桜新町の人気者！ 「ヴィヨン」のサザエさん焼き印入りバウムクーヘン【エディターズピック】

というのも、『サザエさん』には個人的な思い出が。だいぶ昔の話になりますが、小学生の頃に通っていた近所のピアノ教室に『サザエさん』『いじわるばあさん』の単行本が置いてあり、私はピアノよりもこの漫画を読むのが楽しみで行っていたんです（笑）。

意志を感じるシュツとした描線やせりふの書き文字、登場人物たちの驚いたり怒ったりしている表情、すこし皮肉の効いた、でも人間愛にあふれるお話などすべてが新鮮で、時間を忘れて読みふけっていました。

のちの愛読書『りぼん』（もちろん、私はりぼんっ子でした！）にも出会う前の10歳にも満たない頃のことですが、そんな子どもにとっても”新しい”と感じる長谷川町子先生の漫画って、やっぱりすごい！