ほんのり懐かしさを感じさせる「デニムスカート」が、この夏、気になるトレンドとして舞い戻ってきた。大人らしく取り入れるためのアイテム選びと着こなし術を、大人気スタイリスト百々千晴さんがナビ! 今回はフレアシルエットのデニムスカートをご紹介。
フレアシルエットならテクニックいらずでカジュアル上手に
「もともとデニムパンツがカジュアルすぎて苦手な方には、スカートらしい甘さがあるフレアシルエットがおすすめです。一枚で華やかに着こなせる上、デニムらしいカジュアル要素も簡単に取り入れられるはず。ワンツーコーデが多くなる夏にかけて重宝する予感」(百々千晴さん)
インディゴのフレアなら、気負わないのにレディなまま!
「動きのあるマキシ丈のフレアデニムスカートは、トップスをコンパクトにまとめてメリハリを意識して。夏先は今季トレンドのレイヤードスタイルではじめて、暑さが盛り上がってきたらアメスリなどを合わせても可愛い!」。子ども見えを避けるために、ベーシックなインディゴを選ぶのが◎。スカート¥17600/ゲストリスト(ヘルシーデニム) ベスト¥41800/マディソンブルー Tシャツ¥7480/シンゾーン ルミネ有楽町店(ザ シンゾーン) バッグ¥132000/3.1 フィリップ リム ジャパン(3.1 フィリップ リム) 靴¥143000/ロンハーマン(フランチェスコ ルッソ)
デニムのセットアップも、スカートならこなれつつもなじみやすい
七分丈や裾のフレンジディテールは可愛らしさもあるけれど、立体的で上品なシルエットが大人だからこそ似合う絶妙な一着。「同シリーズのデニムジャケットを合わせて、おしゃれ上級のセットアップスタイルに。リサイクルコットンを使用したサステナブルな生地だから、環境に配慮できるのも嬉しい」。スカート¥45100・ジャケット¥58300/ロンハーマン(ユニオン ランチ) 中に着たTシャツ¥4950/リーバイ・ストラウス ジャパン(リーバイスⓇ) ネックレス¥10230/デミルクス ビームス 新宿(ジュール クチュール) 靴¥33000/クルーズ ショールーム(ヒューン)
スタイリスト
百々千晴さん
どど ちはる●シンプルでありながら、絶妙なバランスを極めたスタイリングが圧倒的支持を集める。自身のブランド「THE SHISHIKUI」や、飾らない人柄が垣間見られるYouTubeチャンネル「DODOTUBE」も大人気。
「デニムパンツは毎年人気ですが、今年は多くのブランドでデニムのスカートを見かけました。バイラ世代はデニムスカートの流行を一度経験しているからこそ、懐かしくどこかヤボったい印象を持つ方もいるかもしれません。大人らしく着こなす最大のポイントは、合わせるアイテムをシンプルにすること。デニムスカートを主役に、ほかは引き立て役に徹して」(百々千晴さん)
撮影/土屋文護〈TRON〉 ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/百々千晴 モデル/emma ※BAILA2024年6月号掲載