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ヴァンクリーフ & アーペルの夢見心地な時計の世界にようこそ。

ヴァンクリーフ&アーペルといえば、憧れのジュエリーブランドだけど、ストーリーのある時計も素晴らしいって知っていましたか? 毎年SIHHというジュネーブで開かれる高級時計展示会では、ブランドそれぞれの最高峰の新作が発表されるんですが、今回、日本でもお披露目ということで見に行ってきました。ヴァンクリーフ&アーペルの時計の最大の特徴は、「物語のある複雑時計」。機能の素晴らしさだけでなく、けして大きくない時計の中に、凝縮されたストーリーが展開されているんです。
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壁画のツバメや空の景色がが時計とリンクしているんです。
今回は、時計の素晴らしさだけでなく、アートとのコラボレーションで楽しむ趣向となっていました。時計の背景にあるのは、現代アーティストの福井篤さんによる壁画。この展示会のために、2週間籠って製作されたアートは、時計の世界観と絶妙なバランスで、ファンタジックなヴァンクリーフ&アーペルの魅力をさらに盛り上げます。
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福井篤さんによる壁画の全貌は、こんな感じ。旅するような気分になれます。
まるで、ひと時の清涼剤のような空間です。この壁画は、今回のためにだけに製作され、2週間後には消されてしまうのだそう。なんてもったいない! その儚さが、とびきりの贅沢な気持ちにさせます。絵を眺めるのも楽しく、時計にぐぐっと寄って見るのも、と興味がつきません。
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雲間から現れた鳥の翼の先が時間を示します。
そして、ぐっと寄った時計がこちら。可愛いでしょう。ヴァンクリーフ&アーペルならではの夢のある世界です。青空には鳥や蝶が軽やかに舞っていて、それによって時刻が記されるという複雑機構。機械を作る人たちの発想力の豊かさにうならされます。しかも、この時計には楽しいしかけも!
色違いで3羽、見られましたか? 通常は、1羽の蝶が分を表しているので、すべてを一度に見ることはできないそう。そこで、わざわざ見られるような仕掛けを施しているのだとか。ひとときの、お楽しみに優雅な気分になれそうです。
からくり時計のような機構のものだけでなく、とびきりの美しさで魅了する時計もありました。福井さんの夕暮れ時の空のような美しい絵画とともに飾られていたのは、ダイヤモンドが輝く時計です。
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夕暮れを思わせる絵とともにダイヤモンドウォッチが展示。
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ダイヤモンドのきらめきは、さすがヴァンクリ!
ハイジュエラーならではの最高品質のダイヤモンドが、美しくセッティングされた女性用のこの時計。よく見ると異なるカッティングのダイヤモンドが使われているんです。さりげなく、すごいことをやってのける。ヴァンクリーフ&アーペルの矜持といったところでしょうか。繊細かつゴージャスな魅力にあふれた1本は、お着物姿の女性にも似合いそうです。
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妖精が蓮の花が咲く水面に足をつけて休憩中。
時計のフェイスがキャンバスとなった、アートそのものの1本も。ダイヤモンドの顔をしたフェアリーが水面に足をつけ、その波紋まで描かれています。蓮の花の鮮やかなピンク色もきれい。そして空に浮かぶ太陽の影が水に映っている。夜の時間帯には夜空に月が浮かんで、水面に黄色い月が映るんだそう。う〜ん。もはや時計ではなく、劇場。小さなフェイスの中にストーリーが語られていますね。コレクターがいるのも頷けます。
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部屋に飾りたくなる絵画も素敵でした。
ちなみに、今回の福井篤さんによるアートで、個人的に思わず欲しくなってしまったのが、こちらの絵。疲れて帰ったときに、こんな絵を眺めるだけで、気持ちがリフレッシュできそうな気がしませんか? 福井篤さんのアートは、普段は小山登美夫アートギャラリーで取り扱っているそうです。一度見に行ってみようかなあ。(副編ナカディ)

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