発売中のBAILA2・3月合併号は「30代からの体がキレイに見えるおしゃれ」をテーマにお届けしています。この冬の買い物で、自分なりの「体がキレイに見える服」は、サヤカ デイヴィスのニットカーディガンです。
ニットなのにハリがあるから、着用時のシルエットがきれい
丸みを帯びたコクーンシルエットで、ニットなのに程よいハリがあるのがポイント。着用した時に服が体から付かず離れず、立体的なシルエットを自力でキープしてくれる優れものです。
今どきのニットカーディガンは、編み目が密で滑らかなハイゲージか、ざっくりとボリュームがあってリラクシーなローゲージか、タイプは違えどボディラインを拾うものが主流。ところが、こちらのカーディガンは、素材に適度なハリ感があり、常に地面から浮いているドラえもんの足のように、体からほんの数ミリだけ浮いているような感覚が。体のラインを拾いすぎないし、着心地も驚くほど軽いんです。
すっきりとしたVネックの開き具合も絶妙で、デコルテを見せて着てもだらしない印象にならず、ムードのある大人の肌見せが叶います。
日頃ファッション特集の原稿で「着るだけで」という決まり文句をよく書きますが、本当に着るだけで体がきれいに見える。そのうえ着るだけでサマになるし、着るだけで奥行きが出る。着れば着るほど買ってよかったと満足度が高まる、自分のなかの今季No. 1アイテムです。
また、ブランドが環境負荷に配慮した素材を積極的に取り入れていて、このモヘアニットもリサイクルポリエステルが混紡されており、それが独特のハリ感に一役買っているように思います。直接的には関係ないことですけれど、そうした服作りの配慮が回り回って体がキレイに見えるおしゃれに繋がっているのは、なんだかいいですよね。