
お宿の後ろには「峰温泉大噴湯公園」という公園がありまして、ここにも別の湯やぐらがあり、勢いよく温泉が空に吹き上げる様子を見学できます。
こちらのキャラはその名も「フントーくん」。おお、頭からお湯が吹き上げてる(噴湯)!
泉質はさらりとしていて無色無臭。でも、5分もつかれば体ポカポカ。お宿で雨のなかつかる露天風呂も最高でした。
さて、お風呂のあとはお待ちかねの夕食。
こちらのお宿、美食の宿としても有名で、とても期待していたのですが、ちょっと予想の上の上を行く、衝撃的な美味しさでした。
夕食をいただくダイニングルームから見える雨に濡れた庭園も、風情があります。
先付はこちら、「緑黄色野菜の恵み」。
緑の葉があしらわれたガラスの器がなんとも涼しげ。
お造りはさすがに海が近いので、新鮮そのもの。
そして、手前のお皿をご覧ください!
お醤油だけでなく、左の、お酒を煮詰めて梅(だったかな?)で風味をつけたタレがあったり、右はイカ墨ベースのコクのあるタレ(イカにつけていただきます)。
あと、盛り付けもすごく素敵で。この一皿は「秋海」と名付けられていました。菊の花が散って、色鮮やか。
こちらは、写真が悪くて本当に悔やまれるのですが、お肉料理で選んだ一皿。牛肉の雲丹巻きという、とんでもない美味しさのお料理(正式な名称は忘れてしまいました)。
そして盛り付けが、もう、とにかく綺麗です。
あまりのお食事の美味しさに有頂天になってしまい、うっかり追加オーダーしてしまった松茸…。(秋も一生懸命働きます!と心のなかで誓う。)
七輪であぶって、すだちとお塩で。感涙の美味しさです。
そして、朝食も美味しかった!
夕食のさんま炊き込みご飯にも使われていた、つや姫という品種のお米ですが、土鍋で炊かれていて、その名の通り、ツヤツヤ、ピカピカ、もっちり。たくさんのおかずとともにいただきます。
お宿はきれいな和風庭園のなかに建っています。
紅葉には早いのですが夜は虫の声がよく響いていて、しっとり、秋の気配。
お天気は悪かったのですが、秋のはじまりを感じられるひとときでした。
ちなみに、このお宿、スタッフの方々が和気藹々としていて雰囲気がよく親切なのと、お風呂にクレンジングオイルと洗顔フォームの両方がすべての個別の洗い場に備えられていたり、ヘアゴムのアメニティがあったり、水周りがとにかく新しくてきれいだったり、冷蔵庫のフリードリンクにビールがあったりと、ちょっとした「いいな」が多かったことも印象的でした。
これは、お茶ではなく、お部屋に備えられていた、なんと「源泉パック」のセット。急須に入っているのが源泉で、そこにマスクを浸して、どうぞ、ということらしく。となりの砂時計も、なんだか可愛い。お試ししてみましたが、肌がもっちりした感じ!