クローゼット改造企画が毎度大人気のスタイリスト吉村友希さん。本当に好な服だけを大切に着倒すための収納術とお手入れ方法を聞きました。「どこにしまったか忘れる」「つい同じ服ばかり手に取ってしまう」という人は必見!
スタイリスト
吉村友希さん
BAILAのほか、多くの女性誌や広告、カタログで活躍中の人気スタイリスト。ベーシックアイテムを軸に、トレンド感をほどよく加味したリアルなスタイリングにファンも多い。的確な視点と丁寧なカウンセリングで読者のリアルワードローブを見直す「クローゼット改造」企画も毎回大人気!
毎朝、着る前に必ずスチーム
「外出する1時間前には起きて、その日着る服にスチームをかけるのが日課。シワがあると一日気分が落ちるからというのもあるのですが、服ときちんと向き合うことができるのでシミや傷みを早めに発見できるというメリットも」(吉村さん・以下同)
「マワハンガー」で統一
「愛用歴7年以上の『マワハンガー』はスタイリッシュなデザインはもちろん、衣類をかけても滑りにくく、省スペース化できるスリムな形が魅力的。自宅のクローゼットの色に合わせて、ハンガーをすべて白で統一することで見た目もすっきり!」
左から右へ、軽いもの→重いもの
「仕事では、リースしたアイテムをこの順番で並べるとそれぞれのアイテムが埋もれず全体を見渡すことができるので、自宅のクローゼットでも同じようにしています。コーディネートが作りやすくなり、ワードローブの偏りもひと目でわかります」
エコバッグは「チャコリ」のトートに
「ミニサイズのバッグが好きなので、出かけるときはいつもエコバッグとダブル持ち。海外で買ったりお土産でもらったりと、どんどん増えていくエコバッグはハリのある帆布生地のトートに二つ折りにして収納。かさばらないように気をつけています」
ジュエリーは「無印良品」のトレーに
「ジュエリーは2段式の引き出しにアイテム別に収納しているのですが、使う頻度が高いものは取り出しやすいように手前に並べるようにしています。『無印良品』で買ったベロア地の仕切りトレーはバリエが複数あり様々な組み合わせができるので便利」
引き出しに“しまい込まない”
「ハンガーにかけるとのびてしまうニット類はたたんで収納します。その際、引き出しにしまい込んでしまうと、手持ちをすぐ把握できず“あの服はどこ?”と悩むことに。中身が見えるボックスに重ねて、いつでも自分の目が行き届くようにしています」
愛用の洗剤は「LIVRER YOKOHAMA」
「もちろん自己責任で(笑)、“手洗いOK”の表示がある服は洗濯機の手洗いコースで洗います。ネットに入れて素材に合わせた専用の洗剤を使って。衣類に優しいものは汚れがあまり落ちない気がしていたけれど、こちらは洗浄力もあるのがお気に入り」
シューズボックスにはチェキを貼って
「メインで履く靴は玄関のシューズラックに、それ以外は1足ずつ市販のシューズボックスに入れて収納しています。靴はチェキで撮影をして箱に貼っておくと入れ替えをするときに迷いません。汚れがついても目立ちにくいように黒のボックスを選択」
撮影/須藤敬一(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/YUMBOU〈ilumini.〉 取材・原文/野崎久実子 ※この特集で紹介しているアイテムはすべて吉村さんの私物です。 ※BAILA2022年9月号掲載