神保町に勤め始め10年目。カレーや中華は食べ尽くし、コンビニも全種類食べたのでは……と今更ランチ難民になった昨今。日本橋三越で行われていた『柴田慶信商店』のポップアップでまさかの伝統工芸士・柴田昌正さんご本人に遭遇。白木の曲げわっぱの魅力に感動し購入したところ、QOLが爆上がりしたので、みなさんにこのすごさを伝えたい! という熱意のこもったお弁当箱レビューです。
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『柴田慶信商店』の曲げわっぱって?
『柴田慶信商店』は秋田県の大舘市で「曲げわっぱ」を継承してきた、1966年創業の伝統ある工房。大人気の「白木弁当箱」をはじめ、おひつから和せいろなどのアイテムが豊富。職人による手仕事からなされる温かみがあり、かつ洗練されたアイテムは料理家をはじめ著名人にもファンが多数。
保温後のご飯でも感動的に美味しくなる「白木小判弁当箱」

今回私が購入したのは、『柴田慶信商店』の定番商品・白木小判弁当箱。こちらは無塗装の「白木仕上げ」だそうで、木本来の吸湿性、通気性のおかげでご飯がぱさつかずべとつかず、ベストな状態に保たれる、というお弁当箱。「本当か……?」と思いながら、いつものように保温数時間後のご飯をお弁当箱に入れて昼食で開いてみると……。「あれ、さっき炊いたご飯?」と思えるかのようなツヤツヤのご飯がそこに。それだけでお昼の時間が嬉しくなる上に、箱を開くと天然杉の上品でほのかな香りがふわっと香ってくるんです。
使い方は簡単! 軽くぬらして詰めるだけ

職人の手仕事が光る洗練かつ温かみのあるフォルムのおかげで、残りもののおかずを詰めただけでもなんだか素敵に見える気がする……。使い方は、まずごはんやおかずを詰める前にお弁当全体を軽く濡らして、乾いた布などで軽く拭くという前準備をすること。それ以外は普通のお弁当箱となんら変わらないのにこのご飯のおいしさは魔法なのでは……? と何度使っても新鮮に驚きます。その上、おかずの汁気もいい感じに吸ってくれるらしく、私はいつも写真のようにレタスを敷いたりするのですが、わざわざ仕切りのおかずカップなどを入れる必要もないんです!
「おひつ」としても使えるらしい!

こちらはポップアップ中に柴田さんに教えてもらったのですが、余りそうなご飯をこの弁当箱に入れておくとおひつのようにも使えるとのこと。この機能は我が家では大活躍。ちょっと余りそうだけど捨てるのな……という「微妙残量ご飯」。こちらを入れておくと炊き立てとはまた違う、もっちり白米のおいしさが濃縮されたような白飯をまた楽しめるんです。
乾かす時は「立てる」のがコツ

仕様後は40~50℃くらいのお湯でさっと洗い、汚れが気になるところはクエン酸で磨くように洗います。その「ひと手間」かけている感がまたなんだかいい。大事に使えば10年以上は余裕で使えるそう。また傷んできたら漆塗りを施しまた次世代につなげていく、という使い方もできるのだそう。大人としてひとつのものを長く、そして楽しく使っていけるのもいいですよね。
こちらも柴田さんから教えてもらったのですが、乾かす時はこのように立てておくとより効率的に乾かすことができるらしいです。

お弁当ひとつで、毎日のお昼満足度は180°変わる! を身をもって体感している昨今。お弁当箱を探しているBAILA世代のみなさんにぜひおすすめしたい名品です!

























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